建売住宅や新築分譲住宅、新築一戸建てにスマートキーを導入するかで迷っている方は多いと思います。
ここでは玄関の鍵をオートロックにするかどうか、最新の電子錠システムなどについても言及したいと思いますからぜひ参考にしてください。
新築ならスマートキーを検討すべき?
理想を詰め込んだ新築一戸建てなら自分はもちろん家族も毎日笑顔で暮らせますよね。
快適で楽しい日々を送ることが可能となるでしょうし、そのために何としてでも新築一戸建てを建ててみせると心に誓っている方も多いのではないでしょうか。
注文住宅の新築一戸建てはもちろん、新築分譲住宅や建売住宅を考えている方もおられるでしょうが、そうした方の中にはスマートキーを選択肢に加えている方もいるかもしれません。
どうせ新築を購入するならとスマートキーを考える方は最近増えていますが、そもそもスマートキーとはいったいどういったものなのでしょうか。
スマートキーというのは住宅の玄関に使用する鍵の一種です。
専用のリモコンなどをポケットに入れておけば玄関のドアハンドルのボタンを押すだけで鍵を開閉できるため便利ですし、手がふさがっていても家に入ることができるため最近注目されていますね。
スマートキーのメリットやデメリットについては後述しますからここではあまり詳しくお話しませんが、実際に新築を購入するときにこのタイプの鍵をチョイスする方が増えているのは事実だということはお話しておきましょう。
日本の住宅はどんどん進化しています。
ひと昔前では考えられなかったようなシステムが住宅に導入されるようになりましたし、スマートキーもまさにそうした進化の一部と言えるでしょう。
ひと昔前ではこのようなシステムの玄関鍵というのは考えられませんでしたし、数十年前にこのような鍵があればいいなという話をしたら恐らく周りからは失笑されてしまうレベルです。
しかし、現在では実際にそのようなシステムの鍵が存在しているわけですし、多くの方が住宅に採用しているのです。
これから新築を建てようと考えている方、建売住宅や新築分譲住宅を検討している方の中にもスマートキーが気になって仕方がないという方もおられるでしょう。
今からスマートキーについていろいろ調べているという方もおられるかもしれませんが、メーカーのホームページで説明を読んでも何となく頭に入ってこないという方もおられると思います。
そこで、ここではスマートキーのメリットやデメリット、タイプ別の最新電子錠事情などについてお話していきますから、興味がある方はぜひ目を通してください。
最近の玄関の鍵はここまで進化しているのかと驚いてしまうでしょうが、選択肢が増えるというのは良いことです。
ぜひ最後まで目を通してください。
スマートキーのメリット、デメリット
スマートキーを導入しようと考えているのならメリットとデメリットについてはきちんと理解しておくべきです。
たくさんのメリットがあるとあちこちで触れ込まれていますが、メリットだけでなく実際にはデメリットもいくつかあります。
ハウスメーカーや建築会社の担当者だとメリットばかりをやたらと強調してくると思いますが、後悔しないためにもメリットとデメリットくらい自分で理解しておきましょう。
まず、空き巣などの侵入を阻止できる可能性が高くなるというのは大きなメリットではないでしょうか。
通常、住宅の玄関に使用されるのはいわゆるシリンダー錠と呼ばれるものです。
シリンダー錠にもさまざまな種類があるのですが、プロの空き巣にかかったら簡単にピッキングされてしまうことも珍しくありません。
もっとも侵入が難しいと言われているディンプルキーですらプロの空き巣にかかったらほんの数十秒で開錠されてしまうと言われています。
スマートキーはそもそも開錠のシステムが異なりますからピッキング被害を回避することができますし、玄関からの侵入はほぼ不可能になります。
ドアを完全に破壊されない限り侵入されることはないでしょう。
施錠や開錠が楽になるというのもメリットです。
これについては先ほど少しお話したかもしれませんが、リモコンをポケットに入れておくだけで簡単に開錠できるようになります。
たくさんの買い物袋を手に持っているときなどは開錠が面倒くさいものですが、このタイプだとポケットにリモコンを入れておけばあとはドアハンドルのボタンを押す、もしくは指紋感知などで開錠することができるのです。
わざわざポケットから鍵を探す必要もありませんし、これは魅力的な部分ではないでしょうか。
デメリットですが、一般的なシリンダー錠などと比較するとどうしても費用が高くなってしまいます。
最新のシステムを採用しているタイプだと結構な額になってしまうでしょうし、コストが高くなってしまうのは最大のデメリットと言えるでしょう。
また、停電になってしまうと操作ができなくなることもあります。
電子式の鍵の宿命かもしれませんが、停電時にはカギが操作できないことがありますから覚えておきましょう。
ただ、最新のスマートキーだとそのあたりも次第に改善されつつありますから、完全にデメリットと言えるわけでもありません。
これからもさらに進化を続けていくでしょうから、今はデメリットでも今後は改善される可能性が高いです。
オートロックか、スマートキーか
オートロックと聞くとマンションのエントランスドアをイメージしてしまうかもしれませんが、最近では戸建住宅の玄関ドアでもオートロックが採用されることがあります。
実際、玄関ドアの製品の中にはオートロックに対応しているものもありますし、オートロックを採用している住宅もたくさんあります。
今現在新築を検討している方だとスマートキーにするべきか、それともオートロックにするべきかで悩んでいる方もおられるでしょうから、ここではこの二つを簡単に比較してみたいと思います。
まず、オートロックタイプの場合は自動的に施錠してくれるというのが最大の魅力です。
玄関のカギを閉め忘れたという時でも勝手に施錠してくれるのですから空き巣被害を防ぐことが可能でしょうし、そういう意味では非常に重宝できる存在です。
スマートキーはというと、こちらも自動的に施錠してくれるタイプがありますからこの機能に関してはどちらも備わっているということになります。
次に開錠ですが、鍵を開けるときにはオートロックのほうはリモコンやカギで開け締めすることになります。
スマートキーはというと、こちらもリモコンを持っておく必要はありますがドアハンドルを握る、指紋を感知させるなどすると簡単に開錠することが可能です。
鍵を開けるという部分だけを見るとスマートタイプのほうが有利かもしれませんね。
基本的にオートロックもスマートキーもそこまで大きく差があるわけではありません。
オートロックかスマートキーかで迷ってしまう方もおられるでしょうが、それほど大きな違いがあるわけではありませんから、コストや使い勝手などを気にして選ぶと良いかもしれません。
また、製品によって個体差があるのも事実ですから、そこをしっかりと理解しておく必要はあるでしょう。
最近のオートロックタイプ、スマートタイプどちらも著しく進化していますから、どちらが良いと明確に断じることはできません。
オートタイプが良いという方もいれば、スマートタイプがいいという方がいて当然ですし、いろいろな意見があるのは当然です。
どちらも施錠と開錠が便利になる、リモコンなどを使うという点ではほぼ同じですが、これからますます進化する可能性もあります。
まだまだお互い発展途上な面もありますから、これからどのように進化していくかが楽しみでもありますね。
今の段階ではそこまで大きな違いは見受けられませんから、じっくりと考えてみましょう。
タイプ別の最新電子錠事情
ここではタイプ別の最新電子錠をご紹介しましょう。
まず最初にご紹介するタイプは開き戸タイプの電子錠です。
玄関ドアはたいてい開き戸になっていることが多いですから、このタイプの電子錠を取り付けることが多いと思います。
ただ、開き戸タイプと言っても実際にはいろいろな種類、製品がありますからその中から選ばなくてはなりません。
また、引き戸用の電子錠もありますが最近では引き戸の玄関ドアというのはあまり見かけませんからこちらは気にしなくてよいでしょう。
オートロックタイプの電子錠もあります。
これについては先ほどお話したと思いますが、自動で施錠してくれるため鍵を閉め忘れるということがありません。
出かけている最中にカギを閉めたかどうかが気になって自宅に引き返すような必要もありませんし、確実に施錠してくれるのは最大のメリットと言えるでしょう。
また、暗証番号で開錠するタイプもあります。
まるで映画などに出てくる重要な研究所のようですが、このタイプは実際に数多く流通しています。
暗証番号を入力しない限り開錠できませんからセキュリティは万全と言えるでしょう。
指紋認証は今もっとも人気が高いタイプと言っても過言ではありません。
ひと昔前だと指紋認証など夢のまた夢のようなシステムでしたが、現在ではごく身近なシステムとなってしまいました。
スマホのロック解除でも指紋認証が採用されていますし、あらゆるシーンで指紋認証システムは導入されています。
以前の指紋認証タイプは精度がやや悪かったのですが、最新のものは高精度ですから安心して利用できるでしょう。
指で触るだけで指紋を認証して開錠できますから非常に便利です。
おサイフケータイを使って開錠できるタイプもあります。
ここまで行くと本当に何でもありのような気がしてしまいますが、実際におサイフケータイのような電子マネーシステムを電子錠のシステムと連動させているタイプは存在します。
また、交通系のICカードを使って開錠できるものもありますし、これだと定期入れなどでドアハンドルにタッチするだけで開錠が可能です。
このように、最近の電子錠の発達、進化というのは著しいものがありますし、以前では考えられないようなものまでたくさんあります。
どれがもっともいいかというのは一概に言えませんから、ライフスタイルや家族の意見なども参考に決めると良いでしょう。
基本的にどれもセキュリティに強く安全に利用できるのはメリットです。
今後の電子錠システム
先ほど最新の電子錠についていろいろとお伝えしましたが、電子錠はまだまだこれから進化する可能性を秘めています。
ひと昔前に指紋認証の玄関ドアなどが信じられなかったように、今は不可能だと思っていてもやがて実現する可能性のあることはたくさんあります。
ここでは、今後電子錠がどのように進化を遂げていくのかについて予想を交えながらお話していきますから、興味がある方はぜひ最後まで目を通してください。
今後の電子錠は完全なるハンズフリーになる可能性が高いです。
実際、各メーカー完全なるハンズフリーに向けて動いているという話もありますし、あながちこれは非現実的な話とは言えないでしょう。
完全なるハンズフリーになればかなり便利になりますし、日々の生活はより快適なものとなるのではないでしょうか。
完全ハンズフリーを実現するにはさまざまなハードルをクリアする必要もありますが、現在の技術力を持ってすれば恐らく近い将来完全なるハンズフリーのロックシステムは登場すると予想できます。
また、ここからは完全に想像の世界に入ってしまいますが、指紋認証システムが現実のものとなったのですから今後は角膜認証なども現実のものとなるかもしれません。
まさに映画の世界の話ですが、目で覗き込むことで反応し、ロックが開錠されるというシステムです。
現在では顔認証システムなどもどんどん広がりを見せつつありますし、現実世界で活用されていますから、顔認証で開錠できるような電子錠がそのうちできないとも限りません。
モニターを外部に設置し、顔認証で開錠できるようにしておけばセキュリティも相当高次元になります。
実際のところこれから先の電子錠がどのように進化していくかは想像の域を出ません。
ただ、今でも驚くようなシステムの電子錠がたくさんありますし、ひと昔前では絶対に実現できないと思っていたようなものがどんどん現実のものとなっていますから、今は笑っていてもいずれは現実のものとなる日がやってくるのではないでしょうか。
日本の技術力はそれだけ凄いものがありますし、不可能なことなどないような気もします。
今は最新のシステムと言われているような電子錠でももしかするとこの先時代遅れ、古いと言われるような時がやってくるかもしれませんし、今はまだ想像もできないような素晴らしいシステムの電子錠が主流になるような日がやってくる可能性も十分あります。
今からその時が楽しみですね。