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【太陽光発電】パナソニックの蓄電池の特徴とその他おすすめのメーカー

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パナソニックの蓄電池は、太陽光パネルとの相性が良く、充実した保証内容や安全性の高いことが特徴的です。

業界をリードしてきた40年以上の実績と歴史ある太陽光発電メーカーなので、蓄電池を選ぶ際に安心しておすすめできるメーカーです。

そこで、本記事では、パナソニックの蓄電池の特徴、価格や保証期間、メリット・デメリットについて解説します。

また、パナソニック以外のおすすめ蓄電池メーカーも合わせてご紹介しますので、比較検討する際にお役立てください。

パナソニックの蓄電池の特徴

では、パナソニックの蓄電池について、特徴を解説していきます。

  • 効率良く稼働する「創蓄連携システム」
  • 設置しやすい「リチウムイオン蓄電システム」
  • 暮らしに合わせた3つの運転モード
  • 安全性と信頼度が高い
  • 安心の長期保証付き

効率良く稼働する「創蓄連携システム」

「創蓄連携システム」                                                    太陽光パネルと蓄電池に必要な2つのパワーコンディショナーを1つの パワーステーションに一体化して、発電した電気を効率良く蓄電池に貯めて利用できるシステムです。

「創蓄連携システム」の主な特徴は、太陽光パネルからパワーコンディショナーへ電力を送る際に変換ロスが少ないので、発電した電気を有効利用することができることです。

また、連携したシステムが稼働することで、太陽光パネルで発電できない夜や悪天候時にも電器を使うことができます。

また、停電時でも蓄電池に貯めておいた電気を使えるので、災害対策に備えて安心です。

※停電時に使える時間の目安/消費電力200Wの場合
  • 蓄電容量3.5kWh:12時間以上
  • 蓄電量量5.6kWh:16時間以上
  • 蓄電容量6.3kWh:18時間以上

さらに、「創蓄連携システム」の設置場所については、屋外型のパワーステーションS+、または室内の省スペースに納まる屋側用蓄電池ユニットなど、自宅の設置スペースに合った機種を選ぶことができます。

設置しやすい「リチウムイオン蓄電システム」

アダプターなしで充電できるUSBコンセント付きで、太陽光発電を設置していない家庭でも利用できる蓄電池システムです。
導入できる用途は、家庭用または、移動が可能なオフィス用としても利用が可能です。

「リチウムイオン蓄電システム」の主な特徴は、タイマー機能を搭載しているので、電気料金の安い深夜に充電できるようになっています。

また、設置場所に困らないコンパクトサイズで、移動キャスター付きなので引っ越しにも対応しやすく設計されています。

蓄電池システムを設定する際に電源の場所が限られたり、レイアウト変更に対応できないなどの問題は無くなります。

「リチウムイオン蓄電池システム」の仕様は、1500VAの高出力、3.5kWhの蓄電容量を備えているので停電時にも利用することができます。

なお、「リチウムイオン蓄電池システム」で停電時に使用できる家電と時間の目安については、 消費電力合計200Wの場合で、以下の家電が約13時間使用することができます。

  • 冷蔵庫(30W)×1台
  • LED照明(35W)×2台
  • 液晶テレビ(26W)×1台
  • スマ―トフォン(7.5W)×4台
  • 扇風機(40W)×1台

さらに、震度6強レベルの地震でも転倒しない高い耐震性を備えています。

他には、蓄電池の珍しい商品としてリチウムイオン蓄電池で「壁掛けタイプ」もあります。   設置スペースがないご家庭では、壁にかけられて見た目もスッキリとしたデザインになっているのでおすすめです。

壁掛け用蓄電池の容量は1kWh停電時に使える時間は、消費電力量200Wの場合で  約3.5時間稼働することができます

暮らしに合わせた3つの運転モード

パナソニックの蓄電池は、ご家庭のライフスタイルに合わせて3つの運転モードから選ぶことができます。

  • 電力の自家消費を目指す「環境モード」
  • 電気代を削減する「経済モード」
  • 非常時に備える「蓄電モード」

3つの運転モードを切り替えることで、自家消費する場合や余剰電力を売電する場合など、状況に合わせて設定できる機能になっています。

運転モードの切り替えは、パワーステーションS+のリモコンから操作ができます。

安全性と信頼度が高い

パナソニックは、長い年月をかけて信頼性・安全性を追求してきた実績があります。

遡って1931年、乾電池の自社生産をスタートし、1975年の研究開始から40年以上太陽光発電の開発に携わってきました。
1997年には太陽光モジュールHITの発売を開始、2011年からは、蓄電池システムの販売、以降、パワーコンディショナー一体型の蓄電池システムを業界初で発売スタートし、  太陽光発電の業界をリードしてきた実績と経験があります。

また、パナソニックは、安全性の高さでも信頼できるメーカーです。

パナソニックの安全設計の基本は、                            +安全性能を装備した「リチウムイオン電池」                    +安全保護機能を備えた「蓄電池」                           +常時電池の状態を管理する「システム」                        以上、3つの要素です。                                 これらを基準に利用者の安全を最優先した製品を提供しています。

安心の長期保証付き

パナソニックは業界トップクラスの長期保証が付いています。

保証内容によって、利用中の故障に対して修理・交換費用が無料になる場合もありますので、製品購入前にしっかりチェックすることが必要です。

なお、保証には申請手続きが必要になりますので、製品の保証書は大切に保管しておくようにしましょう。

機器瑕疵:15年保証(無償)

製造上の不具合が発見された場合、無料で修理対応しています。

<対象製品>住宅用創蓄連携システム パワーステーション/200Vトランスユニット

蓄電池ユニット:10年保証(無償)

保証期間内に製造上の不具合が発見された場合や、蓄電容量が規定を下回った場合に無料で修理対応しています。

<対象製品>蓄電池ユニット

蓄電池ユニット:15年保証(有償)

保証期間内に製造上の不具合が発見された場合や、蓄電容量が規定を下回った場合、保証期間内のメンテナンス点検に無料で対応しています。

<対象製品>蓄電池ユニット

なお、15年有償保証の申し込みには別途費用が必要です。

※創蓄連携システムの保証費用
  • 蓄電容量3.5kWhの場合:44,275円(税込)
  • 蓄電容量5.6kWhの場合:54,450円(税込)
  • 蓄電容量6.3kWhの場合:60,500円(税込)
  • 蓄電容量7.0kWhの場合:66,495円(税込)
  • 蓄電容量9.1kWhの場合:71,995円(税込)
  • 蓄電容量9.8kWhの場合:77,000円(税込)

蓄電システム:10年保証(無償)

保証期間内に製造上の瑕疵により動作を行わなくなった場合や蓄電容量が規定値まで低下した場合に無料で修理対応しています。

<対象製品>リチウムイオン蓄電システム
※リチウムイオン蓄電システムは、「点検お知らせ」機能が付いているので表示を確認したら、点検依頼を早めに手配するようにしましょう。

蓄電盤:10年保証(無償)

保証期間内に製造上の不具合が発見された場合や蓄電容量が規定を下回った場合に無料で修理対応しています。

<対象製品>リチウムイオン蓄電盤

さらに台風や落雷など自然災害による損害に対して「自然災害補償」が受けられます。
地震、津波、噴火等、補償については対象外となる場合もありますので、購入時に販売会社に確認しましょう。

パナソニックの蓄電池の価格について


パナソニック蓄電池の価格は、販売会社によって異なりますので、複数社より見積もりを取ってから比較検討するようにしましょう。

以下は、パナソニックwebカタログによる参考価格となります。

「住宅用」創蓄連携システムの価格

  • 蓄電容量3.5kWh:2,254,100円(税込)
  • 蓄電量量5.6kWh:2,168,100円(税込)
  • 蓄電容量6.3kWh:3,136,100円(税込)

リチウムイオン蓄電システムの価格

LJSF35:1,595,000円(税込)

壁掛けタイプ蓄電池の価格

LJ-SJ10 A:503,800円(税込)

パナソニック蓄電池のメリット・デメリット

パナソニックの蓄電池のメリットは、太陽光発電との組み合わせができる機種が多いので、   ご家庭の用途に合わせて自由に選ぶことができることです。

これから太陽光発電システムと蓄電池の同時設置を検討されている方は、パナソニックの「創蓄連携システム」がおすすめです。

また、パナソニックの蓄電池は、自動切り替えに設定しておくと、自動で「自立運転モード」に切り替わるので、停電になっても約5秒後には電気が使えるようになります。

他にも、停電中の電気使用時間の残量が一目で確認することができる便利機能も付いています。

一方、パナソニック蓄電池のデメリットについては、初期費用が高くなることです。
ただし、初期費用を抑えるために補助金制度を利用すれば、費用負担も減ってお求めやすくなります。
パナソニックのホームページより、蓄電池の補助金について検索できます。

パナソニック以外におすすめの蓄電池メーカー


では、蓄電池を選ぶ際に比較検討できるように、パナソニック以外の蓄電池メーカーについて紹介していきます。

※蓄電池メーカー
  • ニチコン
  • シャープ
  • 長州産業
  • オムロン
  • 京セラ
  • 伊藤忠商事
  • HUAWEI(ファーウェイ)
  • テスラ
  • ジンコソーラー

ニチコン蓄電池の特徴

  • 太陽光発電・蓄電池・V2Hを一体化したトライブリッド蓄電システムを採用
  • 16.6kWhの蓄電池は業界トップクラス
  • 設置場所に困らない
  • 価格は高い
種類 ハイブリッド型/単機能型/ポータブル/トライブリッド蓄電システム
容量 2.0kWh~16.6kWh
保証 15年

シャープ蓄電池の特徴

  • 消費電力量や設置場所に合わせて選べる
  • AIによる制御で、自家消費率アップや停電対策機能が付いている
  • スマホアプリで安心の見守りサービスが利用できる
種類 ハイブリッド型
容量 4.2kWh~13kWh
保証 15年間有償または10年無償

長州産業の蓄電池の特徴

  • 人気製品は、9.8kWhハイブリッド型蓄電池
  • 屋内設置の蓄電池を多く採用している
  • 停電時200V機器にも対応できる
  • 充実した保証と万全のサポート体制がある
種類 ハイブリッド型/単機能型
容量 6.5kWh~16.4kWh
保証 15年

オムロン蓄電池の特徴

  • コスパが良い
  • 世界最小クラスの蓄電池がある
  • 設置場所に困らない
  • 重塩害地域に対応できる
種類 ハイブリッド型/単機能型
容量 4.2kWh~16.4kWh
保証 15年

京セラ蓄電池の特徴

  • 蓄電容量12.0kWhは、家庭用蓄電池でトップクラス
  • 大容量だけど薄型・小型の本体サイズ
  • 停電時に連続最大47時間電気が使える
  • 寿命が長く安全性が高い
  • 価格が安い
種類 単機能型
容量 5kWh~15kWh
保証 15年、リモコンに5年、自然災害は10年保証

伊藤忠商事の蓄電池の特徴

  • 9.8kWhの大容量
  • 停電時200V機器にも対応できる
  • AI機能が搭載されている
  • 単機能型で価格が安い
  • 初期費用0円で導入できる料金プランがある
種類 単機能型
容量 13.16kWh、9.8kWh
保証 10年

HUAWEI(ファーウェイ)蓄電池の特徴

  • 蓄電容量に合わせて3種類から選べる
  • 価格が安い
  • 3つの運転モードがある
  • 最大変換効率98%
  • 安全性が高い
種類 ハイブリッド型
容量 5kWh,10kWh,15kWh
保証 10年

テスラ蓄電池の特徴

  • 耐久性が高い
  • 価格が安い
  • スマホと連携して管理ができる
  • 13.5kwh、200vに対応
種類 単機能型
容量 13.5kWh
保証 10年

ジンコソーラー蓄電池の特徴

  • 全負荷型で200V対応
  • 最大12.2kWhの大容量蓄電池
  • 4種類の運転モードがある
  • 高品質なリン酸鉄系・リチウムイオン電池を採用
  • サイクル回数12,000回寿命が長い
種類 ハイブリッド型
容量 6kWh、9kWh、12 kWh
保証 15年

蓄電池の耐用年数と長持ちさせるコツ

では、蓄電池を長く使うためのコツについて解説します。以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • 法定耐用年数
  • 寿命
  • サイクル回数
  • 蓄電池後の取り扱い方

蓄電池の法定耐用年数

蓄電池の法定耐用年数6年です。この法定耐用年数は、あくまでも税法上の耐用年数となり、実際に使用できる年数とは異なります。税務上、蓄電池を使い続けて価値がなくなるまでの年数が 6年と考えておくと良いでしょう。

蓄電池の法定耐用年数は6年ですが、実際の使用できる年数については、蓄電池の設置条件、使用頻度やメンテナンス状態によって異なります。

したがって、適切な維持管理ができれば蓄電池の寿命を伸ばし劣化を防ぐことも可能です。

蓄電池の寿命

蓄電池の寿命は電池の種類によって異なります。

  • リチウムイオン電池:10年〜20年
  • ナトリウム硫黄電池:15年
  • 鉛蓄電池:3~15年
  • ニッケル水素電池:5年

メーカー保証期間も10年〜15年くらいの製品が多く、蓄電池を維持管理する上で目安にすると良いでしょう。

蓄電池のサイクル回数

サイクル回数とは、蓄電池をフル充電してから充電切れになるまでを1サイクルとして、使用期間中に繰り返して充電した回数です。

設置する家庭の使用状況や、蓄電池の容量などによってサイクル回数は異なり、これらによって寿命の長さが変動することになります。

リチウムイオン電池のサイクル回数は、メーカーや機種によって異なりますが、
一般的な目安として4,000〜8,000サイクルくらい。                  長寿命タイプで、およそ8000〜12000サイクル以上の機種もあります。

蓄電池の取り扱い方

蓄電池を長持ちさせるコツは、法定耐用年数、寿命、サイクル回数の目安を基準に、普段の取り扱い方について以下のポイントに注意するようにしましょう。

  • 蓄電池の設置環境は、高温多湿を避けて風通しの良い場所を選びましょう。
  • 過充電・過放電は、蓄電池の寿命を縮める要因となるので注意しましょう。
  • 太陽光パネルと同じメーカーである必要はありませんが、蓄電池との連携ができる対応機種であることを確認しましょう。
  • 蓄電池の保守や点検などのメンテナンスの状態によっても、寿命は変わってきますので、日常点検を行いましょう。

まとめ

パナソニックの蓄電池は、太陽光パネルと連携できる「創蓄連携システム」を導入すると、発電した電気を効率良く利用することができます。また、停電時にも素早く対応できるので災害対策にも備えることができます。
なお、初期費用はそれなりに高額になりますので、補助金制度を利用すると費用負担を減らすことができます。
また、蓄電池の容量については、ご家庭のライフスタイルに合せて最適な大きさの機器で検討しましょう。

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