防災や防犯対策におすすめのシャッター。
オフィスや店舗だけでなく、一般のご家庭の窓や駐車場でも利用されている設備です。
一口にシャッターといっても、操作方法や材質、形状などはそれぞれの製品によって違い、それに応じて特徴や用途も異なります。
今回は、そんな窓用・駐車場用のシャッターの種類についてわかりやすくご説明していきたいと思います。
シャッターの設置をご検討中の方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
シャッターの操作方法は2種類
まずはじめに、シャッターをどのようにして開け閉めするか…という基本的なところから見ていきましょう。
シャッターの操作方法は、以下の2種類です。
操作ラクラク♪電動シャッター
リモコンやスイッチなどを利用し、遠隔で開閉ができる電動シャッター。
直接力を加える必要がないため、力の弱い女性やお年寄りにもおすすめです。
電動シャッターは種類も豊富で、専用のアプリがリモコンの代わりになる製品や、開閉時間を設定できる製品なども発売されています。
「作動中、人に当たることはないの?」と不安に思っている方もいるかもしれませんが、最近の電動シャッターにはセンサーがついており、人やモノを検知すると自動で停止するようになっているので安心してください。
こういった機能が正しく動作するように、メンテナンスは定期的に行いましょう。
普段は電動、停電時には手動に切り替わるシャッターを選ぶことで、災害時の安全確保にもつながります。
シンプルな手動シャッター
自力で開閉する手動シャッター。
機能がシンプルなぶん、電動シャッターよりも設置費用や修理費用がリーズナブルです。
人感センサーのついていない電動シャッターにありがちな、開閉時の事故の心配もありません。
ただし、自力でのシャッターの開閉は意外と力が必要になります。他にも、開閉する際に手が汚れたり、開閉時の音が電動よりもうるさかったり…といったデメリットも。
長期的に、快適にシャッターを利用していきたいという方には、手動よりも電動がおすすめです。
設置したあとで後悔してしまわないよう、よく検討してから導入するようにしましょう。
窓シャッタータイプの種類
次に、窓シャッターの種類についてチェックしていきましょう。
窓シャッターとは、上下に開閉する窓用のシャッターのことで、台風や大雨時の窓の保護に役立ちます。
昔は「雨戸」がこの役割を果たしていましたが、最近ではその利便性から、雨戸からシャッターへのリフォームを考えるご家庭も多くなってきているようです。
シャッターは夏場に太陽の熱を遮断したり、冬場に暖かい空気を閉じ込めたりと、室内の温度を快適に保つためにも活用されます。
また、外からの視線を遮断するため、プライバシー保護や防犯対策になるというのも窓シャッターの魅力のひとつ。
旭化成ホームズの調査によると、窓からの侵入被害を受けた家のうち、シャッターの閉まっている窓からの侵入は、全体の2パーセントというかなり少ない確率のようです。
シャッターの防犯性の高さが伺えますね。
参照元:防災・防犯効果 | ウインドウシャッター | YKK AP株式会社
とはいえ、シャッターをつけたから防犯対策は完璧!とも限りません。
シャッターを設置して安心しているところを狙われたり、シャッターの開閉で在宅状況がわかりやすくなったり…といったリスクがあることもあらかじめ知っておきましょう。
そんな窓シャッターは、以下の3種類に分けられます。
クローズタイプ
窓を完全に覆うことができるタイプ。通風採光用の穴がないため、最も防犯に優れています。
窓だけでなく、ガレージにも利用されることが多いシャッターです。
スリットタイプ
参照元:暮らしに快適と安心を。「リモコンスリットシャッター」 | YKK AP株式会社
スリットが入っているタイプ。
シャッターが閉まっていても隙間が空いている状態になるので、風通しや日当たりは良好です。
ブラインドタイプ
参照元:暮らしに快適と安心を。「リモコンスリットシャッター」 | YKK AP株式会社
スリットの角度を目的に応じて変えられるタイプ。
風量や明るさを調節することができる、使い勝手の良いシャッターです。
小窓用シャッター
参照元:マドモア ブラインド 手動タイプ | 建築・設計関係のお客様 | 三和シヤッター工業株式会社
トイレやキッチンなどについている、換気用の小窓。こんなに小さい窓から侵入されることはないだろう…なんて油断してはいけません。
防犯の目が届きにくい小窓は、外部からの侵入経路として狙われやすい場所のひとつです。
しっかり防犯対策をしたい!という方は、小窓用シャッターの設置をおすすめします。
駐車場(ガレージ)シャッター素材別種類
雨や雪、外部の侵入者から車を守ってくれる駐車場シャッター。
一見どれも同じように見える駐車場シャッターですが、素材と形状によって特徴が異なります。
さっそく、駐車場シャッターの種類をチェックしていきましょう。
スチール
参照元:プラテアII スチールタイプ 手動式-LIXIL鈴木シャッター – ガレージシャッターならエクスショップ
軽い素材で、開閉がしやすいスチールシャッター。
駐車場シャッターの中では設置費用が安めですが、錆びやすいのが欠点です。
アルミ
参照元:静々動々(せいせいどうどう) | 建築・設計関係のお客様 | 三和シヤッター工業株式会社
錆びにくく、耐久性に優れているアルミシャッター。メンテナンスは楽で、見た目にも高級感がありますが、設置費用は高めです。
ステンレス
参照元:スーパーステンレスシャッター | 建築・設計関係のお客様 | 三和シヤッター工業株式会社
錆びや水に強いステンレスシャッター。使い勝手は抜群ですが、アルミシャッター同様に設置費用が高くなりがちです。
木製
参照元:木製ガレージドア | CHANNEL ORIGINAL
様々なデザインがある、味わい深い木製シャッター。景観は良いのですが、雨や風に弱いため、定期的なメンテナンスが必要になります。
駐車場(ガレージ)シャッターの形状別種類
スラットシャッター
参照元:バランスシャッター | 建築・設計関係のお客様 | 三和シヤッター工業株式会社
ガレージによく利用されているスラットシャッター。
スラットが巻き取られ、上部についているシャッターケースに収納される仕組みになっています。
グリルシャッター
参照元:高頻度グリルシャッター | 建築・設計関係のお客様 | 三和シヤッター工業株式会社
パイプ状の構造のため隙間が空き、駐車場内が見えるようになっているグリルシャッター。
明るく開放的な印象になるため、車のディスプレイも楽しめます。
上部解放シャッター
参照元:軽量ハイリンクシャッター | 建築・設計関係のお客様 | 三和シヤッター工業株式会社
シャッターの上部にグリルが組み込まれている上部解放シャッター。
換気に採光、目隠しと、利便性に優れた形状です。
重量シャッター
参照元:ギガワイド・メガワイド・ワイド | 建築・設計関係のお客様 | 三和シヤッター工業株式会社
外壁開口部、または建物内部にとりつける重量シャッターもチェックしておきましょう。
重量シャッターとは、スラット板の暑さが1.2mm以上で、パイプが組み合わされている製品のことをさします。
このように強固な作りの重量シャッターは、家庭用ではなく、オフィスビルや工場、倉庫の防犯、防火、防煙などの目的で利用されるのが一般的です。
駐車場シャッターでもご紹介した内部が見えるグリルタイプの重量シャッターは、ディスプレイを目立たせたい店舗やビルなどにもぴったりです。
まとめ
シャッターの種類と特徴についてご紹介してきました。
シャッターは素材や形状により、期待できる効果が異なります。
開閉の簡単さ、防犯性、耐久性、見栄え…など、最も重視したいポイントを決めた上で検討すると良いでしょう。
シャッターを取り付けることで、雨風や不審者などから家や車を守ることができます。
より安心して暮らせる家にするために、ぜひシャッターの導入を検討してみてくださいね。