新築で家を建てるなら、キッチン収納棚にこだわるのもいいかもしれません。
さらに収納スペースを有効活用したいなら、家具の選び方も重要です。
やはり限られた場所なので、不要なときは片づけられる収納家具も必要になってきます。
新築でのキッチン収納の基本的な考え方
マイホームを新築するときに女性がもっとも気を使うのはキッチンではないでしょうか。
女性にとってキッチンは聖域のようなものですし、キッチン以外はどうでもいいと考える女性も少なくありません。
それは言い過ぎかもしれませんが、とにかくキッチン部分に強いこだわりを持つ女性が多いのは事実と言えるでしょう。
どのようなキッチンを備え付けるか、レイアウトはどうするかなども女性は重視しますが、キッチン収納やキッチン収納棚など収納部分にも女性はこだわるものです。
そこで、ここでは新築でのキッチン収納の基本的な考え方についてお話したいと思います。
家を新築するにあたってキッチン収納やキッチン収納棚をどうするか悩んでいる方もおられるでしょうが、正直これといった決まりはないためすべて自分の好みで決めてしまっても特に問題はありません。
ただ、基本的には今まで使ってきたキッチン収納のマイナス部分を見直すチャンスですから、今まで暮らしてきた家のキッチンの収納について今一度思い出してみましょう。
恐らく、一つや二つは「もっとこうだったら」という部分があるはずです。
新築マイホームのキッチンにはそういう部分を改善できる設計にすることが大切です。
今まで生活してきた家のキッチン収納に特に問題がない、改善するところなどない、今まで通りで十分使い勝手が良いというのなら旧宅の台所収納のレイアウトなどをそのまま踏襲するのも良いかもしれません。
収納ボックスなどだけ新しいものに交換し、レイアウトはそのままにするというのもアリでしょう。
キッチン収納棚が変われば見た目の印象も変わりますし、使い勝手なども当然変わってくるはずです。
先ほども言ったようにまずは今まで暮らしてきた家の台所収納について思い返し、どこをどうしたいかということを明確にすることです。
新築のキッチン収納に悩んでしまうというのはよくある話ですが、今はインターネットで何でも調べられる時代です。
ネットで検索すれば台所収納のレイアウト画像などもたくさん見ることができますから、いろいろなレイアウトを見てみるというのも参考になります。
また、家造りはハウスメーカーや工務店の設計者、プランナーなどと一緒になって進めるものですから、しっかりと相談しながら進めることです。
素人があれこれ考えるよりもプロの意見を参考にしたほうが絶対いいに決まっていますし、意外とあっさり答えが見つかるかもしれませんよ。
画像で見るキッチン収納例
収納家具の選び方や台所収納のチョイスに悩んでいる方は少なくないはずです。
マイホームの新築を控えているという方で特に女性だとそればかり気になってしまい夜も眠れないという日が続いているのではないでしょうか。
台所の収納家具や棚をどのようなものにするか、どこに設置するかで使い勝手が随分と変わってしまいますし、毎日台所に立つ女性としては気になるところです。
ここでは、キッチン収納例をいくつかご紹介しますからぜひ今後の参考にしてください。
まず、キッチンそのものは開き戸タイプではなくスライド引き出しタイプの製品を選ぶことをおススメします。
台所でもっともスペースをとるのは流し台ですし、流し台のチョイス一つで台所の使い勝手や収納性、作業効率などが大きく変わってきます。
従来の流し台は開き戸タイプのものが多かったのですが、現在では引き出しタイプが多くを占めています。
ただ、安価な流し台の中には未だに開き戸を採用しているものもありますから注意してください。
引き出しタイプのほうが効率的に収納できますし、台所での作業もしやすくなります。
一般的なシステムキッチンを導入すれば引き出しタイプを採用している製品がほとんどです。
オシャレに収納したいと考えているのなら壁にバスケットを取り付けてみるのも良いかもしれません。
バスケットを壁に取り付け、そこに調理で使用する小物や食材を入れておくこともできます。
まるで海外ドラマに出てきそうなアイデアですし、試してみる価値は十分あるのではないでしょうか。
もちろん、住宅のインテリアとのマッチングも重要ですから、そのあたりも考慮しながら検討してください。
これなら大型の棚などを備え付けなくて済みますし、その気になればDIYでもできてしまいます。
スチールラックなどを上手に活用することで収納性を高めることも可能です。
流し台の上に小型のスチールラックを組み立ててそこにカップやお皿などを置くことができます。
スチールラックはホームセンターでも購入できますし、100均でも手に入れられます。
棚の高さなどを変更することができますから、収納するアイテムによって棚の高さを変えられるのはメリットです。
見た目もオシャレになりますし、アイデア一つで収納性が大きく変わるでしょう。
キッチンの収納はアイデア一つでどうとでもできますから、家族やプランナーとも相談しつついろいろなアイデアを出してみることです。
アイデアが見事にはまったときは気持ちいいですよ。
キッチン収納棚にもいろいろある?
収納棚にもいろいろな製品があります。
収納棚の選び方ですが、ポイントはいくつかあり何人で利用するのかによっても変わってきます。
いろいろなサイズの製品がありますし、必要ないのに大型サイズの製品を設置してしまうとスペースを無駄に使ってしまうことになるでしょう。
また、大家族にも関わらず小型サイズをチョイスしてしまうと別途収納棚を追加する羽目になります。
何を収納するか、何人で使うのかといったことを考えつつどのような収納棚を選ぶかを決めなくてはなりません。
キッチン収納棚でもっともスタンダードなのは上下に引き出しや開き戸があり、中段がスペースになっているものです。
下の段には普段あまり使わない食器や食材などを保管することができ、冗談にはよく使う食器などを収納することができます。
真ん中の段には炊飯器や電子レンジ、コーヒーメーカーなどを置くことができますし、一つでさまざまな収納が可能となります。
このタイプはもっとも多いと言っても過言ではありませんし、一台設置してあればかなり台所の使い勝手は良くなるでしょう。
引き出しタイプだとさらに収納性や台所での作業効率はアップします。
引き出しも開き戸も引き戸もないタイプもあります。
つまり、カラーボックスのようなタイプの製品もありますからこちらも検討してみましょう。
こちらのタイプはどちらかというと食器などを収納するのには向いておらず、電子レンジやトースター、炊飯器などをそれぞれの棚に設置することが多いと思います。
そのため、食器を収納する棚は別に構える必要がありますが、小型サイズの食器収納用の棚を用意しそれに追加する形で加えるのも良いでしょう。
レンジや炊飯器などをスッキリと収納させることができますし、一番下の段だけ引き出しがついているようなものもあります。
ロータイプの製品も多いですからこちらも検討してみてはいかがでしょうか。
最初にご紹介したタイプの棚は天井近くまである背の高い製品ですが、こちらはそれほど背が高くありません。
そのため、収納性はそこまで高くありませんが、その分台所のスペースが広く見えます。
圧迫感も少なくなりますから、台所のスペース次第ではこちらのほうが良いかもしれません。
背の低いタイプの棚もさまざまな製品がリリースされていますし、カラーバリエーションも豊富です。
いろいろな製品をチェックし、組み合わせて設置するというのも一つの手ですからぜひ検討してください。
キッチンに最適な収納家具の選び方
新築する住宅のキッチンにどのような収納家具を選べばいいのか、と頭を悩ませている方は多いでしょうが、そのキッチンに最適な収納家具というのは限られてきます。
まず第一に考えなくてはならないのはキッチンのスペースです。
住宅によって台所のスペースというのは違ってきますし、狭いところに大きな収納用家具を備え付けてしまうと圧迫感を覚えてしまうでしょう。
毎日台所に立つ女性だと日々圧迫感を抱きながら調理や片付けをしなくてはならなくなりますし、まずは台所空間のスペースを考えながら家具を選ばなくてはなりません。
台所に一台あると何かと重宝できるキッチンワゴン。
さまざまなサイズ、デザインの製品が販売されていますが、キッチンワゴンがあるとちょっとした食材や調理器具などを収納することができます。
何かと便利な存在であることには違いありませんが、キッチンワゴンを購入するときには置き場所を決めてから購入することをお勧めします。
置き場所も決まっていないのに購入してしまうと「もっと大きなサイズでも良かった」「サイズが大きすぎて収まらない」ということにもなりかねません。
まずは置き場所を決めてからキッチンワゴンは選ぶことです。
キッチンの収納家具は機能性が重要ですが、機能性ばかりを追求してしまうとあまり見た目が良くなくなってしまう可能性があります。
せっかくオシャレなインテリアのマイホームでも、キッチン収納のビジュアルが悪いとなると友達や職場の同僚などを、胸を張って呼べなくなりますよね。
機能性は収納家具を選ぶうえで重要なポイントの一つですが、キッチンの雰囲気にマッチしているかどうかというのも大切です。
あまりにもキッチンの雰囲気にマッチしていないと違和感を抱きますし、キッチンだけでなく隣接するダイニングやリビングなどとの調和性も考慮して選びましょう。
食器棚も現在では多彩な製品がリリースされていますし、どれを選ぼうか迷ってしまいますよね。
キッチンのスペースがあまり広くないのなら開き戸よりも引き戸の食器棚がおススメです。
開き戸だとどうしても使いにくくなってしまいますし、スペースが狭いと動きにくいです。
引き戸ならそのような問題もありませんから、キッチンスペースが狭い場合には開き戸タイプよりも引き戸タイプをチョイスすることをおススメします。
実際に台所に立って作業するつもりで検討してみると分かりやすいかもしれませんね。
じっくりと考えてください。
その他の新築の収納家具の考え方
ここまでキッチン関連の収納についてお話をしてきましたが、収納が必要なのは何も台所だけではありません。
マイホーム新築では収納をどこに設置するかが重要なポイントの一つですし、それが家造りを成功させるためのコツと言っても過言ではないでしょう。
また、収納家具を選ぶときにもいくつか注意点や覚えておくべきことがありますから、ここでは台所以外の収納家具の選び方やポイントについてお話したいと思います。
まず考えるべきことは何を収納するかということです。
漠然と「収納家具」と言っても実にさまざまな製品がありますし、収納するのに向いているアイテムなどもあります。
まずは何を収納するかということを考えながら家具を選ぶようにしてください。
何も考えずに「何となく良さそう」と思って購入してしまうと後になって「何を入れよう」となってしまいますし、本来収納したかったはずのものが入らないということにもなりかねません。
リビングの収納を選ぶときにもまずはリビングにどのようなものがあるか、どのようなものを収納する可能性があるかということを考えるべきです。
リビングだとソファを設置することが多いと思いますが、ソファの周りにはどんなものがあるのでしょう。
テレビやDVDデッキ、エアコンのリモコンなどがあるでしょうし、ほかにもちょっとした雑誌や本を収納できる棚があると便利というケースもあるはずです。
リビング収納を考えるときにはまずリビングに必要な収納物をリストアップしてみましょう。
自分や家族が過ごしやすいリビングにするために何が必要か、それをどのように収納するかということを考えていくことが大切です。
家を新築するにあたって部屋にクローゼットを造るか、それとも別途収納用の家具を購入するかで迷う方は少なくありません。
クローゼットを造らなければ部屋を広くできる、と考える方もおられますが、やはりクローゼットはあったほうが良いでしょう。
クローゼットにはいろいろなものを入れることができますし、特に小さな子供がいる家庭だとオモチャや布団などさまざまな収納物があります。
クローゼットはとりあえず造りつけて、足りない分を収納用の家具で補うという形にしたほうがおススメです。
もちろん、人によって考え方は異なりますから一概にこれがベストとは言えませんが、クローゼットがあると清掃道具や備品などを保管する場所にすることもできますから重宝できます。
あって損することはないでしょう。