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新築で浴室暖房乾燥機は必要?タイプ別に価格などを徹底解説!

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洗濯物を乾燥するため、新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅に購入時に浴室暖房乾燥機を設置する方が増えています。

後付けで設置することも少なくありません。

これにはガス式と電気式の二種類があり、方式によって価格が異なります。

そもそも浴室暖房乾燥機とは

浴室暖房乾燥機とは浴室内に干した洗濯物の乾燥をすることが出来ます。

洗濯物はベランダに干すことが一般的ですが、雨の日に乾かすことは出来ません。

しかし、天候を気にせずに乾かすことが出来るのです。

さらに、浴室は入浴時以外に使用することがありませんでしたが、こういった設備を導入することでスペースの有効活用にもなります。

これだけ便利な設備であることから、新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅などの購入の際に導入を考える方が増加しています。

さらに、近年は賃貸マンションでも導入しているケースが見られるのです。

浴室暖房乾燥機の機能は衣類の乾燥だけではありません。

浴室の乾燥も可能ですので、これによってカビの繁殖を防ぐことが出来るのです。

浴室は一度カビが生えてしまうと厄介で、その黒ずみを落とすことは非常に大変でしょう。

そして、タイマーや湿度によって稼働させることが出来ますので手間がありません。

さらに、暖房や涼風機能もありますので、季節ごとの気候の変化を気にすること無く入浴を楽しむことが出来るのです。

そのほかにミストサウナなどの効果もありますので、目的に合わせて利用することが出来るでしょう。

これだけ魅力的な浴室暖房乾燥機ですが、メーカーではさまざまなタイプを用意しています。

これは大きく三種類に分けることが出来、天井埋め込みタイプ、天井付けタイプ、壁掛けタイプがあります。

これらのタイプにはどういった特徴があるのでしょうか。

天井埋め込みタイプはスペースを有効活用することが出来ます。

そのため、浴室内をすっきりとさせたい方に向いています。

しかし、設置する手間がかかりますので天井埋め込みタイプを利用するのであれば、新築購入時や浴室全体のリフォーム時に導入することが一般的です。

さらに、天井埋め込みタイプの中には浴室だけでなく、洗面室、トイレなどの水回りの換気にも対応している場合があります。

天井埋め込みタイプは天井裏のダクトを通す工事が必要であることから、簡単に取り付けることが出来ません。

それが難しいようでしたら天井付けタイプや壁掛けタイプを利用しましょう。

これらのタイプは天井裏にダクトを通す必要がありません。

既存の換気扇を取り外して、その換気口を利用することで設置をします。

工事の手間がそれほどかかりませんので、リフォーム時の後付けとして設置をすることが一般的です。

換気口によっては取り付け出来ない場合もあるので注意しましょう。

ガス式の浴室暖房乾燥機のメリット・デメリット

天気を気にせずに衣類の乾燥が出来ることから、浴室暖房乾燥機を導入する家庭が増加していますが、これにはガス式と電気式の二種類があります。

ガス式にはどういったメリットとデメリットがあるのでしょうか。

ガス式とは外部に設置した暖房専用熱源機や給湯暖房用熱源機などで、ガスを使って約80℃のお湯を作っています。

そして、循環ファンを使って浴室内の空気を機器内に取り込んで、その空気を温めて温風を送っているのです。

この温風によって衣類の湿気を乾燥させるだけでなく、湿気を含んだ空気を換気ファンで外に排出をしています。

これによって衣類を乾燥させることが出来るのです。

このような仕組みとなっているガス式ですが、最大のメリットはその温める能力の差でしょう。

電気式は電気によって温風を作っていますが、ガス式ほど早く温めることが出来ません。

そのため、素早く温めることがあるのです。

ガス式であれば約15分で34℃まで温めることが出来ますのですぐに乾燥が出来ます。

さらに、足元から温めることが出来ますので、浴室内全体をムラ無く温めることも出来るのです。

さらに、浴室暖房乾燥機本体では燃焼をしていませんので空気を汚す心配もありません。

そのため、常にクリーンな環境で衣類を乾燥させることが出来るのです。

そして、ガス式の浴室暖房乾燥機を検討している方にとって、ランニングコストが気になってしまうでしょう。

仮に2キロの洗濯物を乾燥させるのであれば、約64分で59円かかります。

しかし、電気の場合は148分で98円かかってしまうのです。

そのため、ランニングコストをセーブすることが出来るでしょう。

しかし、浴室暖房乾燥機は浴室外の空気を温水で温めて、温風を送り込むことで乾燥させています。

そのため、浴室外の気温が高ければすぐに温めることが出来ますので、ランニングコストを下げることが出来るのです。

季節によって浴室外の気温は変化しますので、そういった部分も考えましょう。

しかし、どのような家庭にもガス給湯器がありますが、その給湯器をそのまま使うことは出来ません。

80℃のお湯を作って、なおかつそれを循環させる熱源機が必要になってしまうのです。

そのため、現在の給湯器を給湯暖房用熱源機に取り替えなければならないというデメリットがあります。

また、これまで電気式を使用していた家庭であれば、取り替えて設置出来る場合もありますので、まずは業者に相談をしましょう。

電気式の浴室乾燥暖房機のメリット・デメリット

浴室暖房乾燥機はガス式だけでは無く電気式も存在しています。

こちらは熱源が電気となっており、ヒーターやヒートポンプを利用することで熱を作り出して乾燥や暖房を行っています。

浴室乾燥機本体の中で熱を作りますので、取り付け工事が比較的手軽というメリットがあります。

そのため、工事費用をリーズナブルに抑えたいのであれば、こちらの方式がおすすめです。

中でも特に人気が高まっているのはヒートポンプ方式です。

こちらは浴室外の空気を取り込んで温め、その温風を送り込むことで浴室内を温めます。

そのため、浴室内の空気をクリーンに保つことが出来るのです。

もちろん、浴室外の温度によって温めるスピードが変化しており、温かい空気であればローコストで温めることが出来ますが、冷たい空気であればコストが余計にかかってしまいます。

また、ヒートポンプ方式の温風は温度が低めになっていますが、風量が強いので室内の温度を均一に温めることが可能です。

また、電気式は設置が手軽というメリットがありますが、そこには注意が必要です。

浴室暖房乾燥機の設置には必ずアース工事が必要になりますので、電気工事士の有資格者でなければ作業をすることが出来ません。

漏電やショートの危険性があるのです。

そのため、設置を検討しているのであれば専門の業者に相談をしましょう。

しかし、電気式はガス式と比較してどうしても温度が低くなってしまいます。

そのため、ガス式と同じように使うのであれば電気代がかかってしまうのです。

設置費用がリーズナブルであることから電気式を選んでしまいがちですが、その前に必ずランニングコストについて考えましょう。

また、電気式を利用するのであれば、少しでもランニングコストを抑えなければなりません。

現在の浴室暖房乾燥機はランニングコストを抑えるためのエコモードなどがあります。

さらに、洗濯物の量に合わせて風量や温度を変えることが出来ますので、無駄の無いように調整しましょう。

そして、タイマー設定などで余計な運転を避けることも出来ます。

これらの工夫をすることで、ランニングコストをセーブすることが出来るのです。

さらに、浴室暖房乾燥機は浴室内を温めるだけではありません。

換気や乾燥をすることで浴室内の結露やカビの発生を防ぐことが出来ます。

こちらは24時間換気なども出来ますが、それが不要な場合はタイマー設定などをして無駄を減らしましょう。

そのほかに、湿度が低下すると自動でストップする機能などもあります。

新築の場合、後付けで考えるのもあり?

浴室に浴室暖房乾燥機を設置する家庭が増加しています。

新築の購入をするのであれば最初から設置することが可能ですが、すでに浴室が完成している住宅では後付けをしなければなりません。

それでは、浴室暖房乾燥機を後付けするにはどうしたら良いのでしょうか。

浴室暖房乾燥機を後付けすることは可能です。

しかし、一般的な浴室暖房乾燥機は天井に埋め込むタイプとなっていますが、タイル張りになっている浴室は壁掛けタイプになることもあります。

浴室のスペースが気になる方もいるでしょうが、壁掛けタイプだったとしてもそれほど邪魔にはなりません。

また、浴室暖房乾燥機には電気式とガス式の二種類がありますが、それぞれ設置価格が異なります。

電気式であれば約13万円で設置出来ますが、ガス式は9万円で設置が可能です。

しかし、ガス式はそのほかに10万円ほどの熱電機が必要になります。

そのため、トータルの費用は電気式の方がリーズナブルと言えるでしょう。

しかし、ランニングコストを考えると電気式の方が高額になってしまいます。

さらに、浴室を温めるスピードはガス式の方が上です。

それでは、電気式とガス式を比較して、具体的にどれだけランニングコストの差が生まれるのでしょうか。

もちろん、浴室暖房乾燥機の種類によってランニングコストは変化しますが、一般的な電気式で計算をします。

冬場であれば入浴の30分前から暖房を運転させ、入浴中はスイッチをオフにするものですが、それでしたら約16.9円の電気代です。

そして、衣類乾燥機として使用するのであれば、2キロの洗濯物を2時間半で乾かすことが出来ます。

この場合の電気代は約80.25円です。もちろん、この数字は季節やエリアによって変化します。

これとは逆にガス式のランニングコストはどうなっているのでしょうか。

こちらであれば6分程度で25℃まで温めることが出来、ランニングコストは8円程度です。

さらに、2キロの洗濯物を1時間強で乾燥させることが出来ますが、こちらのランニングコストは50円ほど。

そのため、ランニングコスト面においてガス式は電気式よりも優秀と言えるでしょう。

また、ガス式は浴室が温まるまでのスピードも早くなっていますが、これは非常に重要なポイントです。

もちろん、事前に忘れずにスイッチを入れておけば電気式でも問題ありませんが、ついつい忘れてしまいがちなもの。

そこで電気式でしたらいつまで経っても浴室が温まらないのです。

新築の浴室暖房乾燥機の価格相場

新築で住宅を購入するのであれば浴室暖房乾燥機を設置したいものですが、それにはどの程度の価格なのでしょうか。

一般的には8万円から20万円とされていますが、メーカーや種類によって異なります。

ガス式の浴室暖房乾燥機であれば室内機のほかに室外機も設置しなければなりません。

さらに、これらの機械を繋ぐ温水パイプを通すために壁に穴を開ける工事もしなければなりません。

そのため、大掛かりな工事が必要になってしまうのです。

それとは逆に電気式は室内機の設置だけですのでそれほど大規模な工事は必要ありませんが、電力によっては分電盤からの配線工事や電線の張替え工事などが必要になることもあります。

浴室暖房乾燥機の種類によって工事費用は大きく異なりますが、設置場所によっても価格は変化します。

天井埋め込みタイプであれば浴室の邪魔になりませんが、それだけ大規模な工事になってしまうのです。

しかし、せっかくなら少しでもリーズナブルに設置したいものですが、そのためには希望する機能を業者に伝えましょう。

旧型の商品や業者が在庫を抱えている機種であれば、リーズナブルに設置が出来ます。

メーカーにこだわりが無いようでしたら、こちらの方法がおすすめです。

まずは業者に相談をしましょう。

また、新築分譲住宅や建売住宅の場合は浴室の規格が最初から決められていますが、その規格に合わせた浴室暖房乾燥機がありますので、そういったものを設置しましょう。

そして、浴室暖房乾燥機を使用していると異音を発する時があります。

さらに、明らかに暖房機能が低下することがあるのです。

そういった場合はすぐに業者に連絡をしましょう。

修理で対応出来る場合もありますが、交換が必要になることもあるのです。

また、修理や交換には電気工事やガス配管工事が必要になりますが、これらの工事は有資格者でなければなりませんので注意しましょう。

また、浴室暖房乾燥機を利用することで洗濯物を早く乾かすことが出来ますが、機能はそれだけではありません。

浴室内の温度調整が出来ますので、どのようなシーズンでも快適な入浴が出来るのです。

特に冬の寒い季節はヒートショック現象の恐れがあるのです。

ヒートショック現象とは急激な温度差が身体に悪影響を与えてしまい、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こすこともあります。

特に高齢者は死に至ることもありますが、浴室暖房乾燥機によってヒートショック現象を防ぐことが出来ます。

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