新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅のトイレの消臭方法や悪臭対策についてご紹介します。
トイレに酷い臭いが立ち込めてしまう原因はいろいろありますし、ここでは効果的な対策をいくつかお伝えしますから参考にしてください。
新築トイレの消臭を徹底的に考えよう!
新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅を購入するとキレイな内装、新品の設備機器などを使った生活が待っています。
新生活のスタートに胸も膨らむでしょうし、特に女性の方だと新しいトイレを使えることに気持ちも高ぶっているのではないでしょうか。
女性にとってトイレは特別な場所ですし、できるだけ快適な状態で使いたいと考えているのは当然のことです。
新築したマイホームに脱臭機能付きのシャワートイレを設置し、これでトイレの消臭はばっちりだと思っていた矢先にまた嫌な臭いが、となるとガッカリしてしまいますよね。
実際のところ、新築した住宅に脱臭機能つきのトイレを設置してすぐに嫌な臭いが発生するということは通常考えられません。
ただ、トイレの悪臭の原因というのは機器の脱臭機能云々の問題ではなく、根本的な問題が生じているケースがほとんどです。
多くの方はこれを知らないため、トイレ機器に問題があると思い込み、新しいトイレ機器に交換したりします。
脱臭機能がさらに強いタイプをチョイスしたり、新築してわずか数年でリフォームしようとする方もいますが、実際にはもっとほかの部分に問題が生じているケースがほとんどなのです。
換気扇と脱臭機能を同時に使ってしまうことで悪臭を感じてしまうことが多いです。
トイレの臭いが気になる、悪臭が気になって仕方ないという方の多くは鼻が敏感ですし、嫌な臭いを少しでも感じたくないということから換気扇を回しながらトイレの脱臭機能を使ってしまいます。
しかし、これが問題です。
換気扇とトイレの脱臭機能を使うことでより快適にと思っているのでしょうが、実はこの二つはとても相性が悪いのです。
換気扇が下から立ち昇る臭いを外に排出しようとするのに対し、トイレの脱臭機能は上から下に空気を吸い込もうとします。
お互いが引っ張り合ってしまうことで結局嫌な臭いが外に排出されずに残ってしまうということですね。
最新の脱臭機能がついているトイレを設置したにも関わらず嫌な臭いが気になるというのはたいていこうした原因が多いです。
新築したばかりの家なのに悪臭が気になる、という場合だとこの原因を知り、対策をすることで一定の効果を得ることができると思います。
ここからは、トイレのメンテナンスや収納、壁紙でできる消臭といったテーマでもお話をしていこうと思いますから、気になる方はぜひ目を通してください。
せっかく新築したトイレが臭いというのは嫌なものですからね。
新築だからこそメンテナンス性を考えたトイレを
新築での新生活を想像しただけでワクワクした気分になってくるものですが、新築だからこそトイレにはこだわりたいものです。
トイレ機器そのものはもちろんですが、広さや使い勝手、収納などこだわれる部分はたくさんあります。
最近ではトイレのメンテナンス性という部分に注目する方も少なくありませんし、メンテナンス性の良いトイレを求める方は実際に少なくありません。
メンテナンス性が良いトイレなら悪臭対策はもちろんですが、掃除もしやすくいつもキレイな状態に保つことができるでしょう。
トイレの中に配管などがごちゃごちゃしているとどうしても掃除はしにくくなりますし、埃なども知らず知らずのうちに溜まっていきます。
気が付いたときには掃除が必要になりますし、来客前には必ず掃除をしなくてはならないなど主婦は大変ですよね。
トイレの中をスッキリとまとめておけば掃除もしやすいですし、いつも清潔でクリーンな状態に保てるのではないでしょうか。
配管などがむき出しになっているとどうしても見た目は良くありませんし、掃除もしにくくなってしまいます。
最近だとメンテナンス性に優れたトイレも各メーカーから販売されていますから、そのようなトイレ機器を採用するのはおススメです。
掃除がしやすい、メンテナンスがしやすいという触れ込みで販売されているトイレもありますし、こうしたトイレを使うことで簡単にトイレのメンテナンス性を高めることができるでしょう。
いつでもサッと拭けて掃除ができるタイプのトイレなら掃除も大助かりですよね。
掃除の手間がかからなくなれば時間をその分有効に使うことができますし、そういう面でも優れています。
せっかくの新築ですからトイレのメンテナンス性にもこだわってみませんか?
ここまででメンテナンス性に優れたトイレのメリットや魅力についてお伝えしましたが、やはりトイレがいつもキレイでクリーンというのは気持ちがいいものです。
トイレがあまりきれいでない、清潔でないと衛生的にも不安ですし、何より気分が良くありません。
お客さんにいつでもトイレを貸し出せるような状態にしておくのが理想的ではないでしょうか。
ぜひうちのトイレを使ってほしい、と胸を張って言えるくらいのトイレなら誇らしいですよね。
メンテナンス性に優れたトイレ機器を導入し、トイレの空間そのものにも若干の工夫を凝らすことでさらにトイレのメンテナンス性は高くなります。
ぜひ参考にしてくださいね。
トイレ周りの収納にもこだわろう
トイレがいつも散らかっている、何となく片付いていないという家は実際に多いです。
トイレには予備のトイレットペーパーやタオル、生理用品なども常備しているでしょうし、それをそのまま乱雑に置いてしまっている家庭もあれば棚などに乗せて保管してあるケースもあります。
この辺りは人、家庭によってまちまちだと思いますが、トイレットペーパーやタオル、ナプキンなどがむき出しになっている状態はあまり見た目にもいいとは言えませんよね。
新築を立てるのならトイレの収納にもこだわることをおススメします。
先ほども言ったようにトイレはなんだかんだで物が増えてしまうことが多いです。
トイレットペーパーなどはまとめ買いしておくことが多いですし、どうしてもトイレに複数の予備を置こうとします。
ナプキンやタオルなども置いておきたいものですし、時間潰し用の雑誌や漫画などをトイレの窓枠の上に置いているという方もおられるのではないでしょうか。
家族だけが使うだけならまだしも、お客さんがトイレを使うときにこのような惨状を目の当たりにすると考えると少々怖いものがありますよね。
では、効果的なトイレの収納方法にはどのようなことが考えられるのかということですが、一つには埋め込み収納を使うという手があります。
大手建材メーカーからもリリースされていますし、最近の新築戸建て住宅に採用されることが多いためご存じの方もおられるかもしれませんが、これはトイレットペーパーホルダーと埋め込み収納が一体となった商品です。
トイレットペーパーを常時二つ用意することができますし、壁に埋め込まれた収納スペースにもトイレットペーパーやタオルなどを収納することが可能です。
上部の棚板の上にも物を置くことができますよ。
手洗いキャビネットなどを備え付けるというのも一つの手です。
最近ではオシャレに収まる手洗いキャビネットもたくさん販売されていますし、狭い空間に収まるタイプも数多く存在します。
トイレの中で手を洗うことができるのはもちろん、キャビネットの機能性も持っていますからさまざまなものを収納することが可能です。
トイレットペーパーやタオルはもちろん、掃除用具などを入れておくこともできるかもしれません。
こうしたトイレ用の手洗いキャビネットの種類は多いですし、収納力も製品によって異なりますからピッタリのものを探してみましょう。
オシャレですっきりとしたトイレの収納が可能となります。
壁材や壁紙で消臭?
住宅の壁材や壁紙にこだわる方は少なくありません。
現在の戸建てやマンション住宅だと石膏ボードを施工してその上にクロス、壁紙を貼って仕上げるケースがほとんどなのですが、壁材や壁紙を変えることで消臭効果が期待できるということをご存じでしたでしょうか?
実は、壁紙や壁材の中には消臭効果が期待できるものがありますし、メーカーもそれをアピールポイントとしてリリースしています。
特殊な対策を施すことなく、壁紙や壁材を変えるだけで消臭効果が期待できるのならこれほど嬉しいことはありませんね。
あるメーカーから販売されている建材は調湿機能と脱臭機能を持たせていることが特徴です。
インテリア性も抜群ですし、調湿機能と脱臭機能を持たせていることからトイレなどにも有効に活用できるでしょう。
また、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドやトルエンといった有害物質を低減する機能もあると言われています。
この製品は多孔質セラミックスという特殊な素材で造られた壁材で、無数の小さな孔があることで室内の湿度が高いときには吸収し、乾燥しているときには放出してくれるのです。
消臭機能のある壁紙などもありますから、もっと手軽に対策したいという方はこちらがおススメかもしれません。
消臭効果が期待できる壁紙もいろいろなメーカーから販売されていますし、新築時にチョイスすることも可能です。
臭いが気になるトイレだからこそこうした建材は積極的に活用したいものですよね。
ハウスメーカーや工務店のプランによってはこうした特殊な壁紙をチョイスすることができないこともありますから、事前に確認しておくと良いかもしれません。
自然素材を使った塗り壁なども現代の住宅では好まれていますが、こうした自然素材を使った塗り壁にも一定の消臭効果があると言われています。
トイレなどに活用すると期待通りの効果を発揮してくれるかもしれません。
こうした塗り壁の良いところはインテリア性にも優れているということです。
現代の日本の住宅はほとんどが洋風建築ですし、インテリアも洋風が主流です。
そこへ塗り壁という日本の伝統的な壁を持ってくることでインテリア性をアップさせることができるでしょう。
要するに見た目が良くなるということです。
臭いがどうしてもこもってしまうトイレや台所には消臭効果が期待できる壁紙や壁材がおススメですから、今後新築を建てようとしている方はぜひ参考にしてくださいね。
もし悪臭がひどいなら…
酷い臭いを嗅いでしまうと気分が悪くなってしまうものです。
冗談抜きで体調が悪くなってしまうこともありますし、精神的にも落ち込んでしまいますよね。
家庭によってはトイレの悪臭に酷く悩まされている、という方もおられるでしょうが、そのような方は適切な対策をしないことには現状から抜け出すことはできません。
しかし、そうはいってもどうすればいいのか分からない、そもそも何が原因かも分からないという方がほとんどではないでしょうか。
水洗トイレの悪臭の正体が浄化槽にあることも少なくありません。
浄化槽から臭いが上がってくることが原因でトイレに酷い臭いがこもってしまうということは実際にあります。
浄化槽で臭いが発生してしまうとそれがパイプを伝わって便器に逆流してしまうということは実際にありますし、それが原因でトイレに酷い臭いが立ち込めるということは起こり得ますから覚えておきましょう。
現在では悪臭を分解する微生物の働きで臭いの原因を何とかしてくれるアイテムなども販売されていますし、こうしたアイテムを使うことで浄化槽内部の働きを良くすることができます。
手っ取り早いのはこれですね。
新築なら特に問題ないと思いますが、どうしても古い住宅だとこうした問題はよく発生します。
新築を建てたばかりでトイレの臭いが酷いという場合にはまた違った問題がありますからハウスメーカーや工務店に相談してください。
ある程度年月の経った住宅の場合だと浄化槽に問題があるケースが多いです。
ただ、建築や水道設備の素人がそのようなこと分かるはずありませんし、臭いの原因がまったく分からないという方が大半だと思いますから、あまりにも臭いが酷いと感じたときには専門家に相談することをおススメします。
リフォーム会社や工務店、建築会社、水道工事の専門店などなら対応してくれるでしょうし、相談にも乗ってくれるでしょう。
素人考えでいろいろ行動を起こすより、最初から専門家に依頼したほうが結果的にスピーディに解決します。
お金をかけていろいろ試した挙句何の解決にもならなかった、となるとお金を無駄にしただけですしもったいないです。
業者に依頼するときはとにかく臭いの原因を何とかしてほしいとお願いしましょう。
トイレをリフォームしたい、というような言い方をしてしまうと本当にただ便器や壁紙、床材などを新しくしてお終いということもあります。
臭いの原因は解決せずお終いということもありますから注意してください。