新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅の台所照明器具選びは重要です。
キッチン照明にLEDを使うことで節約にもなるということ、おしゃれなキッチンに変身させることも十分可能ということをここではお話したいと思います。
意外とこだわりたい台所照明
新築一戸建てを建てるとなるといろいろな部分にこだわりたいと考えるものです。
エクステリアにこだわりたいという方もいれば、内装には力を入れたい、設備には最新のものを入れたいなど人によってこだわりたい部分は違ってきます。
新築分譲住宅や建売住宅を購入するにしても人によってこだわりは必ずあるでしょうし、そのこだわりがどこなのかはやはり人によってまちまちです。
台所照明の器具やキッチン照明に一番こだわっている、という方はもしかすると少ないかもしれませんが、台所照明にこだわることでよりマイホームをオシャレに彩ることが可能になりますよ。
リビングと直結しているオープンキッチンが現在では主流となっています。
新築注文住宅でもそうですし、新築分譲住宅や建売住宅においてもオープンキッチンは流行っていますし、重要なインテリアの一部と言っても過言ではありません。
オープンキッチンを採用する場合にはビジュアルにこだわるのも当然ですし、そのためにはキッチン照明の器具にもこだわるものです。
台所照明一つでキッチンインテリアが大きく変わってきますし、ひいては直結するリビングの雰囲気にも影響を与えてしまうためキッチン照明選びは非常に重要となってくるのです。
キッチンの照明器具なんて考えたことがない、とりあえず明るくなればいい、と考える方は多いかもしれません。
確かに、キッチンは居室やリビング、寝室などと違って常に人がいるわけではありませんし、そこまで照明にこだわるというのはある意味滑稽に思えるのかもしれません。
しかし、先ほども言ったように現在ではリビングやダイニングと直結しているオープンキッチンが主流となっていますし、オープンキッチンを採用するのならなおのこと照明器具にもこだわるべきです。
キッチンの照明にちょっとしたこだわりを取り入れるだけでインテリアをよりおしゃれにできますし、友人や知人を自宅に招待したときもセンスの良さを褒められるでしょう。
台所というのは女性にとって神聖な場所ですし、女の城と言われることもあるくらい重要な場所です。
そのため、お招きされた女性などはキッチンをまじまじと見ることが多いですし、心の中で採点していることも少なくありません。
低い点数をつけられてしまうとセンスのない女性、というレッテルを貼られてしまうかもしれませんから、やはりキッチン照明にはこだわりたいものですね。
ここから先はオシャレなキッチンにするための照明選びやアイデアをご紹介します。
台所照明器具選びの押さえておきたいポイント
台所照明の器具をどのようにして選べばいいのかという疑問ですが、もっとも重要なのは見えやすい照明を選ぶということです。
「さっきあんなにこだわれと言っていたのに?」と思った方もおられるでしょうが、やはりキッチンというのは調理や後片付けなどをするところですし、暗くては話になりません。
あまり明るくない照明を選んでしまうと手元が見えにくくなることもありますし、それが原因で調理中にケガをしてしまうという可能性もあります。
刃物を使うことが多い台所だからこそ手元をしっかりと照らしてくれる明るい照明を選ぶというのは基本中の基本と言えるでしょう。
なるべく隅々まで見えるような照明を選ばなくてはなりませんし、立ち位置を変えただけで暗くなってしまうような照明はNGです。
もちろん、照明のスペックだけでなく取り付けの位置などによっても変わってきますが、基本は明るい照明を選ぶということですから覚えておきましょう。
以前は面で照らす蛍光灯が主流でしたが、現在ではLEDランプを使用することが多くなりました。
LEDランプは小さな粒で構成されているため蛍光灯と比較するとやや影ができやすくなります。
そこだけは注意してくださいね。
キッチンには吊戸棚が設置されているケースが多いと思いますから、吊戸棚がある場合にはその下にも照明は必要です。
吊戸棚の下に照明がないとそこで影になってしまいますし、手元が暗くなってしまう恐れがあります。
ダウンライトやペンダントライトなどを追加して明るさをプラスするというのも良いですね。
壁にスポットライトを取り付けるというのもよく使われる手法です。
照明を追加するときには明るさはもちろんですが、デザイン性にも多少こだわることをおススメします。
シェードや形状にもこだわって選びましょう。
最初にしつこくお話しましたが、やはり台所の照明でもっとも重要になるのは明るさです。
オシャレにしなくては、センス良くしなくてはとそればかり考えてしまうとデザイン性には優れているものの明るくない照明を選んでしまうこともあります。
それが原因で包丁で指を切ってしまった、ケガをしてしまったとなると本末転倒ですから注意してください。
基本は明るい照明を選ぶということですし、これが基本中の基本となります。
明るさという部分を第一に考え、追加する照明についてはデザイン性も多少重視することですね。
作業しやすい明るさの照明をチョイスしてください。
LEDは電気代節約に
LEDライトが最近では主流となりつつありますし、LEDに切り替えているという方も多いのではないでしょうか。
台所の照明においてもLEDを利用することが多くなりましたが、LEDに変えることで電気代の節約になるという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
台所を利用するのは女性がメインですし、安くなると聞くと女性としては黙っていられませんよね。
では、実際にLEDに変えることで本当に電気代が節約できるのでしょうか。
LEDに交換することで電気代が安くなる、節約できるというのは事実です。
今現在多くの方がLEDへとシフトしているのは単純に明るいというだけでなく、電気代の節約になるというのも大きな理由なのです。
しかし、主婦の方にとって気になるのは具体的にどれくらい節約が可能になるのかということではないでしょうか。
節約になるとは言ってもほんの少ししか節約できないのならそこまで魅力は感じないでしょうし、いったいいくらくらいの節約が可能になるのかという部分がもっとも気になるところだと思います。
例えば、一般的な蛍光灯の一ヶ月における電気代が約1000円だとすると、LEDの場合は約300円くらいまで安くすることができます。
蛍光灯と比較すると約三分の一ですからこれはかなりの節約効果が期待できると考えて差し支えないでしょう。
台所の照明はもちろんですが、自宅の照明すべてをLEDに交換したとなるとかなりの節約効果も期待できます。
新築やリフォームでLEDに交換する人が増えているというのはこういう理由です。
ほんの少し節約になるどころか、蛍光灯に比べて大幅な節約が可能になるのですからこれは交換しない手はありません。
LEDの優れているところは明るくて電気代節約になるということだけではありません。
これだけでも十分な魅力があるのですが、ほかにも寿命が長いという魅力もあります。
一日10時間使ったと想定した場合、なんと11年も持つという計算になります。
一般的な蛍光灯では到底それほど持ちませんし、いかにLEDがコストパフォーマンスに優れた照明かということが理解できたのではないでしょうか。
最近では新築でもLEDを勧められるケースが多いですし、勧められるのにはそれなりの理由があるということです。
台所の照明をLEDに変えることで手元をより明るく照らすことができるのはもちろん、電気代節約になるのならこれほど嬉しいことはありませんよね。
おしゃれなキッチン照明アイデア
友人の家に招待されたとき、オシャレなキッチンに圧倒された経験がある方もおられるのではないでしょうか。
たかがキッチン、されどキッチンですし、センス次第ではキッチンをとてもオシャレな空間に変えることが可能です。
「私には到底そんなセンスはない・・・」と諦めモードに入っている方もおられるかもしれませんが、諦める必要はまったくありません。
キッチン照明を工夫するだけであっという間に台所をオシャレな空間に変身させることができますし、センスなどなくても照明のチョイスがきちんとできればまったく問題ありません。
ここではキッチンをよりオシャレに変身させるためのアイデアをご紹介しましょう。
アンティーク調シェードの照明を複数並べて吊るすのはオシャレだと思いませんか?
まるでオシャレなカフェ、バーのようですし、しゃれた雰囲気を出すのに一役買ってくれます。
カウンターの上などに等間隔で設置するとより効果的かもしれませんね。
複数照明を設置することによって明るさもしっかり確保することができますし、機能性と見た目の良さを兼ねたアイデアです。
シェードがないランプだけのタイプもオシャレですね。
ペンダントライトもキッチンをオシャレに彩るにはベストな照明器具です。
ペンダントライトは通常壁に設置することが多いのですが、敢えてペンダントライトを吊るすことでオシャレさをアップさせることができるでしょう。
ペンダントライトもいろいろなタイプがありますから製品選びには注意しなくてはなりませんが、よほど変なデザインのアイテムでなければ大丈夫です。
壁に設置するのと天井から吊るすのとでは随分見た目が違ってきますから覚えておいてください。
明るさが足りないのならスポットライトなどもプラスしてみましょう。
キッチンがオシャレだとそれだけで女性はテンションが上がってしまいますよね。
毎日台所に立つという主婦の方ならなおさらですし、そうでなくても女性にとってキッチンは特別な場所ですからオシャレだとテンションは嫌でも高まります。
調理に対するモチベーションもアップするでしょうし、もっと美味しいものを家族のために作ってあげたいと思えるようになるかもしれません。
ある意味家族にとってもプラスですね。
ここまででお話してきたように、照明一つでキッチンをオシャレに彩ることができるのですから検討してみる価値は十分あります。
ほかの部分に手を入れるよりもリーズナブルですよ。
新築で失敗しないためのスイッチ配置
せっかく新築を建てたのに失敗した、と感じている方の多くはスイッチの配置で失敗しています。
照明のオンとオフを司るスイッチですが、このスイッチの配置一つで生活しやすいかし辛いかが決まってしまいますから注意が必要です。
失敗したな~、と思っている方の大半はスイッチの配置に失敗していますし、設計の段階でいい加減にスイッチの位置を決めてしまったケースが多いです。
このようなことにならないよう、新築を建てるときには照明のスイッチ一つについても真剣に考えなくてはなりません。
キッチン照明のスイッチは使いやすさを重視する必要があります。
そのためには、自分がキッチンのどの位置に立ってどのような作業をするかということを明確にイメージしなくてはなりません。
キッチン照明のスイッチの位置は設計の段階である程度決まっているとは思いますが、最終的には施主と現場で打ち合わせをしながら決めていくケースがほとんどです。
現場監督や電気工事士などが立ち合い、一緒にスイッチ位置の確認をしていくことが多いのですが、この時適当に決めてしまうと後悔する羽目になります。
では、キッチン照明のスイッチを配置するときはどのようにすればいいのかということですが、できれば一箇所にまとめることをおススメします。
最近のハウスメーカーだと配線の集中ボックスなどをオプションで用意していますし、これを使うと照明スイッチだけでなくドアホンや給湯関連のスイッチなども同じスポットに配置することができます。
キッチンでいろいろと忙しい作業をしているときでもいくつものスイッチを操作できますから便利ですし、一箇所にまとめておいたほうが何かと便利です。
たかがキッチンの照明のスイッチと思ってしまうかもしれませんが、毎日台所に立つ主婦の方にとってスイッチの使いにくさは致命的です。
イライラしてしまうことも多くなるでしょうし、いたずらにストレスを溜めてしまうだけです。
スイッチの位置を完全にハウスメーカーや工務店に任せきりだといざ完成したときに使いにくいと感じてしまうでしょうから、打ち合わせの段階できちんと伝えておくことが重要です。
現場監督など複数のスタッフで打ち合わせをするケースが多いためどうしても緊張してしまったり、早く決めなくてはならないと思って妥協してしまうことがあります。
しかし、ここで妥協してしまうと結局使いにくい台所になってしまいますからじっくりと考えて決めましょう。