セキスイハイムは、ソーラー住宅販売において、新築・リフォームを含めて多くの実績がある住宅メーカーです。
安心の施工技術で消費者に満足のいくサービスを提供しています。
太陽光発電システムに併用する蓄電池システムについては、多彩なラインナップから選ぶことができます。蓄電池を後付けで検討している方にも対応しています。
本記事では、セキスイハイムの太陽光発電についてメリット・デメリット、導入の注意点、費用などを解説します。
加えて、太陽光発電を維持管理するために必要なメンテナンスの義務化についても抑えておきましょう。
セキスイハイムの太陽光発電はどんなもの?
セキスイハイムの太陽光発電の特徴については、以下のポイントがあげられます。
安心の国内メーカー太陽光パネル
セキスイハイムの太陽光発電は、1997年より太陽光発電搭載住宅の販売を開始してから2022年に至っては、約20万棟以上の販売実績を達成しています。
したがって、消費者からの信頼度や安心に繋がっています。
安心の15年長期保証
太陽光発電を導入した後は、適切な維持管理をするためにも製品の保証期間について確認が必要です。
万が一、故障や交換が必要となった場合は、保証内容によっては、無償で対応してもらうことができます。
セキスイハウスが提供している太陽パネルは、安心の15年保証となっています。購入するメーカーによって保証内容が異なりますので、事前に確認しましょう。
ハイムを熟知したセキスイによる安心施工
施工技術に関しては、太陽光パネルを乗せる屋根の形状が、フラット屋根や三角屋根にも設置可能で、専用固定金物を採用しているので安心して工事を任せることができます。
セキスイハイムの施工方法では、浸水リスクを回避するためにオリジナルのパネル取付金具
を採用しています。
したがって、太陽光パネル工事でよくある雨漏りの心配もなくなります。さらに、
既存の建物に重量のあるパネルを乗せることによる建物性能への影響も考慮して工事を行っています。
発電効率を上げる独自の取り組み
太陽光パネルの発電効率については、独自の取り組みを行っています
一般的にパネルの傾斜は30度が適しているとされていますが、セキスイハイムでは、全方向から受光可能なフラットルーフの特性を最も活かせる角度として設置角度を約10度に設定しているので、高い発電効率が得られるように施工を行っています。
品質保証の太陽光パネルを採用
セキスイハイムがリフォームで採用するのは、JIS規格により品質が担保された太陽光パネルです。
もちろん、太陽光パネルメーカー各社でもパネルの耐久性や耐候性は検証しているため品質は保証されています。
太陽光パネルのリフォーム後に、風、雪、地震などの外的要因が加わっても建物強度が独自で定めた基準以上に保てるかという検証と実証実験を採用時に行っています。
セキスイハイムの太陽光発電取り扱いメーカー
セキスイハイムの太陽光発電メーカーは、「シャープ」と「カネカ」を取り扱っています。
シャープの太陽光発電
シャープの太陽光パネルの主な特徴は、屋根サイズに合わせた設計が可能であることです。
太陽光パネルを設置する際は、屋根のサイズや形状によって設置できないケースもありますが、、シャープ製品の場合は、さまざまな屋根の条件に合う太陽光パネルを提供しているため、自由な設計で施工することが可能です。
住宅用太陽光発電システム[BLACKSOLAR ZERO]は、サイズ・形状が異なる4種類の太陽パネルを組み合わせて、様々な屋根形状に合わせて効率良く設置できる万能タイプの製品です。
[BLACKSOLAR ZERO]は、「令和4年度 新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞」を受賞し、今後の住宅用太陽光市場への普及と将来性が評価されています。
カネカの太陽光発電
太陽光パネルメーカーのカネカは、瓦一体型太陽光パネル「VISOLA」や複雑な屋根の形状に対応できる「SoltileX」、大容量の設置が可能な「GRANSOLA」など、消費者のニーズに合った製品を提供しています。
また、カネカの太陽光パネルの特徴は、ライフスタイルの変化や街の景観全体を大切にしたいというテーマを基に屋根との親和性、屋根の美しさを追求しています。
屋根と太陽光パネルの一体化で美しい住宅の景観を保つことが可能になります。
セキスイハイムの太陽光発電の価格相場
セキスイハイムの太陽光発電の価格相場は、おおよそ30〜45万円/kWとなっています。 一般の専門販売店の費用相場が20〜35万円/kWなので、セキスイハイムの方が高めに設定されています。
セキスイハイムの方が高い理由については、あくまでも住宅メーカーがメインであるため、太陽光発電の製品については在庫を抱えることができないため、コストを抑えることもできなくなっています。
また、セキスイハイムが取り扱っている「瓦一体型」の太陽光パネルは、単体の製品と比較すると価格が高めになっています。
セキスイハイムのパワーコンディショナーのメーカー
セキスイハウスのパワーコンディショナーのメーカーは、「シャープ」「京セラ」「ニチコン」を取り扱っています。
セキスイハイムの太陽光発電のメリット
セキスイハイムの太陽光発電を導入検討する際は、メリットについて確認しましょう。
- 電気代の節約になる
- 停電時に電気が使える
- 長期稼働で利用できる
- 顧客満足度が高い
- HEMS(スマートハイムナビ)が利用できる
電気代の節約になる
セキスイハイムの太陽光発電で作った電力は、昼間に使う自家消費分として賄われるので、今まで電力会社から購入していた電気量が減って電気代の節約に繋がります。
電気代の高騰に左右されず、電気を家庭で作って省エネな生活ができるようになります。
停電時に電気が使える
停電時や災害時に電源が使えなくなった場合に、太陽光発電で作った電気を非常用コンセントから確保することができます。
停電時に使用できる電力量については、接続するパワーコンディショナーの仕様によって異なりますが、通常では最大約1500Wまで使うことができます。
長期稼働で利用できる
セキスイハイムの太陽光発電で、30年以上経っても稼働し続けた事例があります。
1984年に稼働を開始した「京セラ社」の佐倉ソーラーセンターは、セキスイハイムで導入してから30年以上経過した後に出力低下はわずか13%の長期稼働を実証しています。
顧客満足度が高い
セキスイハイムの太陽光発電は、顧客満足度が高く評判の良いメーカーです。
セキスイハイムが行った顧客アンケートでは、「不満」の回答が約4%。一方で、全体の8割を超える方が「満足」と回答しています。
HEMS(スマートハイムナビ)が利用できる
HEMSと家電と連携することで外出先からスマホで確認・操作ができます。
エネルギー使用の一元管理ができて、電力の「見える化」で省エネをサポートしてくれます。
専用モニターやタブレットで部屋ごとや家電機器ごとの電気使用状況をリアルタイムで確認できるので、節電効果に最適です。
セキスイハイムの太陽光発電のデメリット
セキスイハイムの太陽光発電を導入検討する際は、デメリットについても確認しましょう。
- 取り扱いメーカーが限定されている
- 太陽光発電の専門メーカーではない
取り扱いメーカーが限定されている
セキスイハイムの太陽光発電は、取り扱いメーカーが限定されているため、決まった製品から選ぶようになります。
太陽光発電は、安くて良質な商品が増えてきているため、製品の選択が狭くなります。
太陽光発電の専門メーカーではない
セキスイハイムの営業担当者の中には、太陽光発電について知識が乏しい方もいらっしゃいます。
消費者側も、あまり詳しくない場合は、専門性の高い太陽光発電について納得しないうちに導入してしまうこともありがちです。
いずれにしても、太陽光発電は専門的な知識が必要であるため、導入前に基礎情報は理解しておいた方がおすすめです。
セキスイハイムの太陽光発電を利用する際のポイント
セキスイハイムの推奨している太陽光発電を賢く利用するポイントを解説します。
卒FIT後の利用法を考えておく
FIT適用期間が終了しても売電を継続できますが、買取価格が大幅に下がるため利用法について考えておく必要があります。
深夜の購入電力単価より安くなってしまうため、セキスイハイムの太陽光発電のメリットを活かすためには、賢く自家消費型で利用することも検討しましょう。
パワーコンディショナーの替え時を知る
パワコンの耐用年数は、一般的に10〜15年程度です。売電をしている場合は、10年後の卒FITを目安に、パワーコンディショナーの交換を検討しましょう。
パワーコンディショナーの機種については、太陽光パネルとの相性を考慮して、セキスイハイムの推奨する機種を選ぶと良いでしょう。
家電の使い方を工夫する
電力会社から購入する電力を減らして、なるべく太陽光発電で作った電力を使うように、家電の使い方を工夫しましょう。
例えば、深夜に使っていた家電を、タイマー設定などで日中に使うことで余った電気を有効活用したり、沸き上げ時間を調整できるエコキュートを活用して、お風呂のお湯を日中に沸き上げて、余った電気を有効活用するなど、家庭内での電気の使い方を見直すことも大切です。
蓄電池を利用して余剰電力を賢く使う
太陽光発電は、昼間に発電した電気をその日のうちに使うことはできますが、使いたい時に都合よく使用することはできません。
発電した電力を賢く賄うには、蓄電池を設置して、電気を貯めておくことが必要です。
蓄電池を設置することで、発電した電気を自家消費しやすくなり、余剰電力は売電して収入につなげることも可能です。
自動的に電力を蓄えられることで、無理なくラクに自給自足型の暮らしを目指すことができます。
セキスイハイムの蓄電池をチェック
セキスイハイムの蓄電池の導入を検討されている方は、メリットについて確認しておきましょう。
- 自家発電して昼間に余った電気を夜に使える
- 安い深夜電力も充電できる
- 夜間の停電時にも電気が使える
さらに、電気自動車をお持ちの方は、以下のメリットがあります。
- 外で充電した電気を家でも利用可能
- 停電時にも電気自動車の電気が使える
- 太陽光で創ったクリーンな電力でエコドライブ
では、セキスイハイムの蓄電池の商品を紹介します。
蓄電池の種類は、「単機能型」または「パワコン一体型」より選ぶことができます。
「パワコン一体型」には「トライブリッド」と「ハイブリット」があります。
なお、セキスイハイムに蓄電池を導入する場合は、新築時でなくても後付けでも設置可能です。
セキスイハイムの蓄電システム | ||||||
メーカー | 設置場所 | 蓄電容量 | 定格容量 | 機能 | 保証期間 | 同時使用可能電力 |
ニチコン | 屋内 | 4kWh | 4kWh | 単機能 | 容量10年保証 | 約1,500W |
屋内 | 8kWh | 8kWh | 単機能 | 容量10年保証 | ||
屋外 | 11.1kWh | 10.02kWh | 単機能 | 容量10年保証 | ||
屋内 | 4.9kWh | 4.58kWh | トライブリッド | 容量15年保証 | 約3,500W | |
屋内 | 9.9kWh | 9.16kWh | トライブリッド | 容量15年保証 | ||
屋内 | 12kWh | 10.8kWh | トライブリッド | 容量20年保証 | ||
屋外 | 12kWh | 11.04kWh | ハイブリッド | 容量15年保証 | 約5,000W |
太陽光発電はメンテナンス必須!導入前に要確認
太陽光発電を導入する際は、メンテナンスについてしっかり対応するようにしましょう。
太陽発電システムは導入後、定期的なメンテナンスを行うことで、各設備の寿命に合わせて長期的に利用することが可能になります。
設備機器の法定耐用年数と寿命については以下の通りです。
また、自然災害によるトラブルを防ぐためにも、日常的に目視点検や不具合な箇所を早めに見つけて修理を行っておくことも必要です。
さらに、太陽光発電で定期メンテナンスを行うことは、利用者の安全性や、近隣住民に対する安全確保のために重要な作業となります。
台風による強風で太陽パネルが落下したり、太陽光パネルの火事により、近隣住民の家または人に危害を与えてしまう事件も発生しています。太陽光発電は、利用する家だけでなく近隣に与える影響も考えて、メンテナンスを行うことが必要です。
なお、メンテナンスを行う際は、専門業者に依頼するようにしましょう。
太陽光発電のメンテナンスは、目視点検などは自分でもできますが、危険性を伴う作業がありますので、専門業者に任せることをおすすめします。
メンテナンス費用については、節約のために自分で点検する方もいらっしゃいますが、技術や経験がない分、間違った対処をしてしまい、事故になってしまうケースもあります。
業者に頼むと費用はかかりますが、正しく点検と修理をしてもらうことができるため、費用対効果の面からもメリットがあります。
安全で正しい点検をすることで長期的に太陽光発電を有効利用できるようにしましょう。
まとめ
セキスイハイムは、独自の取り組みを活かして太陽光発電の住宅を販売しています。
安心の国内メーカー太陽光パネルを採用し、保証内容も充実しています。また、安全・安心の施工技術で、消費者の満足度も高く高評価も得ています。
太陽光発電の導入においては、各家庭の条件によって選択が変わってきますので、ライフスタイルに合わせて良いシステムを検討していきましょう。