オプション工事なら「オプション工事ドットコム」

【太陽光発電】しつこい訪問販売会社の断り方!狙われやすい家の特徴

この記事は約12分で読めます。

太陽光発電の購入する際は、購入方法として訪問販売があります。ただし、訪問販売の場合、消費者が怪しい業者の見極めが難しくうっかり契約してしまうケースも少なくありません。

一概に訪問販売会社が悪いということは言えませんが、消費者が騙される状況にならないように、対処法は知っておいた方が良いでしょう。

本記事では、太陽光発電の訪問販売会社から購入しても大丈夫?なのか?判断できるように、訪問販売会社が来た時の注意点、しつこいセールスの断り方などを解説していきます。

太陽光発電の訪問販売会社が来た=太陽光発電に向いている家かも?

太陽光発電の訪問販売業者がターゲットにしやすい家は、太陽光発電システムに向いている家であると考えることもできます。
なぜならば、太陽光発電システムが向いている家、つまり、設置条件のメリットが揃っている家の方が、セールスする際に消費者が購入したくなるような話術で誘導しやすくなるからです。

では、太陽光発電に向いている家の特徴とは、具体的にどんな点があるのか?ポイントを3つ確認しておきましょう。

※太陽光発電に向いている家
  • 屋根の条件が最適である
  • 建物の築年数が10年以内である
  • 設置する家の周辺に障害物がない

屋根の条件が最適である

太陽光発電を導入する際は、太陽光パネルを設置する屋根の条件が、導入後の効果に大きく影響します。

主に、太陽光パネルの方角、屋根の形状、屋根面積などについて、最適な条件を揃えると発電効率が高く導入効果を上げることができます。

太陽光パネルの方角

一般的に、太陽光パネルの傾斜20〜30度が理想的で、方角は南向きがベストです。もし南向きが確保できない場合は、東西に向けてなるべく発電量が得やすい位置に設置すると良いでしょう。

また、北向きの方角は、発電効率が悪く、設置後に近隣住宅に反射トラブルが起きやすいためおすすめしません。

屋根の形状

太陽光パネルをのせる屋根の形状によって、パネルを配置するスペースが限られます。

太陽光発電に向いている屋根の形状は、切妻屋根、南向きの片流れ屋根、架台を設置した場合の陸屋根などがおすすめです。

屋根の面積

太陽光発電に必要な面積は、目安として1kWあたり10〜15平方メートルです。

1平方メートルで0.1kWの容量の太陽光パネルを設置できます。

住宅用太陽発電で主流となる容量5kWの場合、必要な面積は、50〜75平方メートルになります。

建物の築年数が10年以内である

太陽光発電を設置する際は、住宅の築年数が10年以内の場合は、屋根リフォームが不要なケースが多くなるため、すぐに設備を導入できるメリットがあります。

太陽光発電の寿命は約20〜30年と言われていますので、築年数が10年以上の建物を補修せずに設置した場合は、利用している期間に屋根の劣化などによって不具合が生じる場合もあります。

したがって、利用している期間に太陽光発電を取り外すことが想定されるような古い建物に対しては、訪問販売業者は避ける傾向にあります。

設置する家の周辺に障害物がない

太陽光発電を設置する際に自宅周辺に障害物がある場合は、「日射量」と「日照時間」に大きく影響します。

近隣の障害物による影の影響がある場合は、障害物の方角や高さを確認して太陽光パネルの傾斜を考慮するなど、導入前に確認が必要です。また、現在、影による影響がなくても、将来的に周辺地域に建設ビル計画の予定がある場合は、事前に調べておくことが必要です。

以上のように、太陽光発電の最適な条件が揃っている家は、訪問販売業者がセールスしやすい条件が揃っているということになります。

では、もし太陽光発電の訪問販売会社がセールスに来た時、どのような対応をしたらよいのか? とっさの訪問にうまく対応できるように準備しておきましょう。

太陽光発電の訪問販売会社が来たときの注意点

太陽光発電の訪問販売会社が来た際に、消費者側の興味や関心度によって対応は変ってきます。 もし、太陽光発電システムを将来的に導入しようと考えている消費者の方の場合は、訪問販売業者との距離感をしっかり取って話を聞くことをおすすめします。

では、訪問販売のウソの見破り方や悪と業者の特徴を確認しておきましょう。

※太陽光発電の訪問販売業者の手口
  • 資料や名刺を置いていかない
  • いい加減な見積書を提示する
  • 不正な割引きサービスを提示する
  • メリットばかり言う
  • 買わないと損する
  • 義務化となっている

資料や名刺を置いていかない

訪問販売業者が太陽光発電の資料名刺などを置いて行かない場合は、要注意です。

また来ますと言って、資料等を持ち帰るのは、後からウソがばれないように証拠を残さないようにするためです。

いい加減な見積書を提示する

悪質な訪問販売会社の場合、見積書がいい加減なケースが多くなります。見積書に書かれていない項目について後からトラブルになることもあります。

一般的に、太陽光発電を導入する際は、複数社の会社から見積もりを取って比較することが、良い業者選びのポイントです。

悪徳業者は、内容を曖昧にして良いところだけを提示してくるため、見積書の内容は正しく判断する必要があります。

不正な割引きサービスを提示する

〇日までに購入すると安くなります。とか、モニター価格になります。工事費無料です。などの営業トークを聞いたら要注意です。

期限付きで割引するなど、消費者の購買意欲を煽るような手法には気をつけましょう。

メリットばかり言う

太陽光発電のメリットばかり話す訪問販売には気をつけましょう。

太陽光発電は、電気代の節約や売電できるなどメリットがありますが、反面、初期費用が高いことやメンテナンスが必要など、デメリットな面もたくさんあります。

もし、訪問販売業者から話を聞く場合は、デメリットについて質問してみると良いでしょう。

買わないと損をする

太陽光発電は高額な買い物になりますので、あわてて購入する必要はありません

訪問販売業者の手口は、消費者が早く買わないと損をするような話術で誘導してくるのが上手です。

太陽光発電は、設置してお得になる家庭と、そうでない家庭と両方の場合があります。

たまたま訪問してきた業者に言われたからと言って、即決せずに正しい情報を得てから決めても十分間に合います。

義務化となっている

太陽光発電は、住宅用10KW未満の設備は、メンテナンスの義務化となっていますが、設置義務ののルールについては、2023年4月現在、東京都・京都市・川崎市の3都市のみとなっています。

その他の地域に関しては設置義務はありません。今後、義務化となる可能性もありますので、導入する自治体の最新情報は確認が必要です。

したがって、太陽光発電は設置義務があるというセールスは、消費者を煽る話術に過ぎないということです。

 

以上のように、太陽光発電の訪問販売会社の特徴を知って、騙されないように対処法を準備しておきましょう。

参考として、悪徳な訪問販売会社の特徴を以下にまとめておきます。

  • 工事費用が高額すぎる
  • 工事費用が無料といわれる
  • 初期費用以外はかからない
  • 補助金がでる
  • 儲かる話をもちかける
  • モニター商法で買わされる
  • 発電量シュミレーションはできない
  • 1つのメーカーだけを売る
  • 仮契約をさせらる
  • 蓄電池もセットで買わされる

しつこい太陽光発電の訪問販売会社の断り方

訪問販売業者は突然、家にやってくるため、とっさの判断ができなくてうっかり契約してしまったケースも少なくありません。

そこで、事前に注意しておきたい点について確認しておきましょう。

  • 訪問販売業者を家にいれない
  • 太陽光発電について知っておく

訪問販売業者を家にいれない

しつこい訪問販売業者を断るのが不得意な方は、はじめから無視するようにしましょう。

営業マンと対面して話を聞き始めてしまうと、なかなか中断するのが難しくなります。

インターホン越しで断るとか、玄関前に「セールスお断り」を貼っておくことなど、直接、対面しないような工夫をすることをおすすめします。

太陽光発電について知っておく

訪問販売業者の話のウソを見抜くには、太陽光発電の基礎知識を知っておくと良いでしょう。  何がウソなのか?判断することができるようになります。

事前に、太陽光発電システムの費用相場や、売電(FIT制度)のしくみ、電気代の節約になる理由、メンテナンスの方法やメーカー保証など、基本となる情報は理解しておいた方がおすすめです。

太陽光発電の訪問販売 トークで契約してしまったら

もし、訪問販売で契約してしまったら、クーリングオフ制度を利用すると良いでしょう。

太陽光発電の訪問販売においては、クーリングオフが適用されます。

クーリングオフは、訪問販売や電話勧誘販売などからのセールスで、一般消費者が契約した後でも、一定の期間中であれば契約を破棄できる仕組みです。

訪問販売のクーリングオフ制度のルールは以下のようになっています。

  • 契約してから8日間以内であれば、書面または電子メールの送付等によって、契約の解除(クーリング・オフ)ができます。
  • クーリング・オフ制度では、訪問販売業者は、消費者に対して損害賠償や違約金の請求はできません。
  • 商品の引き取り費用は、訪問販売業者の負担になります。
  • クーリング・オフの通知については、証拠を残しておくことが推奨されています。郵便の場合は「特定記録郵便」または「簡易書留」。電子メールの場合は、履歴の保存。
    webサイトのクーリング・オフ専用フォームの場合は、画面のスクリーンショットを残しておくと良いでしょう。
  • クーリングオフの手続きの方法については、訪問販売業者に文書またはメールで契約解除の意思を通知します。書面に契約した販売業者名、契約年月日、自分の連絡先などの情報と、支払いをしている場合は、返金希望額と振込先口座も記入します。
    自分だけでは不安な場合は、消費生活センターに相談しましょう。

なお、クーリングオフが適用されるのは、訪問販売や電話勧誘など販売業者と消費者が直接契約をした場合に限ります。自分で施工業者に申し込んだ場合は対象外になる場合もあります。

太陽光発電を訪問販売会社から買って良いのか?

そもそも、太陽光発電を訪問販売会社を通して購入しても良いのか?判断するためにポイントを確認しておきましょう。

※訪問販売会社の判断ポイント
  • 価格が高くなる
  • 悪徳業者の場合もある
  • 販売業者のペースになってしまう
  • アフターサービスがない

価格が高くなる

訪問販売会社を通して太陽光発電を購入する場合は、相場よりも高くなります。
なぜならば、訪問販売会社の利益やセールスマンの歩合給や営業活動の費用などが上乗
せされるからです。

したがって、価格が高く、騙される可能性の高い訪問販売会社は、利用価値があるのか?判断する必要があります。

悪徳業者の場合もある

訪問販売や通信販売等などによる消費者トラブルを防ぐために「特定商取引法」のルールが設けられています。

「特定商取引法」では、訪問販売業者に対して以下の規制を取り決めています。

  • 氏名等の明示の義務付
  • 不当な勧誘行為の禁止
  • 広告規制
  • 書面交付義務

以上の規制に反した場合、悪徳業者である可能性が高いため、太陽光発電で訪問販売会社を利用する際は、法律の内容についても確認しておくと良いでしょう。

販売業者のペースになってしまう

訪問販売業者の特徴は、消費者の購買意欲を高める話術を持っていることです。
いくら、断りたくても断りにくくなるようなペースを作るのが上手です。

ただし、よく考え直してみましょう。太陽光発電は20年以上長期的に利用する設備です。しかも高額で、導入効果を高めるためには、さまざまな要素を総合的に考えて準備する必要があります。

もし、太陽光発電の導入をするならば、実績や経験のある専門会社を通して、正しい情報を確認しながら進めていくことをおすすめします。

アフターサービスがない

訪問販売会社から購入した場合は、アフターサービスは受けられないケースもあります。
太陽光発電は、維持管理のためにメンテナンスが必要なため、導入後もアフターサービスしてもらえる業者を選んだ方がよいでしょう。

基本的には、購入するメーカーの保証内容について確認し、もし修理や交換が必要となった場合、どのような対応をしてもらえるのか?対象条件を知っておく必要があります。

訪問販売会社の場合、保証を付けていないこともあるため、要注意です。

太陽光発電システムに関わる相談窓口

経済産業省・資源エネルギー庁は、太陽光発電に関するトラブル防止のために、以下の相談窓口を推奨しています。

太陽光発電システムに関わるトラブルが発生した際は、公的な窓口を利用して解決することをおすすめします。

  • 販売業者の不正確な説明についての相談:(一社)太陽光発電協会
  • 迷惑な勧誘に付いての相談:(独)国民生活センター
  • 施工に関わる相談:(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター
    PV施工技術者制度運営センター
  • 契約・解除に関わる相談:JPEA代行申請センター
  • 消費者トラブル相談:消費者ホットライン

まとめ

太陽光発電システムを訪問販売から購入する場合、通常よりも価格が高くなるため、あえて急いで購入する必要は無いと言えるでしょう。

もし、太陽光発電で訪問販売会社を利用する場合は、デメリットに繋がる可能性が高くなるため、慎重に対応することが必要です。

なお、訪問販売会社と契約してから解約したい場合は、クーリングオフ制度を使って、手続きを行うことも可能です。

太陽光発電は、長い期間利用するシステムです。導入前の準備として訪問販売会社の対処法を知って、良い業者を選ぶ際の参考にすると良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました