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玄関にカードキーって防犯性はどうなの?メリットとデメリット

この記事は約7分で読めます。

 

玄関のセキュリティ対策として人気を集めているカードキー。
導入を検討するにあたり、その防犯性や利便性の高さに期待を抱いている方は多いかと多います。

その一方で、「具体的にはどんな犯罪を防げるのか?」「停電時、鍵が使えなくなってしまうのでは?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、そんな方に向けてカードキーのもつメリットとデメリットについてお伝えしていきたいと思います。

カードキーの導入前に良い面と悪い面の両方を知って、自宅の玄関にカードキーをつけるべきか否か検討してみてくださいね。

 

玄関カードキーのデメリット5つ

ハイテクで便利なイメージの強い玄関カードキーですが、もちろんメリットばかりではありません。

まずはじめに、玄関カードキーのデメリットをお伝えしていきたいと思います。

 

紛失リスクが大きくなる

持ち運びに便利な、薄くて軽いカードキー。他のカード類と一緒に、財布に入れて持ち歩くことも可能です。

しかし、これは財布を落としてしまったとき、同時に家の鍵まで紛失してしまうということでもあります。

財布に住所の明記された身分証明書などが一緒に入っている場合は、カードキーを使って自宅に侵入されるおそれも…。

 

だからといって、カードキー本体を素のままで持ち歩くのも危険です。

音が出ないので落としても気づきにくい上、傷がついたり折れ曲がって故障する場合もあるので、取り扱いには十分に注意しましょう。

 

再発行や合鍵作成に手間がかかる

街の鍵屋さんで簡単に合鍵が作れる従来の鍵とは違い、カードキーの再発行や合鍵作成はそのカードを作っているメーカーにしかできません。

数十分もあれば作成可能な金属製の鍵と違って、発行するのにも時間がかかります。

二世帯住宅など複数のドアで使えるカードキーの場合、再発行後に新しく設定をしなおさなければならないのも面倒なポイント。

緊急での再発行や合鍵が必要な場合は、ストレスを感じてしまうかもしれません。

 

電池切れや故障で鍵が開かなくなる

カードキーの導入を検討するにあたり、「停電や電池切れで鍵が開かなくなることもあるのでは?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

実際に、停電や電池切れによってドアノブについたセンサーが作動しなくなることはあります。また、カードキー本体が故障して使えなくなる可能性もゼロではありません。

 

しかし、このような状態でも家の中に入れなくなるといった心配はご無用です!

カードキーの多くは、非常時のために手動でも鍵を開けられるような仕組みになっています。

防犯性を重視するなら、通常時はカバーで鍵穴を覆い隠せるようになっている製品がおすすめですよ!

 

オートロック機能で閉め出される場合がある

朝のゴミ出しや郵便受けの確認、庭で飼っているペットへの餌やり…など、ほんの一瞬だけ玄関から出るタイミング。

「どうせすぐに室内に戻るから」と、手ぶらで外に出てしまう人も多いのではないでしょうか。このとき、オートロック機能が作動してそのまま締め出されてしまうことがあります。

最悪の場合、業者に連絡をして鍵を壊さなければならなくなるなど、一見便利そうに見えるオートロックが逆にデメリットになってしまうことも。

 

メーカーによっては「オートロック機能のオン/オフを切り替えることができる」製品や、「室内に入ったときのみオートロック作動、出るときはオートロックなし」といった仕様の製品も販売されていますので、締め出しが心配な方はぜひ検討してみてくださいね。

 

従来の鍵よりも費用がかかる

カードキーの取り付けにかかる費用は、従来の鍵よりも高めです。

メーカーの購入時オプションならばだいたい50,000〜60,000円程度、別途業者に依頼すると工事費込みで100,000円以上かかることもあります。

本体価格が50,000円以下のものを自分で取り付けるという手もありますが、メンテナンスの手間や防犯性の高さを考えると、やはり業者にお願いした方が無難でしょう。

 

ちなみに、カードキーに対応していない玄関ドアはドアごと交換が必要になり、工事費込みで500,000円近くかかる場合も…。

玄関キーにそれほどお金をかけたくないという人にとって、この費用の問題は躊躇してしまうポイントかもしれません。

 

 

玄関カードキーのメリット5つ

先にご紹介したデメリットは、見方を変えればメリットにもなります。

早速、玄関カードキーを導入するメリットをチェックしていきましょう。

 

複製の被害にあいにくい

カードキーには、複製の被害にあいにくいというメリットがあります。

デメリットの方でもお伝えしましたが、カードキーの複製はメーカーにしかできない上に身分証明書の提示が必要になります。

なので、誰かにカードキーを拾われたり、盗まれたりしても、簡単に複製されることはありません。

空き巣やストーカーによる被害にあう可能性を減らすことで、家族みんなが安心して暮らせるような住まいになるでしょう。

 

ピッキング対策に有効

カードキーは、ピッキング対策にも効果的です。

ピッキングの手法は日々進化しており、最近ではピッキングがしにくいと言われているディンプルキーですら被害にあうこともあるようです。

その点、緊急時用の鍵穴がドアハンドル内部に隠されているタイプのカードキーを使っていれば、ピッキングによる不審者侵入にあうことはまずありません。

不審者も、侵入するのに時間がかかりそうな玄関をあえて選ぶことはないでしょう。

 

鍵の閉め忘れがなくなる

急いで家を出たときや、疲れて帰ってきたとき、大荷物を室内に運びこむときなど、ついうっかり鍵を閉め忘れてしまうことはありませんか?

カードキーのオートロック機能をオンにしておけば、鍵の閉め忘れによって起こる空き巣や強盗などの被害を防ぐことができます。

ちなみに、危ないのは鍵の閉め忘れ時だけではありません。玄関に入って鍵をかけるまでのほんの数秒を狙って押し入ってくる不審者もいるようです。

鍵を閉めるという一手間がなければ、こういった犯罪にあう確率も減らすことができます。ご家族に小さなお子さんや女性がいるお宅は、ぜひカードキーの導入をご検討ください。

 

施錠・解錠の手間が省ける

ドアハンドルに鍵を近づけるだけで施錠と解錠ができる手軽さも、カードキー導入のメリットのひとつです。

カバンから鍵を取り出し、鍵穴に入れて回し、ドアを開ける…という一連の動作を面倒だと感じている方、結構多いのではないでしょうか。

 

子どもと手をつないでいるときや、重い荷物を抱えているとき、周囲が暗くて鍵穴が見えにくいときなどは、余計に手間取ってしまいがちです。

その点カードキーなら、サッとかざすだけで一瞬で施錠・解錠することができます。カードキーの便利さに慣れてしまうと、もう通常の鍵には戻れませんよ!

 

持ち運びに便利

薄くて軽いカードキーは、持ち運びに便利です。財布やパスケースなどに入れておけば、かさばることもなくスマート!

従来の鍵はずっしりと重かったり、キーホルダーやキーケースにつけておかないと失くしやすかったりと、持ち運びに便利とは言えません。

 

持ち物をなるべくコンパクトにしたいという方には、カードキーがぴったりです!

 

メーカーによっては、カードキーと同様にICチップが内蔵された小さなシールキーがついている製品も販売されています。

スマホや防犯ブザーなど、常に身につけているものに貼り付けておけば、さらにストレスなく持ち運ぶことができるでしょう。

 

まとめ

カードキーのメリットとデメリットについてご紹介してきました。

メリットとデメリットはまさに表裏一体で、使う人の目的によって評価が変わるかと思います。

しかし、今回ご紹介したデメリットの多くは、「カードキーとはそういう性質のものだ」ということが理解できていれば未然に防げるOR気にならないものばかりです。

デメリットを差し引いても、魅力的なメリットがたくさんあるカードキー。

防犯対策をしたいという方や、利便性を重視したいという方は、この機会にぜひカードキーの導入を検討してみてくださいね。

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