外からの視線を遮断したり、光量を調節したりするのに便利なロールスクリーン。
ロールスクリーンはカーテンよりもスタイリッシュな見栄えで、かつ機能性にも優れています。
すっきりとした窓辺を作るためにロールスクリーンの導入をお考えの方も多いかと思いますが、ここで気になるのが「どのように取り付けるのか」という問題ではないでしょうか。
ロールスクリーンを窓に取り付けるとき、
- 具体的にどういう方法があるのか
- 費用はどれくらいかかるのか
- 取り付け方によってどんな違いがあるのか
今回は、こういった疑問にお答えしていきたいと思います。
ロールスクリーンの取り付け方や費用、メリットやデメリットについて知りたいという方はぜひチェックしてみてくださいね。
ロールスクリーンを取り付ける方法
まずはじめに、ロールスクリーンを取り付ける方法からご紹介していきます。
ロールスクリーンの取り付け方法には、自分で取り付けるパターン&業者に依頼して取り付けてもらうパターンの2種類があります。
それぞれの施工の流れや取り付けにかかる費用、メリットなどについてチェックしていきましょう。
自分でロールスクリーンを取り付ける方法
自分でロールスクリーンを取り付けるにあたり、窓枠に取り付ける方法と、カーテンレールに取り付ける方法があります。
それぞれの施工の流れを確認してみましょう。
【窓枠に取り付ける場合】
- 窓枠に金具やブラケットを取り付け、ロールスクリーンを接続する土台を作る。
- ブラケットを取り付けたら、本体裏側のフレーム耳部分をブラケットのツメに引っ掛けて押し込む。
- カチッと音がすれば設置完了!
【カーテンレールに取り付ける場合】
- カーテンレールの端についているキャップストップ&ランナーを外す。
- カーテンレールのレールビスという金具を使い、カーテンレールの端に取り付ける。
- 手前からフレームを引っ掛けて押し込む。
- カチッと音がすれば設置完了!
賃貸物件にお住いの方や、窓枠に傷をつけたくないという方にはカーテンレールを利用した設置がおすすめです。
自分でロールスクリーンを取り付ける場合の費用は、ロールスクリーンの本体代金&ドライバーやレールビスなどの金具代だけで済むのでリーズナブルです。
取り付け方もいたってシンプルなので、方法さえわかっていれば誰にでも簡単に設置することができるでしょう。
ただし、自分で取り付ける場合は「しっかりとブラケットやレールビスが固定されているか」を確認してください。
固定が不十分だと、ロールスクリーンの重さに耐えきれずに本体が落下し思わぬ事故につながる可能性があります。
また、設置の際にブラケットがななめにならないように気をつけるのもポイントです。
不安な方は水平器を使ったり、鉛筆などで目印をつけたりしてから設置すると良いでしょう。
ロールスクリーンの取り付けを業者に依頼する方法
次に、ロールスクリーンの取り付けを業者に依頼する方法をチェックしていきます。
業者に見積もりをとってから依頼、施工…という流れになりますが、取り付けの方法に関しては先にご紹介した自分で取り付ける際の手順と同様です。
業者に依頼した場合の費用は、基本出張料が10,000円ほどで、取り付け費(一箇所あたり)が8,000円ほど。
業者によりますが、ロールスクリーンの場合は1,000円ほど追加料金がかかる場合もあります。
また、取り付ける窓のサイズが大きい場合や、既存のロールスクリーンを撤去する場合などにも追加で費用が発生します。
ちなみに、高さが3m以上あるような吹き抜けの窓は「高所取付」オプションとなり、一箇所5,000円ほど追加になることも。
こういった費用は業者によって差があるので、依頼をする前に複数の業者に見積もりをとることをおすすめします。
業者を比較した上で、納得のいく施工内容&費用を提示してくれる業者に依頼をしましょう。
ちなみに、ロールスクリーンの取り付けを業者に依頼する際にこれだけの費用がかかるとなると、自分で取り付けた方がお得なのでは?と感じる方も多いかと思います。
しかし自分で取り付ける場合、不慣れな施工によってロールスクリーンが落下したり、ななめに取り付けてしまい不恰好な見た目になったり…と、失敗する可能性が高くなります。
その点プロである業者にお願いすれば、こういったトラブルに見舞われることはありません。
出窓や高窓など届きにくい場所にある窓に関しても、設置の際に危険が伴う可能性がありますので、業者にお願いした方が安全でしょう。
ロールスクリーンの付け方「正面付けor天井付け」どっちがいい?
ロールスクリーンの取り付け方には、正面付けと天井付けの2パターンがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリット、取り付けるのにおすすめのシチュエーションをチェックしていきましょう。
正面付け
一回り大きいロールスクリーンで、窓を覆うように取り付ける。
メリットは…
- ロールスクリーンを上げたときのたまりを窓の上部に逃すことができる。
- 窓サイズよりも大きい布面積のため、隙間ができず光が漏れにくい。
デメリットは…
- 各アイテムに厚みがあるため、十分な壁からの出幅が必要。
【正面付けはこんなシチュエーションにおすすめ!】
- 光漏れや、外からの視線を完全に遮りたい場合。
- たまりを上部に引き上げ、窓を大きく見せたい場合。
天井付け
窓枠内に取り付ける方法。
メリットは…
- 壁からの出幅がなく、すっきりとした見た目になる。
デメリットは…
- ロールスクリーンを開けたときのたまりが開口部に残り、窓の一部を隠してしまう。
- 取り付けた際、上下左右に平均5mm程度の隙間ができる。外からの視線や光漏れを防ぐことができない。
【天井付けはこんなシチュエーションにおすすめ!】
- 収納やエアコン、大型の家具などが干渉し、窓周辺に十分なスペースがない場合。
- たまりが気になりにくい、高い位置にある窓に取り付ける場合。
- 通路や部屋の入り口付近など、ロールスクリーンが出っ張ると邪魔になる場所に取り付ける場合。
このように、正面付けと天井付けにはそれぞれに適したシチュエーションがあります。
なので、一概に「どちらの方が良い」と言い切ることはできません。
ロールスクリーンを取り付ける対象の窓を確認した上で、臨機応変に設置方法を決めましょう。
ただし、同じ部屋の中での正面付け・天井付けの併用はおすすめできません。
窓周辺の環境に応じてロールスクリーンの取り付け方を変えたい気持ちはわかりますが、同室内での併用は部屋の統一感を損なってしまうので要注意です!
まとめ
ロールスクリーンの取り付け方法や費用、正面付けと天井付けの違いについてお伝えしてきました。
ロールスクリーンを取り付けるのはいたって簡単で、自分で設置すれば大幅に費用を浮かせることができます。
しかし、安全や施工の完璧さを求めるのなら業者への依頼がおすすめです。
自分で取り付けるよりも費用は多少かかってしまいますが、ロールスクリーンはこれから先長く使い続けるものと考えればそれほど高い出費ではないでしょう。
また、ご自宅の窓周辺の状況を確認し、それに応じて正面付けにするか天井付けにするかを判断するというのも重要なポイントです。
見栄えだけでなく実際の使い勝手も考慮した上で取り付け方法を決めて、ロールスクリーンを有効活用しましょう!