新築キッチンのコンセントの数や位置で困らない為のチェックポイント

家を建てるにあたり、多くの人が失敗してしまいがちな「コンセントの数と位置」。

電源をとりたい場所にコンセントがなかったり、微妙にコードが届かなかったり…というトラブルは、生活をしていく上で大きなストレスになります。

特に気をつけてほしいのが、キッチンのコンセントの位置

冷蔵庫やオーブンレンジ、炊飯器…といった様々な電化製品を扱うキッチンでは、しっかりコンセントの位置を考えないと家事がしにくくなってしまいます。

「だいたいこの辺にあればいいかな?」と適当に決めてしまうと、間違いなく後悔することになるでしょう。そうならないためにも、正しい知識を身につけておきたいですよね。

そこで今回は、「キッチンのコンセントの数や位置を決める際のポイント」をご紹介していきたいと思います。

ポイントを押さえた上でコンセントの位置を決めれば、入居後に感じる不便や、「こんなはずじゃなかったのに!」という後悔を回避することができますよ!

こうなるのは避けたい!よくあるキッチンのコンセント失敗例

キッチンのコンセントの数や位置を決めるにあたり、まずはじめに「コンセント配置の失敗例」からお伝えしたいと思います。

良い例だけでなく悪い例も知っておかないと、正しいコンセントの数や位置を把握することができません。

具体的な失敗例から、「キッチンのコンセントの配置を失敗したことでどのような影響があるのか」チェックしていきましょう。

コンセントの数が足りない

キッチン周りのコンセント配置で一番多いトラブルが、「数が足りない」ということです。

多くの電化製品が使われるキッチンでは、それに応じてたくさんのコンセントが必要になります。

日常的に使うキッチン家電は基本的に据え置きになるので、できればコンセントはさしたままにしておきたいですよね。

コンセントの数が足りないことで、家電を使うたびにコードを差し替えなくてはならなくなったり、変な位置から電源をとることで動線が悪くなったりします。

キッチンの使い勝手が悪いと家事が負担になってしまいますので、コンセントの数は慎重に決めましょう。

大物家具・家電に隠れてしまう

「コンセントが隠れて使えなくなってしまう」というのも、キッチン周りのコンセント配置で多いトラブルです。

特にカップボードや冷蔵庫といった大物家具・家電には要注意!

家具や家電でコンセントが隠れてしまうと、単に電源がとれなくなるというだけでなく、安全面でも問題が発生します。

長い間使われていないコンセントの周辺には、たくさんの埃がたまります。その埃が原因で火事が発生することもあるので、コンセントの位置には十分に気をつけましょう。

コードが届かない&ギリギリの距離

コンセントの数を十分にとったつもりでも、コードが届かなければ意味がありません。

コードが届かない場合、延長コードを増設する必要があります。タコ足配線はごちゃごちゃとして使い勝手が悪い上、見栄えもイマイチです。

また、仮にギリギリ届くような位置にコンセントがあったとしても、ピンと張り詰めた状態で電源をとるのは危険です。

コードに引っかかって家電を倒してしまったり、子供がつまずいて転んだりすることもあるかもしれません。

電気ポットが倒れて熱湯がこぼれたり、炊飯器が落下して体にぶつかったりする可能性もないとは言い切れないですよね。

コンセントの位置を決める際には、家電との距離もしっかり計算しましょう。

コンセントの数や位置を決めるためのコツ

ご紹介した失敗例を踏まえた上で、キッチンのコンセントの数や位置を決めるためのコツをお伝えしていきたいと思います。

ポイントをしっかりおさえて、絶対に後悔しないようなキッチンのコンセント配置を目指しましょう!

使う家電をリストアップする

コンセントの数や位置を決めるにあたり、まず一番はじめに行ってほしいのが「家電のリストアップ」です。

みなさんがキッチンで使っている、コンセントが必要な電化製品の数を数えてみてください。

炊飯器、オーブンレンジ、トースター、電気ケトル、ミキサー、コーヒーメーカー、ホームベーカリー…などなど、一般的な家電をあげるだけでもこれほどの数になります。

こうして実際に使う可能性のある家電をリストアップすることで、キッチンにいくつコンセントがあれば良いのかが明確になるでしょう。

どこで何を使うのかを想像する

コンセントの数が具体的にイメージできたところで、次に「その家電をいつ、どこで使うのか」考えてみましょう。

例えば、あらかじめ用意した家電スペースに炊飯器・オーブンレンジ・トースター・電気ケトルといった「日常的に使用する家電」を据え置くとします。

すると、ここでは最低4口のコンセントが必要になります。

それだけでなく、ミキサーやホームベーカリー、コーヒーメーカーといった「必要な時だけ取り出して使う家電」のためにも、もう数口コンセントが必要ですよね。

さて、みなさんがこれらのイレギュラーな家電を使う場所は、炊飯器やオーブンレンジなどと同じ家電スペースでしょうか。それとも、キッチン内の他のスペースでしょうか。

コンセントの数だけでなく使う場所を考えていないと、「コンセントはあるけど届かない」「日用家電をどかさないと他の家電が使えない」といった事態が起きてしまいます。

家電の具体的な配置を考えながら、どこに何用のコンセントがあればいいのかをイメージしましょう。

コンセントは多めに配置する

「現時点で家電が少なく、そんなに多くのコンセントは必要ない」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ライフスタイルの変化に応じて家電は増えていくものです。

家事の負担を軽減するために、自動調理器や食洗機といった便利家電が欲しくなることもあるかもしれません。

後からコンセントをつけるのは大変なので、新築の時点で多めにつけておくと良いでしょう。

コンセントが少なくて困ることはあれど、多すぎて困ることは特にありません

使う日がくるまでコンセント用のキャップをはめておけば、埃もたまらず安全ですよ。

大物家具、家電の大きさを確認する

家具や家電のうしろにコンセントが隠れてしまわないよう、それらをどこに置くのか、そしてその大きさはどれくらいなのか、しっかり計算しておきましょう。

特に気をつけてほしいのが、冷蔵庫と据え置き型のカップボードです。

今後、家族の数に応じて大きめの冷蔵庫に買い換える機会もあるかもしれません。

今使っている冷蔵庫に合わせてコンセントの位置を決めてしまうと、冷蔵庫を買い換えた時に隠れてしまうので要注意です。

また、家具店などで購入して設置する据え置き型カップボードにも気をつけてください。

備え付け型カップボードの場合、新築の際に一緒に工事が行われることが多いので、コンセントとかぶることはありません。

しかし、新築後にカップボードを購入する場合、大きさや位置が予想できないためコンセントが隠れてしまう可能性も。

コンセントの位置を決めるときは、同時に大物家具・家電の検討も並行して行ってくださいね。

ここにあると便利♪付けておきたいコンセントの位置

「ここにもコンセントがあったら良かったのに!」という気づきは、実際に生活してみないとわかりにくいでしょう。

そこで最後にもうひとつチェックしておきたいのが、「あると便利なコンセントの位置」です。

見逃してしまいがちなポイントをチェックして、さらに使い勝手の良いキッチンを作りましょう!

シンク脇、調理スペース付近

ミキサーやハンドブレンダー、フードプロセッサーといった料理の過程で使う家電のために、シンク脇や調理スペース付近にコンセントがあると便利です。

コンセントのある場所で家電を使って、いちいち調理スペースに戻って…というのは面倒ですよね。

調理スペースにいくつかコンセントを設けておくと、フライヤーやホットサンドメーカーなど、たまに登場する家電を使うときにも便利ですよ♩

常に何らかのコードが刺さっている状態だと調理の邪魔になってしまいますが、このように「必要な時だけ使う家電」のためのコンセントなら問題ありません。

水濡れが不安だという方は、シンクから少し離れた場所に取り付けてもらうと良いでしょう。

キッチン入り口の床付近

「屈まなくちゃいけないほど低い位置で使う家電なんて、キッチンにはない」と思われるかもしれませんが、実はあるんです。

それはズバリ、「掃除機」!

正確にいうとキッチン家電ではありませんが、キッチンの掃除をする際に使いますよね。

キッチン家電でコンセントが埋まっていると、掃除をする際にいちいちコードを差し替えなければなりません。

家電用のコンセントは床から遠い位置にあることが多いので、掃除をする際にもコードが邪魔になります。

そこで活躍するのが、低い位置にある掃除機用のコンセントです。

リビングからコードを引っ張ってきたものの、キッチンの隅まで微妙に届かなくてイライラ…なんて事態を避けるためにも、キッチン付近に専用のコンセントがあると便利ですよ。

ダイニングのテーブル付近

キッチンとダイニングが近くにある場合、ダイニング側のコンセントにも注意が必要です。

「キッチンにたくさんコンセントがあるなら、ダイニング付近には必要ないのでは?」と油断してしまいがち。

しかし、ダイニングでホットプレートや鍋を使うときのことを考えてみてください。いかに近いといえど、キッチン側からコードを引っ張ってくるのは不便ではないでしょうか。

また、小さなお子さんがいる家庭では、子どもがつまずくような位置にコードがあったり、手を伸ばせば引っ張れるような位置にコードがあるのは危険です。

抜き差ししやすく、歩くときにも邪魔にならないように、テーブルの近くにコンセントがあると便利ですよ。

まとめ

キッチンのコンセントの数と位置を決める際のチェックポイントをお伝えしてきました。

コンセントの数が足りなかったり使いにくい位置にあったりすると、生活に不便が生じてしまいます。

コンセントに関する失敗を防ぐために重要なのは、「どこで、何に使うために、いくつのコンセントが必要なのか」を具体的にイメージすることです。

普段の自分の動きを振り返ってみると、「この位置にコンセントがあると便利かも」「ここのコンセントは多めにした方が良いかも」という気づきが得られるはず。

今回ご紹介したポイントを参考に、便利で使い心地の良いキッチンを作っていってくださいね。