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太陽光発電の設置業者選びのポイントと怪しいセールス手法をチェック!

この記事は約11分で読めます。

太陽光発電の導入に伴い、悪質業者の被害も増加しています。被害にあった人の傾向として太陽光発電について知識不足だったので騙されてしまった、訪問販売が強引で買ってしまったなどのケースが多くあります。
そこで本記事では、太陽光発電の設置業者を選ぶポイントと、怪しい業者に騙されないように悪質業者の手口や手法について解説していきます。

太陽光発電の設置業者選びの重要性

太陽光発電を導入する際に、設置業者選びは重要なポイントとなります。安心して任せられる業者を選ばないと「後悔した」という失敗例の原因にもなってしまいます。

太陽光発電で後悔した人の例をあげてみると…
・費用相場を調べずに契約して、相場以上の金額になってしまった。
・屋根の状態をチェックせずに施工したので、雨漏りが発生している。
・設置の方角が適切でないため、近隣反射トラブルが発生している。
・施工業者が倒産して連絡が取れず、アフターフォローがしてもらえない。
・自宅に適さない蓄電池を、悪質訪問販売業者から購入してしまった。

このように、適切な設置業者を選ばないと、費用が高くなってしまったり、設置後の不具合に対応できなくなってしまったり、結果、太陽光発電を最適に利用することもできなくなってしまいます。

太陽光発電を導入する際は、設置業者で失敗しないためのポイントを抑えておくことをおすすめします。

太陽光発電の設置業者選びで失敗しない為には?

では、具体的に、どのようなことに気をつければ、良い設置業者を選ぶことができるのか?解説していきます。

設置業者選びで失敗しないポイント
・販売から工事まで対応している設置業者を選ぶ
・取り扱いメーカーが複数社ある設置業者を選ぶ
・施工実績のある信頼度で設置業者を選ぶ
・施工ID資格を持っている設置業者を選ぶ
・アフターフォローやサポート体制のある設置業者を選ぶ
・事前点検や現場調査は充実している設置業者を選ぶ
設置業者を見極めるためのポイント
・設置業者を決める前に屋根チェックをする
・設置業者を決める前に太陽光発電のシュミレーションをする

設置業者選びで失敗しないポイント

太陽光発電システムは、難しい専門分野が含まれますが、設置業者に依存してお任せしてしまうと後で後悔する場合も十分ありえます。わからない分野だからこそ、丸投げではなく適切な方法で設置業者を選ぶようにしましょう。

販売から工事まで対応している設置業者を選ぶ

太陽光発電の導入にあたって、製品の販売から工事まで一括して請け負っている設置業者の方が、自社製品なので責任を持って取り付け工事を行ってくれます。
一方、製品の販売だけで工事は外注である業者の場合は、担当以外の工事なので最後まで丁寧に行ってもらえないこともあります。
太陽光発電を最適に利用できるためには、専門分野のアドバイスが大きく参考になるため、
製品を購入するところから、自宅の設置条件のシュミレーションに合わせて適切な工事を行ってもらえることが重要となります。

取り扱いメーカーが複数社ある設置業者を選ぶ

太陽光発電は、複数のメーカーを比較した方が選ぶ基準がわかりやすくなるため、太陽光発電のメーカーを複数社取り扱っている業者を選ぶことをおすすめいたします。
後から後悔しないように複数の見積書を比較して検討しましょう。

複数の見積書で見るポイントは、合計金額だけでなく設備機器の価格も比較して、値引きができるか?工事費用やサポートサービスなどは含まれているか?など、細かくチェックすると良いでしょう。工事費用が安くても、他の設備が高くなっていたりすることもありますので、全体のバランスをよく確認しましょう。

施工実績のある信頼度で設置業者を選ぶ

まったく知らない設備業者を選ぶ際に、施工実績や経験が判断基準のひとつになります。
当然、実績例が多ければ、技術的な安定と信頼度は高くなります。

実績数が極めて少ない業者や、実績例を公表していない業者は避けた方が良いでしょう。
また、良い設置業者を選ぶには、保証制度があるかないかは確認が必要です。設置業者の不手際でトラブルが起こった場合のリスクについて、工事依頼する前に説明を受けておくことをおすすめいたします。

施工ID資格を持っている設置業者を選ぶ

施工IDとは、太陽光発電の販売m工事請け負う際に各メーカーが付与する資格です。施工IDは、研修に参加して実技試験や座学に参加することで合格証を得ることができます。

例えば、東芝だったら東芝の施工IDを、シャープだったらシャープの施工IDを取得すれば、それぞれのメーカーごとに太陽光発電の工事をすることができます。また、太陽光発電の工事には、電気工事士の資格を保有していることも必要です。

太陽光発電工事で怪しい業者を見分ける方法として施工TDをチェックすると良いでしょう。

アフターフォローやサポート体制のある設置業者を選ぶ

太陽光発電は導入前のシュミレーションや準備も大事ですが、施工後のアフターフォローも必要です。施工後に、製品の故障や屋根の不具合、太陽光発電の導入効果などに問題が生じた場合に対応してくれる窓口が必要です。
設備のメンテナンス、定期検査や点検を責任をもって行ってくれる設置業者を選びましょう

また、太陽光発電のトラブルには、台風での破損や土砂崩れや地震による損傷など、予期せず災害による問題も発生します。災害時の保証があるのか?など、事前に相談しておくことをおすすめします。

事前点検や現場調査は充実している設置業者を選ぶ

太陽光発電の設置する際は、設置業者が事前に現場調査を行い、設置場所に合わせた施工方法について確認することが一般的です。現場調査を行わず見積もり書が提示された場合は、適切な価格ではない可能性が高くなります。
現場調査では、日照の状況、屋根の状態、電気系統等の確認などを行い、太陽光発電を住宅に設置できるかどうか判断する重要な工程となります。また現場調査では、購入者の立会いが必要となるため、所要時間およそ1、2時間は、しっかり見届けるようにしましょう。

設置業者を見極めるためのポイント

良い設置業者を選ぶためには、業者を選定する前に太陽光発電の情報を収集したり、ご自宅の立地条件や設置条件などを細かく確認しておくとよいでしょう。
良い設置業者を見極めるためには、まずは自宅の状態について把握しておくことが必要です。

設置業者を決める前に屋根チェックをする

太陽光発電の導入効果を高めるためには、屋根の状態は事前の点検が必要です。
設置業者に屋根に上ってもらって点検する方が安全で楽な方法ですが、中には悪徳業者である場合もありますので、できればご自宅の誰かが屋根の点検をする方が確実でしょう。
屋根の上の点検となりますので、危険ではない範囲で検査できることが’理想的です。

設置業者を決める前に太陽光発電のシュミレーションをする

設置業者に相談や打ち合わせするにも、事前に太陽光発電を設置したらどのような効果があるか?事前にデータを収集しておく方が良いでしょう。
太陽光発電のシュミレーションは、webサイト上で具体的に地域や設置条件を入力して結果を得ることができます。
設置業者に相談する際に、提示できる内容があった方がコミュニケーションが取りやすく、
設置業者選びで判断しやすくなるでしょう。

怪しい太陽光発電の業者に騙されない為に…

太陽光発電は、残念ながら十分な知識がないと騙されるケースも多く発生しています。
特に訪問販売などで家まで来て説明されると、つい購入してしまったという方もいます。
そこで、詐欺の手口や手法を知って悪質業者に騙されないための対策を考えていきましょう。

詐欺ケースのパターン
・工事費用が高額すぎる
・工事費用が無料といわれる
・初期費用以外はかからない
・補助金がでる
・儲かる話をもちかける
・モニター商法で買わされる
・発電量シュミレーションはできない
・1つのメーカーだけを売る
・仮契約をさせらる
・蓄電池もセットで買わされる

工事費用が高額すぎる

工事費用に余計な費用を上乗せして高額な請求をしてくるケースがあります。太陽光発電の施工は専門的なので、一般消費者に知識がないことを逆手に取った悪質な手法です。
工事費用ついては、自分で調べたり見積もりを複数社から取り寄せて比較すれば、相場がだいたいわかってくるため、事前の下調べは、悪質業者から騙されないための対策になります。

工事費用が無料といわれる

工事費用が無料ですと最初は言っておいて、あとから追加費用で結果、高額になるケースがあります。慈善事業ではないので、工事費無料で太陽光発電を設置できることは考えない方がよいでしょう。

太陽光発電の導入費は、設備費用+工事費用+維持費になります。
とくに安さを売りにセールスしてくる設置業者には要注意です。

初期費用以外はかからない

太陽光発電を設置する場合は、初期費用だけでなく、設置後も定期的なメンテナンスが必要です。住宅用太陽光発電のメンテナンスは法律で義務化されていますので、太陽光発電の効果を維持するためにもメンテナンス費用などランニングコストがかかることになります。

保守点検は、導入したら1年後に、その後は少なくとも4年に1度はメンテナンスが必要になります。
「初期費用以外は一切かかりません」「メンテナンス不要です」というセールストークには要注意です。

補助金がでる

太陽光発電に補助金を出していた期間もありましたが、2014年より補助金制度は終了しています。国が推進している支援事業で、太陽光発電の補助金を受けられる可能性はありますが、現在は補助金制度の開始は未定となっています。
「国から補助金がでるから費用のことは気にしなくても大丈夫ですよ」といった手口には乗らないように注意しましょう。

儲かる話をもちかける

太陽光発電は一定の売電収入を得られますが、適切なシュミレーションをしないと、必ず収入になるというわけでもありません。また、年々、買取価格が下落している現状を踏まえて計画的に考える必要があります。
太陽光発電で元を取るには、【売電収入 +電気代削減額】が【設備購入費 +メンテナンス費 】よりも上回ることが必要です。太陽光発電で利益を出すためには、長期的な計画で考えることが必要です。
悪徳業者が軽々しく「儲かる話」をもちかけてくるのは、要注意です。

モニター商法で買わされる

「モニター特別価格」「キャンペーン価格」など特別価格でセールスしてくる業者には気をつけましょう。モニター価格でいかにもお得であるかのように装って、実際は相場よりも高額で請求されることになります。
今購入すればお得だからとか、今を逃したら損をするという、「今」を協調してセールスしてくる場合は、いったん時間を置いて自分でリサーチしてからの方が、冷静に向き合うことができるようになります。

発電量シュミレーションはできない

太陽光発電を導入する場合は、自宅の条件にあった製品を選ぶことが重要です。そのためには、発電量のシュミレーションをして、なるべく最適な条件で設置することが理想的です。
しかし、悪質業者の場合、発電量のシュミレーションはできないとか、明確な数値をだせないなど、曖昧にして騙そうとします。また、実際の発電量に上乗せした発電シミュレーションを見せて騙す手口もあります。
太陽光発電で重要な発電量について誤魔化そうとする業者は要注意です。

1つのメーカーだけを売る

悪質業者に良くあるパターンで、売りたい製品やメーカー1つだけをセールスしてくることがあります。特に訪問販売で1つのメーカーだけの話を聞いていると、比較できない分、騙されやすくなることもあります。

太陽光発電を選ぶ場合は、複数社から見積もりを取って比較検討することが重要です。

仮契約をさせらる

太陽光発電の訪問販売で、しつこい勧誘で契約してしまった、仮契約と言って契約書を書かせられた等、本意でない契約をしてしまったトラブルが多くなっています。
もし、契約したあとに破棄したい場合には、あわてずにクーリングオフの手続きをしましょう。

太陽光発電は、8日以内ならクーリングオフの対象になります。

詳しい内容は、消費者生活センターなどに問い合わせて確認することをおすすめいたします。

蓄電池もセットで買わされる

太陽光発電の導入効果を高めるためには、蓄電池の購入も検討することが必要です。ただし、蓄電池の設置は義務ではないので、必要に応じて購入できる設備です。
悪徳業者の中には、蓄電池がないと利用できない、蓄電池があれば儲かるなどのセールスをしてくることもあり、強引な蓄電池訪問販売のトラブルが増えています。

蓄電池を導入することはメリットも多く、利用方法によっては費用効果も期待できますが、
実際に必要であれば、騙しの手口はハッキリ断って、よく調べてから購入を検討することをおすすめいたします。

怪しいと感じたらクーリングオフ

太陽光発電を訪問販売する際は、クーリングオフが適用されます。
クーリングオフは、訪問販売や電話勧誘販売などからのセールスで、一般消費者が契約した後でも、一定の期間中であれば契約を破棄できる仕組みです。

太陽光発電は、8日以内ならクーリングオフの対象になります。

クーリングオフ期間内であれば、書面で消費者側から一方的に申し込みの撤回と契約を破棄することができます。また、販売会社は、申込みの撤回に伴う損害賠償や違約金の支払いを消費者に対して請求することができません。

以上は、訪問販売における契約の申込みの撤回等(特定商取引法第9条1項)に規定されています。

クーリングオフの手続きの方法は、販売業者に文書(はがき)で契約解除の意思を通知します。トラブル防止のために書留郵便で送付すると良いでしょう。
書面に契約した販売業者名、契約年月日、自分の連絡先などの情報と、支払いをしている場合は、返金希望額と振込先口座も記入します。
自分だけでは不安な場合は、消費生活センターに相談しましょう。

なお、クーリングオフが適用されるのは、訪問販売や電話勧誘など販売業者と消費者が直接契約をした場合に限ります。自分で施工業者に申し込んだ場合は対象外になる場合もあります。

まとめ

太陽光発電を導入する際は、良い設置業者に依頼できるように選ぶポイントを抑えておくことが必要です。また、悪質業者の手口や手法を知ってトラブル防止に役立てましょう。
悪質業者のパターンは、安い、儲かる、今がお得、など一般消費者が気になるキーワードを投げてくるので、そのペースに乗らないことが大事です。

騙されないためには、その場ですぐ契約をしないで、いったんは断って自分で太陽光発電について調べるなど、導入前の準備をすることをおすすめします。

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