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東芝とパナソニックで迷っている人【必見】住宅用太陽光発電比較

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太陽光発電システムを導入する際に、特に悩むのがメーカー選びではないでしょうか。
製品選びでは、性能と価格のバランス、評判などから判断してできるだけ導入効果を得たいですよね。

今回紹介する「東芝」と「パナソニック」は、いずれも高性能な製品を提供しているネームバリューのある太陽光発電メーカーです。

本記事では、太陽光発電パネルメーカーで国内シェアランキングの上位を占める「東芝」と「パナソニック」の製品について比較して解説していきます。

【太陽光発電】東芝/パナソニックの特徴と性能を比較

住宅用太陽光発電メーカーを選ぶ際は、太陽光パネルの耐久性や変換効率、製品の保証内容、サイズなどを比較ポイントとして確認しましょう。

発電量がどれくらい得られるのか?自然災害による耐久性は大丈夫か?設置後の故障やトラブルに対応してもらえる期間は?自宅屋根の面積に配置できるサイズのパネルがあるか?等
製品を選ぶ判断材料を踏まえて、メーカーの特徴について調べておきましょう。

では、具体的に「東芝」と「パナソニック」の特徴と性能について確認していきましょう。

【太陽光発電】東芝の特徴と性能

画像参照元:東芝

東芝の太陽光発電システムでは、世界ナンバーワンの高変換効率で定評のある製品を提供しています。海外の太陽光発電システムの主要メーカー※「サンパワー社」の太陽光発電パネルを採用しています。

※サンパワー:1985年シリコンバレーで設立されたアメリカ拠点の太陽電池メーカー。 表面に電極のないバックコンタクト構造を採用しています。 太陽光を効果的に吸収し変換効率が高いのが特徴です。バックコンタクト方式による効果は、発電効率が1~3%ほど高くなり、耐久性についても腐食や衝撃にも強くなっています。

【太陽光発電】東芝のおすすめポイント

  • 安定した発電効率と出力の高さが特徴的な単結晶シリコンを採用しています。
  • パネル表面の汚れがたまりにくい「水切り加工」を採用。発電量低下の原因になる汚れの蓄積を防止する仕様になっています。
  • 変換効率を高めるために※PERC 構造を採用しています。
※PERC 構造:パッシベーション膜という絶縁体によりセル裏面をコーティングし、絶縁体層が光を反射することで変換効率を向上させます。

※東芝 住宅用太陽光発電総合カタログより

品番 変換効率 公称最大出力 外形寸法 価格(税込)
XLM108-415X 21.25% 415W 1722×1134×30mm 301,290円
XLM72-275SC 20.30% 275W 1760×768×30mm 199,650円
XLM120-380L 20.90% 380W 1755×1038×35mm

275,880円

【太陽光発電】東芝の保証内容

東芝の住宅用太陽光発電システムは、設置後の製品不具合や出力低下などに備えて

製品保証出力保証が付いています。保証期間内であれば無償で対応します。

  • 製品保証12年:設計もしくは製造不良などに対して修理または 代替モジュールの提供を行っています。
  • ・出力保証25年:太陽電池モジュール出力が規定値よりも下回る場合に、代替モジュールの提供などを行っています。

なお、保証期間内でも以下の場合は保証対象外となります。

  • 施工不良による製品の劣化
  • 不適当な維持管理による製品の劣化
  • 火災事故によるトラブル
  • 落雷や雪害など自然災害による故障
  • 保証書が提示できない

など他、メーカーで規定された対象外の項目については、購入の際に事前に確認しましょう。

東芝のハイブリッド蓄電池システム

東芝の太陽光パネルと連携できる設備については、ハイブリッド蓄電池システムがおすすめです。

太陽光発電システムの導入する際は、最初は太陽光発電とハイブリッドパワーコンディショナ―を設置し、数年後に蓄電池を後付けで設置するプランが可能なので、家族が増えたりライフスタイルが変わっても随時対応して利用できます。

ハイブリッド蓄電池システム:
ハイブリッドパワーコンディショナーと蓄電池システムがセットになった製品です。
ハイブリッドパワーコンディショナーは、変換効率97.0%と高く、蓄電容量も5〜 30kWh まで拡張することができます。蓄電池システムは奥行き15cm のコンパクトサイズでデザイン性も良く。省エネスペースに設置可能です。

蓄電池の機能には、電気料金を節約するモードや電力会社より買う電気量を減らすモードがあり、停電しても自動的に自立運転モードに切り替わるので、停電になった場合でも蓄電池システムがあればスマホや家電を使うこともできます。

ハイブリッド蓄電システムの製品保証は10年でさらに、有償で保証期間を15年間に延長できます。

東芝の太陽光発電システムを導入する際は、太陽光パネル以外の連携機器についても比較検討しましょう。

【太陽光発電】東芝の価格とコストパフォーマンス

東芝の太陽光パネルは高性能なので、その分、初期費用は高額になります。多少価格が高くなっても性能にこだわりたい方におすすめの製品が揃っています。

一方、太陽光発電を導入するならば、コスパ重視で初期費用を抑えたい方には、他メーカーで検討した方が良いかもしれません。

もし、東芝の太陽光発電を選んだ場合は、同じ製品でも設置業者によって工事費や設置後のサポートなどで費用が変わってくるため、業者選びも重要です。

【太陽光発電】パナソニックの特徴と性能

画像参照元:パナソニック

パナソニックの太陽光発電システムは、発電量と保証内容がトップクラスの製品を提供しています。業界をリードしてきた40年以上の実績と歴史ある太陽光発電メーカーです。

パナソニックは2022年度以降、太陽光パネルの生産からは撤退していますが、国内外への販売やサポートは継続して行っています。

【太陽光発電】パナソニックのおすすめポイント

  • 太陽光の強さが変化したり光の弱い曇りの日でも、効率よく発電します。
  • 設置スペースが少なくても、十分な発電量を作れる太陽光パネルです。標準タイプに加えて、ハーフタイプと台形タイプのパネルを屋根面積に合わせて有効活用できます。
  • 超大型の台風(風速60メートル)にも対応可能な耐久性を備えています。
  • 太陽光発電に特化した施工知識と技術を持つ全国約4000店「PV施工登録店」が、屋根の形や材質にあわせ取付可能な工法で対応します。
  • パナソニックは、22021年度中に太陽光パネルの自社生産から撤退していますので、現在は生産委託での太陽光発電システムの販売を行っています。パワーコンディショナーや蓄電池の自社工場生産は継続されています。

※パナソニック 住宅用太陽光発電総合カタログより

品番 変換効率 公称最大出力 外形寸法 価格(税込)
VBM240FJ01N 20.00% 240W 1542×780×35mm 205,700円
VBM120FJ02N 19.00% 120W 810×780×35mm 88,000円
VBM375EJ01N 20.30% 375W 1765×1048×35mm 322,300円
VBM300EJ02N 20.10% 300W 1424×1048×35mm 257,400円
VBM250EJ03N 20.00% 250W 1765×709×高さ35m) 214,500円

【太陽光発電】パナソニックの保証内容

パナソニックでは、無料保証が業界トップクラスで充実しています。他のメーカーに比べて、無償の保証期間が長くなっています。

一般的に、太陽光発電は設置から10年前後で元が取れる住宅設備と言われているため、製品保証15年付きであれば、保証期間中に初期費用回収できる計算になります。

  • 製品保証15年:※周辺機器も機器瑕疵保証15年(無償)が付いています。※周辺機器:パワーコンディショナ―、接続箱、標準架台
  • 出力保証25年:長期間しっかり発電できるモジュール保証25年(無償)に設定されています。

パナソニックの住宅用 蓄電システム

パナソニックの太陽光パネルと連携できる設備については、創蓄連携システムがおすすめです。 創蓄連携システムは、太陽光発電と蓄電池を効率良く連携させて電気を使うことができます。

創蓄連携システム:
太陽光でつくった電気を蓄電池と電気自動車へ同時に充放電できる「V2H蓄電システム eneplat」や家族構成やライフスタイルの変化に合わせて蓄電池を選べて増やすことができる「住宅用創蓄連携システムS+」など、太陽光発電システムに連携できる商品を選ぶことができます。
蓄電容量については、スリムなデザインでコンパクトな小容量「3.5kWh」から大容量「12.6kWh」まで、業界最多バリエーションが提供されています。

創蓄連携システムS+の製品保証については、蓄電池ユニット10年間「出力保証」が含まれています。パワーステーション本体15年間、トランスユニット15年となっています。

パナソニックの太陽光発電システムを導入する際は、太陽光パネル以外の連携機器についても比較検討しましょう。

【太陽光発電】パナソニックの価格とコストパフォーマンス

パナソニックの太陽光パネルは以前と比べて購入しやすい価格になってきています。

ただし、Qセルズやカナディアンソーラー等の同じような性能の製品と比較すると、パナソニックの方が価格が高めに設定されています。

低価格な製品を重視する方にはおすすめできませんが、高性能で保証内容が手厚いことなど、パナソニック製品の魅力を重視する方には選ばれるメーカーとなるでしょう。

【東芝/パナソニック】太陽光発電の評判や口コミ

家庭用太陽光発電のメーカーランキング&満足度・費用対効果調査によりますと、東芝が1位、2位京セラ、3位パナソニック、4位シャープ、5位三菱の順位となっています。

各メーカーが選ばれる理由として、発電効率の高く、かつ国産メーカーパネルの方が満足度が高いという結果となっています。

東芝の太陽光発電の口コミ・評判では、「東芝は変換効率が一番ということが導入の決め手となりました。」「東芝の太陽光は曇りの日でもしっかり発電しているので選んで良かった」など、特に発電効率の高さに定評があるようです。

一方、「太陽光パネルが海外メーカー米国サンパワー社製なので、信頼度に不安がある」などの口コミもあります。

パナソニックの太陽光発電の口コミ・評判では、「狭小住宅で小さい屋根面積でも発電効率が高いパナソニックのパネルを選びました」「パナソニックは価格が高めだけど保証期間が無償でモジュール25年保証が付いているので長く使えるので安心です。」等、設置スペースに順応できることや保証期間の充実度について定評があるようです。

一方、「設置後、発電量が落ちているけれどパワコンにエラー表示出てないのでメーカーに故障が認められない」などの口コミもあります。

太陽光メーカー選びと設置業者選び

「東芝」と「パナソニック」いずれも人気競争が継続するほど、両社ともに人気が高くほぼ変わらない顧客ニーズがあります。
では、いずれかを選択する際のポイントとして、太陽光発電メーカーの製品選びをする際に、設置業者選びも重要となります。
設置業者の施工品質や導入前のアドバイスなどが、設置後の効果にも影響するということがあります。
太陽光発電システムの導入では、設置する屋根の条件や面積、日射量、地域性などによって、適している機種を選ぶことが重要です。したがって、信頼のできる設置業者を選んで、ご自宅に適したメーカーを推奨してもらうと良いでしょう。

その他おすすめの太陽光パネルメーカー

「東芝」と「パナソニック」以外の太陽光発電、国内・海外のおすすめメーカー、シェアランキング上位の製品、これから注目のメーカーなどについて紹介いたします。

・シャープ:シャープの製品は、発電量の高い「ブラックソーラー」の使用や、多様な形状の屋根に対応できるパネルなどが特徴的です。
・ロンジ:世界市場での出荷量が2020〜2021年上半期連続で1位を獲得。日本の国内シェアも拡大し、低価格で高性能なメーカーとして注目されています。
・カナディアンソーラー:低価格でモジュール出力保証25年、モジュール製品保証15年、システム保証15年と保証内容が手厚いので安心して導入することができます。
・Qセルズ:世界市場で大量生産しているため、太陽光発電パネルを低コストで導入できます。
・長州産業:発電時と送電時の電力ロスをより抑えて、紫外線を可視光に変換し発電効率をアップさせるなど、従来の製品と比較して性能が高くなっています。
・京セラ:京セラの太陽光発電システムは、京セラ製太陽電池モジュールの高い技術と長期的に信頼のおける製品を提供している実績があります。
・ネクストエナジー:国内メーカーではありますが、低価格なので、初期費用を抑えたい方に人気があります。
・DMMエナジー:太陽光発電システムのみの場合と太陽光発電システムと蓄電池がセットの場合では、価格が異なります。蓄電池セットになると低価格で購入できるメリットがあります。
・ソーラーフロンティア:太陽光発電パネルはシリコン系が主流ですが、ソーラーフロンティアでは、独自開発した高性能のCIS太陽電池を利用した太陽光発電パネルが特徴的です。

まとめ

「東芝」と「パナソニック」を比較した場合、いずれも導入実績が豊富で高性能な太陽光パネルを提供しているメーカーです。

価格は、両社ほぼ同じくらいになっていますので、各メーカーが販売している機種の仕様を確認して、屋根サイズや保証期間、発電効率などが自宅の設置条件に適しているか?検討すると良いでしょう。また、太陽光パネル以外の製品についても合わせて比較しましょう。

加えて、設置場所や条件にあった製品メーカーについて相談やアドバイスを提供してくれる設置業者を選ぶことをおすすめします。

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