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新築で考えたいグルニエの基礎知識と選び方を徹底解説!

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新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅を購入する際に、グルニエにこだわる方は珍しくありません。

グルニエとは屋根裏部屋や小屋裏収納と呼ばれており、収納スペースとして利用出来ます。

また、高さに制限がありますが書斎やキッズスペースとして利用しても良いでしょう。

グルニエって一体何?

新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅などの購入を検討している方は、毎日のように住宅情報をチェックしているものですが、その中でグルニエという言葉を目にすることがあるでしょう。

これはどういった意味なのでしょうか。

これは「屋根裏部屋」を意味するフランス語で、天井と屋根の間のスペースを利用した小部屋を意味しています。

グルニエは収納スペースとして役立つ場所ですが、それ以外にも役立たせることが出来るのです。

天井と屋根の間は一般的にデッドスペースとなってしまいますが、このスペースを有効活用することで無駄にせずに済むのです。

特に都心部の住宅は土地が限られていることから、収納スペースで悩む家庭は珍しくありません。

しかし、デッドスペースである天井と屋根の間を有効活用することで、より快適な生活を手にすることが出来るのです。

近年グルニエの活用方法が注目されています。

そのため、これまでは収納スペースとして利用されていたグルニエですが、採光や通気などを整えることで部屋として利用するケースも増えているのです。

それでは、住宅にグルニエを造ることにはどういったメリットがあるのでしょうか。

一般的にはクローゼットに入り切らない衣類、シーズンが限られているアウターなどを収納しています。

さらに、クリスマスツリーや雛人形など、年に一度だけ使用するものを仕舞っておいても良いでしょう。

そのほかにスノーボードや書籍、CDなど趣味の物を収納するケースも少なくありません。

さらに、棚やカラーボックスを利用することで、より効率良く収納することが出来るでしょう。

しかし、このスペースは基本的に人間が滞在する空間として造られていませんので、熱がこもりやすくなっています。

さらに、通気性も悪いので湿度が高くなる傾向にあるのです。

そのため、温度や湿度に影響を受けやすい物は置かないようにしましょう。

もちろん、荷物を置くだけのスペースではなく、子どもの遊び場として利用しても良いでしょう。

リビングなどの間取りと大きく異なっていますので、子どもにとって隠れ家のような空間になるのです。

それほど広くない空間ですが、子どもにとってはプレイルームとして活用出来るでしょう。

さらに、子どもだけでなく趣味のスペースとして利用することもおすすめです。

他から邪魔にならないスペースであることから、テレビとDVDプレイヤーを設置してシアタールームとして利用することも出来ます。

小屋裏収納?屋根裏部屋?

グルニエとは屋根裏部屋を意味しており、本来であればデッドスペースとなってしまう場所を小屋裏収納として活用出来るのです。

そのため、限られたシーズンだけに使用するような物や衣類などを仕舞っておくことが出来ます。

これまで使われることの無かったスペースを有効利用出来ることから、誰もが「グルニエ=屋根裏の収納スペース」というイメージを持っていることでしょう。

しかし、それだけのスペースではありません。アイデア次第でさまざまな用途に使用出来るスペースなのです。

居住スペースとして利用するのであれば、何より注意したいのは居住性でしょう。

温かい空気は上に行ってしまうだけでなく通気性も悪くなっていますので、空調設備を整える必要があります。

空調設備を考えずに居住スペースにすることは難しく、特に夏場は熱がこもりがちですので居住性は悪いと言えるでしょう。

特に子どものプレイルームとしての利用を考えている方は注意が必要です。

夏場に熱のこもった環境で遊ぶことになりますので、熱中症などのリスクが考えられます。

そのため、通気性と空調を整えてからプレイルームにしましょう。

そのほかに趣味の空間として活用する方法があります。

比較的静かな空間であることから書斎やアトリエがピッタリでしょう。

しかし、高さが140センチまでという制限がありますので、大人が立って歩くことはほぼ出来ません。

そのため、座りながら出来る趣味のスペースにしてください。

また、マットを敷いてヨガやストレッチなどの運動をすることも可能でしょう。

そのため、自分の趣味が空間で不自由をしないか考える必要があります。

もちろん、小学生であれば140センチは十分な高さですので、プレイルームにピッタリでしょう。

また、グルニエを収納スペースとして利用するのか、趣味や子供部屋の居住スペースとして利用するのかによって、空調設備などを整える必要があります。

そのため、建てる段階から目的に合わせた工事をする必要があるでしょう。

また、子どもが小さい間は子ども部屋や遊び部屋として利用できますが、小学校高学年になると狭く感じられてしまいます。

そのため、子どもが成長してからのことも考えて工事を行いましょう。

そして、グルニエへの移動はハシゴを使わなければなりません。

そのため、大きな荷物を持って移動することは転落の危険があります。

そのため、どのようなスペースとして利用するにしても、重い荷物や大きい荷物を運ぶことは難しいので注意しましょう。

新築の場合に押さえておきたいグルニエの「高さ」

新築一戸建てを購入する方の中で、グルニエを検討する方が増えています。

小屋裏収納や屋根裏などとも呼ばれており、収納スペースとして活用できるため人気となっているのです。

しかし、いくら便利なスペースだからといって、好きなだけの面積を造ることは出来ません。

この面積は法律によって決まっているのです。

これまでは設置する階の床面積の8分の1までが上限とされていました。

しかし、平成12年に建築基準法が改正されたことにより、現在は2分の1まで引き上げられているのです。

そのため、自分の求める間取りにすることも可能となりました。

活用方法が広がることで、より快適な生活を送ることが出来るでしょう。

この基準を守らずにグルニエを造ってしまうと階として判断されてしまい、2階建てのつもりが3階建てとなってしまうのです。

さらに、グルニエは天井の高さが決められており、140センチ以下でなければなりません。

そのため、収納スペースとして考えている方は、高さに制限がありますので注意しましょう。

そして、140センチという高さは大人が立って歩くことが出来ません。

そのため、趣味のスペースとして考えている方も注意が必要です。

座って作業をするスペースに向いているでしょう。

そして、グルニエに移動する居はハシゴを利用しなければなりません。

階段を設置することは出来ないのです。

さらに、建築基準法によって固定式のハシゴを使うことも出来ませんので、取り外し可能なハシゴや折りたたみ式のハシゴを使う必要があるのです。

そのため、収納スペースとして利用するのであれば、運ぶ荷物のサイズや重量についても注意してください。

また、同様の設備としてロフトと呼ばれるものがありますが、これはどういったものなのでしょうか。

ロフトとは部屋の天井までの空間を区切ったスペースで、こちらも床面積の2分の1までの広さにすることが出来ます。

そして、ロフトであれば固定式のハシゴを設置することが認められています。

ロフトは物置として利用出来るだけでなく、書斎など趣味のスペースとして利用することが出来ます。

さらに、場合によっては布団を敷いて寝室のように利用する方も少なくありません。

しかし、ロフトは高い場所にありますので、どうしても夏場は暑くなってしまいます。

さらに、簡易的なハシゴになってしまうので急勾配になることがほとんどです。

そのため、転落などのリスクが発生してしまうので、お年寄りには利用しづらいスペースと言えるでしょう。

収納スペースとしても抜群?

せっかく新築一戸建てを購入するのであれば、居住スペースだけでなく収納スペースのことも考えたいもの。

特に都心部は土地が高いのでどうしてもこういったスペースが限られてしまうのです。

そのため、グルニエという選択肢が人気となっています。

こちらは屋根裏のようなスペースで、物置として活用することが出来るのです。

しかし、上手く活用しなければ無駄になってしまうので、活用方法を知っておきましょう。

そのためにはメリットとデメリットを理解することが大切です。

グルニエは折りたたみ式のハシゴで移動をしますので、居住スペースからその中を見ることが出来ません。

そのため、どのような物を仕舞っていても視界に入ることが無いのです。

こういった荷物はどうしても見苦しくなってしまいますので、これはありがたいことでしょう。

さらに、家族だけでなく来客にも見られる心配がありませんので、プライバシー面でも安心です。

また、同様の設備としてロフトがありますが、ロフトは天井までの空間を区切ったスペースであることから外側から見えてしまうのです。

そのため、年の限られたシーズンだけ使用する物や本、CDなどの置き場に適しているでしょう。

また、グルニエは居住スペースとして使用することも出来るので、小さい子どもにとって遊び場として利用出来るでしょう。

さらに、間取りにも特徴がありますので、秘密基地のような気分が味わえるのです。

建築基準法によって140センチまでの高さに限られていますが、子どもであれば十分な高さでしょう。

しかし、140センチという高さは大人にとって窮屈なスペースです。

そのため、書斎や勉強部屋など座って作業をするスペースとして利用しましょう。

さらに、140センチまでとなっていることから、収納する荷物の高さにも注意してください。

また、グルニエは高い場所にありますので、どうしても熱と湿気がこもってしまうのです。

そのため、断熱材や換気扇などを設置しましょう。収納する物によっては熱や湿気に弱い場合もありますので、それに合わせて設備を整えてください。

さらに、換気のための窓をつけることは有効的ですが、なるべく小さい窓にしましょう。

あまりに大きい窓になってしまうと日差しが強くなり、余計に暑くなってしまうのです。

居住スペースとして利用するのであれば特に注意が必要です。

また、物置として利用するのであれば定期的に空気の入れ替えをしましょう。

これによって湿気を防ぐことが出来ます。

おしゃれなグルニエの活用方法

皆さんはグルニエについてどういったイメージを持っているでしょうか。

収納スペースというイメージしか持っていない方も多いことでしょうが、そのようなことはありません。

アイデア次第でさまざまな活用方法があるのです。

せっかくこういったスペースを用意するのであれば、ライフスタイルに合わせて活用をしましょう。

グルニエは何より高さ140センチという制限があるため、使いづらいスペースと考えてしまいがちですが、そのようなことはありません。

大人だったとしても座ってしまえば快適な居住スペースとなるのです。

そのため、本棚とベンチを設置して読書スペースにしてはいかがでしょう。

他から邪魔されない空間であることから、ゆっくりと読書を楽しむことが出来ます。

読書とはパーソナルな時間であることから、集中出来る空間でなければ楽しむことが出来ません。

そのため、こういった空間を造ることで図書館のような気分が味わえるのです。

さらに、ソファーやテレビを設置する方も珍しくありません。

これによって第二のリビングとして利用することが出来るのです。

しかし、リビングにするのであれば空調や換気などの設備を整えましょう。

これによって快適な空間を手に入れることが出来ます。

そして、居住スペースとして利用するのであれば畳を敷いても良いでしょう。

畳であればすぐに横になれますので、天井の低さも気になりません。

さらに窓を設置することで空気の流れや自然の明るさを堪能することも出来ます。

特に和室の無い家でしたら畳の部屋が欲しくなるものです。

また、日当たりの良い立地であれば天窓を取り付けても良いでしょう。

春など温かい季節であれば心地よい日差しを楽しむことが出来ます。

しかし、夏場は日差しが強くなってしまいますので、日差し対策もしておきましょう。

そして、グルニエの利用方法として最も人気があるのは、キッズスペースとしての利用でしょう。

小さい子どもにとって140センチという高さは問題ありません。

むしろ秘密基地のような気分が味わえますので、子どもにとって刺激的な空間となるでしょう。

ある程度おもちゃを散らかしたとしても、ほかの家族の迷惑になりません。

さらに、キッズスペースとしてではなく子どもの寝室にしても良いでしょう。

大人にとってハシゴの昇り降りは大変ですが、子どもであれば魅力的なアトラクションのひとつになるのです。

そして、子どもが大きくなって狭く感じられたら、キッズスペースや子ども寝室ではなく物置として再利用しましょう。

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