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ビルトイン食洗機は必要?実際の使い勝手!メリット・デメリットや選び方

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専用の洗剤を入れてスイッチをオンにするだけで、食器を綺麗に洗ってくれる食洗機。

食器洗いの手間が省け生活の質が向上することから、新築の設備として人気を集めています。

食洗機は、キッチンカウンターの上に載せる卓上型と、システムキッチンの一部として組み込むビルトイン型の2種類に分けられます。

今回はこの2種類のうち、ビルトイン食洗機の使い勝手や選び方について詳しくご紹介していきたいと思います。

「ビルトイン食洗機を導入しようかどうか迷っている…」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

ビルトイン食洗機は必要?メリット・デメリット

ビルトイン食洗機の導入を考えるにあたり、気になるのが「そもそも本当に必要な設備なのか?」ということではないでしょうか。

ビルトイン食洗機を導入することで家事の負担が減るとはいえ、「手洗いor卓上型でも十分なのでは?」と感じている人もいるでしょう。

というわけで、まずはじめにビルトイン食洗機のメリットとデメリットについてご紹介していきたいと思います。

ビルトイン食洗機のメリット

楽な姿勢で食器をセットできる

キッチン内蔵型のビルトイン食洗機は、システムキッチンから引き出してそのまま食器をセットできるため楽な姿勢での作業が可能です。

洗い終わった食器はそのまま食器棚に戻せばいいだけなので、キッチン内での無駄な動きがなくなります

スッキリした見た目になる

ビルトイン食洗機は、卓上型食洗機のように作業スペースの邪魔をしません。

システムキッチンと一体化しているため、見た目もスッキリしています。

また、通路に出っ張ることもないので動線を幅広くとることができます。

ビルトイン食洗機は、スタイリッシュかつ機能的なキッチンにしたいという方におすすめです。

深型タイプなら大物も洗える

ビルトイン食洗機には、浅型と深型の2種類があります。

浅型よりも深型の方が収納力が高く、大人数のご家族にはこちらがおすすめです。

深型の場合、浅型では入りきらない大物の鍋やフライパンなども洗うことができます。

とにかく手洗いの頻度を減らしたい!という方には重宝するでしょう。

音が静か

ビルトイン食洗機は振動がキッチンカウンターに伝わりにくいため、動作時も静かです。

ちなみに卓上型の場合は、キッチンの天板に振動が伝わり、ガタガタと音を立てる可能性があります。

ビルトイン食洗機の騒音レベルは、約37db。

図書館の騒音レベルが約40db程度なので、かなり静かということがおわかりいただけるかと思います。

時間の節約になる、食器が綺麗に洗える(ビルトイン/卓上型食洗機共通)

食器洗いの時間が節約できる、手洗いよりも綺麗に洗える…といったメリットは、ビルトイン型でも卓上型でも共通です。

食洗機により家事の負担が大幅に減ることで、家族団欒の時間も増えます

生活に余裕が生まれると考えれば、食洗機の購入はかなり有意義ではないでしょうか。

ビルトイン食洗機のデメリット

収納スペースが少なくなる

システムキッチン内にビルトイン食洗機を取り付けるぶん、当然ながらキッチンの収納スペースは少なくなります。

キッチン下の収納を大容量にしたいという方にとっては、ビルトイン食洗機のスペースがもったいなく感じられるかもしれません。

導入コストがかかる

ビルトイン食洗機は、卓上型食洗機よりも導入コストが高めです。

ビルトイン食洗機の中でも、浅型よりも深型の方が高くなります。

初期費用を安くしたい、同じような機能ならなるべく安く導入したい…という方は、比較的リーズナブルな卓上型食洗機の方が良いかもしれません。

拭き上げが必要

乾燥機能の搭載されたビルトイン食洗機でも、食器の量や配置などによって完璧には乾かないことがあります。

その場合、食洗機から出したあとに手で拭き上げなければなりません。

食器の量が少ないのであれば、最初から手洗いをして拭いた方が早い場合もあります。

食器に汚れが残ることがある

食器同士が重ならないように上手に入れないと、それぞれの食器に汚れが残ってしまうことがあります。

せっかくビルトイン食洗機で洗ったのに、そのあと手洗いで洗い直し…という二度手間をストレスに感じる人もいるようです。

手入れをしないと故障の原因になる

家事の手間を減らすために導入するビルトイン食洗機ですが、日々のこまめなメンテナンスは必要です。

メンテナンス不足が異臭や故障の原因になるので、食洗機のお手入れをしたくないという人にはあまりおすすめできません

ビルトイン食洗機を取り扱うメーカー

次に、ビルトイン食洗機を取り扱っているおすすめのメーカーをご紹介していきます。

どのビルトイン食洗機を購入するか迷ってしまったら、ここでお伝えする各メーカーの特徴を参考にしてみてください。

パナソニック

国内のビルトイン食洗機メーカー最大手であるパナソニック。家電製品を購入するにあたり、多くの人の選択肢に入るであろう有名メーカーです。

最新式で機能が充実していながらも、比較的価格が抑えられているのがパナソニックのビルトイン食洗機の特徴です。

ネット上での口コミも多いため、購入前のリサーチもしやすいでしょう。

リンナイ

ガス機器メーカーとして有名なリンナイ。

業界としてのシェアはパナソニックに次ぐ第2位で、給湯器と合わせリンナイでビルトイン食洗機を選ぶ人も少なくありません。

リンナイの食洗機はフロントオープンタイプが採用されていますが、このタイプは海外メーカーに多く、国内メーカーでの生産はリンナイに限られています

食器の出し入れを簡単にしたいという方には、リンナイのビルトイン食洗機がおすすめです。

ミーレ

ドイツで高い人気を誇っているミーレ。

デザイン製に優れており、海外風のおしゃれなキッチンにしたいという方におすすめのメーカーです。

もちろん、見栄えだけでなく収納力の高さも他のメーカーに負けていません。

スリムですっきりとした見た目や、機能性の高さをお求めの方はぜひミーレのビルトイン食洗機をチェックしてみてください。

三菱

国内の家電製品メーカーとして人気がある三菱。

ビルトイン食洗機のシェアは他のメーカーに比べて大きくありませんが、ネームバリューがあるため候補に入れる人が多いようです。

三菱のビルトイン食洗機の魅力は、コストパフォーマンスが高いことです。

少し前の型だとさらに安く、かつ十分に役割を果たしてくれるので、実用的な設備としてビルトイン食洗機が欲しいという方におすすめです。

ビルトイン食洗機の選び方!使い勝手のいい位置

ビルトイン食洗機を導入するのなら、正しい選び方を知っておかなければなりません。

食洗機の開け方のタイプや、設置におすすめの場所などのポイントをおさえて、使い勝手の良いキッチンを作りましょう。

左下or右下に設置する場合の使い勝手

ビルトイン食洗機の設置場所で一番スタンダードなのが、シンクから見て左下か右下の位置です。

左下にするか右下にするかは、一般的には利き手に応じて決めると良いと言われています。

食洗機を使う際、食器を軽く水で流してから食洗機に入れる…という手順になりますが、このときみなさんならどちら側に食洗機があるとやりやすいでしょうか。

この考え方には二通りあります。

「利き手側に食洗機を取り付ける場合」

食器を水で洗い流し、そのまま利き手で食洗機まで運んでいく方法です。
食器が割れないよう、使い慣れている方の手で食器を持ちたいという人におすすめです。
「利き手とは逆側に食洗機を取り付ける場合」
右利きの場合、右手で食器を軽く洗い流し、左手に持ち替えて食洗機に入れ、その間に右手でまた食器を洗い流す…といったスムーズな流れになるので、効率を重視したい人にはこちらがおすすめです。

取り付ける位置に関しては、個人の好みにもよるので正解はありません。

食洗機の導入前に、実際に使う場合の動きをシミュレーションしてみることをおすすめします。

シンク下に設置する場合の使い勝手

シンクの左下、右下に食洗機があると、シンクから食洗機に食器を移動させる際に水が垂れてしまうことがあります。

この水垂れが気になる場合、シンクの真下に食洗機を取り付けるという方法もあります。

こうすれば、食器から水を垂らすことなくそのまま食洗機に持っていくことができます

ただしこの場合、シンクの厚みがあるぶん食洗機を取り付ける位置が下になり、食器を入れる際に無理な体勢になってしまうのがデメリットです。

高さは高めの位置が使い勝手抜群♪

システムキッチンが大きいと、食洗機の位置に迷ってしまうかもしれません。

シンクから極端に離して設置することはないかと思いますが、高さはどうでしょうか。

実際に食洗機を使っている人の口コミでは、「食洗機はなるべく高い位置にあった方がいい」という意見が多いようです。

食洗機の位置が低いと、大きく腰を曲げたりしゃがんだりしなくてはなりません。

一日だけならまだしも、毎日のこととなるとこの動作が面倒に感じられるようです。

そのため使い勝手を考えるのであれば、低い位置に取り付けざるを得ないシンク下ではなく「左下か右下で、なるべく高めの位置」を選ぶと良いでしょう。

扉の開き方で選ぶならどう決める?

フロントオープンタイプ

ドアを手前に倒し、中のカゴを引き出す開き方。

海外メーカーに多いのがこのフロントオープンタイプです。

内部にはカゴが二段ついており、たくさんの食器を収納することができます。

ただ、下の段はかがまなくてはならない&国内メーカーではあまり取り扱いがないことから選択肢が狭まるというデメリットも。

収納力の高さにこだわる方におすすめの開き方です。

スライドオープンタイプ

扉ごとボックスを引き出す開き方。

国内メーカーのビルトイン食洗機は、ほとんどがこのスライドオープンタイプです。

作業スペースからかがまずに食器をセットできることと、製品の選択肢が多いことがこのタイプのメリットです。

国内メーカーのビルトイン食洗機をお求めの方や、たくさんの種類の中から選びたいという方におすすめです。

ビルトイン食洗機の選び方についてお伝えしてきました。

まだ決めかねている方は、家電量販店やショールームなどに行ってイメージを膨らませてから決めるのも良いかもしれません。

ある一方からだけでなく、多方面から見て総合的に使いやすそうなビルトイン食洗機を選びましょう。

ビルトイン食洗機の寿命は10年!メンテナンスはしっかり行おう

ビルトイン食洗機の寿命は、約10年と言われています。

これは一般的な電化製品と同じくらいの年数で、寿命が約5〜7年と言われている卓上型食洗機に比べれば長持ちするようです。

ただしこの寿命はあくまでも平均であり、使用方法やメンテナンスの有無により短くなる可能性があります

ビルトイン食洗機を10年近く使い続けるにはどうしたら良いのか、導入前にチェックしておきましょう。

ビルトイン食洗機を長持ちさせる方法

ビルトイン食洗機を長く使い続けるには、日頃のメンテナンスが不可欠です。

メンテナンスをさぼっていると、思わぬ故障につながり寿命を縮めてしまうことになりかねません。

「せっかく家事の手間を減らすために食洗機を導入したのに、今度はメンテナンスに時間がかかるなんて…」と戸惑ってしまうかもしれませんが、メンテナンス自体はそれほど面倒な作業ではないのでご安心ください

次にご紹介するメンテナンス方法を参考に、ビルトイン食洗機の寿命を伸ばしましょう!

残菜フィルターの掃除

食洗機の使用後に行ってほしいのが、残菜フィルターの掃除です。

フィルターに食べ物のカスが残っていると、悪臭やカビ、故障の原因になってしまいます。

フィルターの掃除は、ブラシでこすったり食器用洗剤で洗ったりするだけでOKです。

日々の積み重ねが食洗機の寿命を伸ばすことにつながると考えて、こまめに掃除をしましょう。

汚れた箇所の掃除

残菜フィルターの受け皿部分や蒸気口付近は、特に汚れがたまりやすい場所になっています。

こちらは、一ヶ月に一度くらいのペースで掃除をしましょう。

油汚れにはクエン酸、フィルターや蒸気口の小さい穴にはつまようじなどが有効です。

蒸気口は庫内と庫外の2箇所とも綺麗にしてください。

庫内の洗浄

2〜3ヶ月に一度は庫内の洗浄が必要です。

食器類は入れずに専用の洗剤だけを入れて洗浄することで、庫内が綺麗になります。

食洗機によっては「お手入れコース」がついていますが、ない場合は標準コースで大丈夫です。定期的な洗浄で汚れをリセットし、庫内を清潔に保ちましょう。

まとめ

ビルトイン食洗機のメリットやデメリット、長持ちさせるための方法についてご紹介してきました。

導入コストがかかる、日頃のメンテナンスが必要…といったデメリットのあるビルトイン食洗機ですが、そのデメリットを上回るメリットがあるということがおわかりいただけたかと思います。

ビルトイン食洗機を導入することで日々の家事は格段に楽になり、生活にゆとりが持てるようになります。

日々のメンテナンスに関しても、ルーティーン化してしまえばそれほど面倒ではありません。

長く快適にビルトイン食洗機を使い続けるには、「キッチンの形状に合う使い勝手の良い食洗機を選ぶこと」「日々のお手入れ」が重要になってきます。

今回ご紹介したビルトイン食洗機を選ぶコツを参考に、ご自宅に合う一台を探してみましょう!

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