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新築で太陽光発電の導入を迷う人へ‥メリット・デメリットを知ればもう迷わない!

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節電効果や売電収入を見込んで、太陽光発電を新築時に取り入れる方が増えています。
太陽光発電については賛否両論があり、太陽光発電を設置しておいてよかった!と満足している方と、失敗した!と後悔した方と両方の意見があるので迷うのも仕方ありませんね。

では、そのモヤモヤを解消するためには、まずは、太陽光発電の導入のメリット・デメリットを知ることから始めましょう。

本記事では、太陽光発電をつけてよかったとなるために、または後悔したとならないために、メリットとデメリットを解説していきます。

つけてよかった!太陽光発電のメリット

太陽光発電ををつけてよかったと満足している方は、それなりに導入メリットがあって、デメリットにならないような方法を取っているはずです。

太陽光発電は、設置する建物の立地条件や屋根の形、天候による発電率など、その他いろいろな条件の組み合わせによって、かかる費用や導入効果も変わってきます。

なので、太陽光発電についての賛否両論は参考程度にして、つけてよかった!と満足するためには、各家庭ごとに独自のシュミレーションをしておくことが必要です。

太陽光発電をつけて良いのかどうかは、独自のシュミレーションをすれば、迷っている原因も解消することができます。

太陽光発電のメリットは?

太陽光発電のメリットは主に以下の7つのポイントがあげられます。

太陽光発電のメリット
  • 電気代が安くなる
  • 売電収入が増える
  • メンテナンス費用が抑えられる
  • 災害時でも電気を使える
  • 夏は涼しく冬は暖かくなる
  • エコキュートと併用で節約できる
  • 蓄電池とセットでさらにお得になる

太陽光発電を導入するには高額な初期費用がかかるため、導入後にはそれなりの費用効果を見込んでから、設置するかしないか検討すると良いでしょう。

電気代が安くなる

電気会社から購入する電気使用量が減るので電気代が安くなる効果があります。
太陽光発電は、いわば自給自足の電力なので、システムの初期費用とランニングコスト以外は電気代は発生しません。

電気代が年々値上がりしているので、太陽光発電を取り入れることも一つの節約術となります。
節約効果をもたらすためには、導入前にしっかり発電量のシュミレーションをして、費用効果を数値ではっきり理解しておくと良いでしょう。

ただし、このシュミレーションは、毎日の天候によって左右されることは想定しておくことが必要です。雨 や曇りに日光が当たらない日は当然、発電量も減ります。

太陽光発電で大きな費用効果を期待したばかりにそれほどでもなかったとならにように、
具体的なシュミレーションをしてから導入することを検討すると良いでしょう。

売電収入が増える

売電収入とは、太陽光発電で余った電力を電力会社へ売って得られる収入です。
太陽光発電で作った電力は、貯めておくことができないので、自家消費できない余剰電力は電力会社が買い取るという仕組みがあります。
この仕組みを利用して余剰電力で収入を得るというのが、太陽光発電のメリットのひとつになっています。

実際の売電収入は、各家庭の余剰電力によって異なり、太陽光発電システムを設置する規模や天候状況などによっても収益は変わってきます。

太陽光発電の売電収入を増やす方法は、発電効率のよいソーラーパネルを設置し、ソーラーパネルの数やサイズを考えて、パネルを設置する角度を最適化すれば、より効果的に発電量を確保できると言われています。

メンテナンス費用が抑えられる

太陽光発電の点検やメンテナンスについては、法律では最低4年に1回の定期点検を義務付けられています。

メンテナンス費用の相場は、およそ1回に1〜2万円程度になりますので、4年に1回の出費ならば負担も少なく、ランニングコストを抑えることができます。

メンテナンスが必要な理由は、太陽光発電のシステムの劣化を防ぐためです。メンテナンス不足で発電量が落ちてしまっては、節約効果も安全効果も期待できなくなってしまいます。

また、家庭でできる点検は日常的に行って、異常があった際は、専門の業者に相談した方がおすすめです。

非常時でも電気を使える

太陽光発電は、停電や災害時にも使うことができます。地震や台風などでライフラインが途絶えても、太陽光発電を有効活用することができます。

非常時の使い方は、停電になったら安全対策のために、太陽光発電システムのパワーコンディショナの運転を停止し、自立運転モードに切り替えると電気を使えるようになります。
停電が復旧したら自立運転モードを解除して通常モードで使用するようになります。

また、太陽光発電と蓄電池をセットで利用すると、停電時に貯めておいた電力を活用することも可能です。

夏は涼しく冬は暖かくなる

太陽光発電は費用効果だけでなく、快適さも確保することができます。
太陽光発電システムは、屋根の上にソーラーパネルを設置するので、パネル下の室温が快適になる効果があります。
太陽光発電を設置するとしないでは、部屋の温度差が2度〜5度くらい違うと言われています。
冬には屋根からの放射冷却が抑えられるので、屋根の温度が下がりにくくなり、夏は、屋根からの高温を防ぐ効果があります。
太陽光発電を取り入れることで、エアコンの電力使用量を減らして省エネ対策にも繋がるメリットがあります。

エコキュートと併用で節約できる

エコキュートと太陽光発電を併用すると、給湯にガスを使わないためオール電化に切り替えができるようになります。

昼間は太陽光発電で発電した電気を使って、夜間の電気料金が安いプランを使ってエコキュートでお湯を沸かすと光熱費を抑える効果があります。
また、タンクに沸かしたお湯を貯めておけば、非常時にも使えるメリットもあります。

蓄電池とセットでさらにお得になる

太陽光発電と電気を貯めることができる蓄電池をセットで活用すると、さらにメリットがあります。
蓄電器には、発電した電気を蓄えられるので、災害時や停電時に非常用電源としても活用できます。また、電気のやりくりをできるため普段使用する光熱費の削減にも繋がります。

つけて後悔した…太陽光発電のデメリット

では次に、太陽光発電のデメリットについて確認しておきましょう。
太陽光発電をつけて後悔した方の多くは、導入前にメリットばかりが先行してデメリットのことを考えていなかったということです。

太陽光発電のデメリットは?

太陽光発電のデメリットは主に以下の7つのポイントがあげられます

太陽光発電のデメリット
  • 正確なシュミレーションをする
  • 理想的な設置位置を知る
  • 複数のメーカーを比較して決める
  • 見積書をよく見る
  • 工事業者に注意する
  • 太陽光発電のkW単価を知る
  • メンテナンス費用も考えておく

正確なシュミレーションをする

発電量のシュミレーションを導入前にするかしないかで、導入効果が大きく変わります。

シュミレーションは、太陽光発電の設置条件から算出されるので、導入効果を数値から前もって予測することができます。
太陽光発電のシミュレーションをするには、製品メーカーや工事業者に相談する、またはwebサイトのツールを活用する等で検討することができます。

また、太陽光発電メーカーの相談窓口を利用すると、専門アドバイザーより情報を共有することができるので、購入前の疑問点を解消するためにもおすすめです。

理想的な設置位置を知る

太陽光発電の発電量は、天候やソ―ラーパネルを設置した場所や方角によっても変動します。

ソーラーパネルを理想的な位置に設置できるかできないかで、太陽光発電の導入がムダになることもあれば、うまく活用することもできます。

太陽光発電を設置する場合は、気候による影響を踏まえて、まず始めに自宅の屋根上で一番日光が当たりやすい方角に設置することが重要です。

複数のメーカーを比較して決める

太陽光発電の発電量は、各メーカーの提供している機種によっても異なりますので、できれば3社以上複数の見積もりを取って比較することをおすすめいたします。
後悔した人の中には、メーカー1社だけで決めてしまって失敗したという声もあります。

見積もりとシミュレーションの結果から、希望の購入価格と発電量が多い商品を選ぶことができれば、導入効果も期待できるでしょう。

見積書をよく見る

見積書の内容を確認する際は、総額費用を見てから内訳費用もしっかりチェックすることが必要です。見積書の内容に、製品価格と工事費用に加えて、アフターフォローやサポートも含まれているか確認しましょう。

また、値引き額に惑わされてうっかり見過ごしてしまうと、他の費用で上乗せしている場合もありますので、全体の費用バランスからもよく確認すると良いでしょう。

工事業者に注意する

工事業者によって、後から追加の工事費用を上乗せしてきたり、工事の技術が低かったりで後悔するケースもあります。

工事内容が専門的なので、最初はわからないまま工事業者に任せっきりにすると、結果、手抜き工事や、必要以上の費用が加算されたりすることもあります。
太陽光発電の工事では、実績がある信頼できる工事業者を選ぶことが必要です。

また、太陽光発電を設置する前に、屋根の点検から適切なアドバイスを受けられるように、工事業者に相談しておくと良いでしょう。

太陽光発電のkW単価を知る

kW単価とは、太陽光発電の容量1kWあたりの導入費用を示す価格です。

太陽光発電を購入する際は、見積書に記載されているkW単価について確認が必要です。

太陽光発電の価格は、必ずkW単価を基準に比較すると良いでしょう。

太陽光発電の総額 ÷ 発電量(kW)= kW単価

メンテナンス費用も考えておく

太陽光発電を設置する場合、メンテナンス費用も考えておく必要があります。

メンテナンスを怠れば設備故障の可能性が高くなります。太陽光発電の修理費用は安くはありませんので、故障する前に定期的なメンテナンスを計画的にして行くと良いでしょう。

また、日常的なメンテナンスとして、目で見てわかる点検は心がけておくと良いでしょう。もし異常を見つけた際は、自己解決しないで業者に相談した方がおすすめです。

太陽光発電導入時の注意点

太陽光発電を導入する際の注意点をまとめておきます。太陽光発電について迷わないための確認ポイントになります。

  • 太陽光発電を導入した場合の発電率をシュミレーションしておきましょう。
  • ご自宅の立地条件や屋根の形、方角を見直しましょう。
  • 複数社から見積もりを取って比較しましょう。
  • 工事業者は、実績のある信頼できる業者を選びましょう。
  • 工事を依頼する前に、屋根上の点検をしてから始めましょう。
  • 屋根の状態に合わせてリフォームの可否を検討しましょう。
  • 製品保証、工事保証の可否を確認しましょう。
  • 自然災害の対策を考えておきましょう。

後付けする際のメリット・デメリット

太陽光発電は、設置するタイミングが新築時と後付けでは、導入効果が異なります。
ここでは、後付けする際のメリット・デメリットについて解説していきます。

太陽光発電を新築時に設置した方が良いのか?後付けが良いのか?迷っている方は、
以下を確認すると良いでしょう。

後付けのメリット
  • 固定資産税がかからない
  • 時間をかけて導入できる
  • 工事業者の選択が広くなる
  • 屋根リフォームしてから設置できる

太陽光発電を後付けで設置した場合、固定資産税がかかりません。新築時に設置した場合は、固定資産税がかかります。

後付けで工事をする場合は、新築時のように他の住宅設備と一緒に施工計画を立てなくてもよいので、太陽光発電だけの工事計画をゆっくり考えることができます。

余裕を持って計画できるので複数社から製品を選んだり、工事業者の見積もりを取ったりできるので、比較して検討することができます。
また、ソーラーパネルを置く屋根の状態によっては、太陽光発電の工事前に屋根リフォームをすることもできます。

後付けのデメリット
  • 屋根の負担を考える
  • 屋根の形状にによって効率が変わる
  • 反射光のリスクがある
  • 住宅ローンが利用できない

後付けで工事をする場合は、新築時のように、屋根の状態を太陽光発電に合わせて設計することが難しくなります。既存の屋根について過重負担がないか?屋根の形や方角は大丈夫か?確認する必要があります。

設置位置については、太陽光発電で後悔した方の事例で、ソーラーパネルの反射光で近隣トラブルになったケースもあります。
太陽光発電の工事では、北方面に設置するとトラブルが発生しやすいため、設置方法については導入前に工事業者に相談してから始めるようにしましょう。

また、新築時に設置する際は住宅ローンに組み込むことができますが、後付けの場合は
住宅ローンが利用できないので、ソーラーローンで検討することになります。

まとめ

太陽光発電の導入メリットとデメリットについて解説しました。
太陽光発電は、導入効果があるかないかについて、事前にシュミレーションしておくことが必要です。太陽光発電についての知識不足は、導入効果に影響するため事前に情報を得ることをおすすめします。

また、他の家庭とは建物の立地条件や屋根の状態が全く異なるため、独自のシュミレーションが必要となります。

太陽光発電の導入について賛否両論がありますが、まずはご自宅の場合を基準に、専門知識のある工事業者や製品メーカーに相談しながら、効果的な利用方法を見つけていくと良いでしょう。

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