水アカはすごくやっかいです。
放っておくと頑固汚れになりますし、マメに掃除するのも面倒…
だったら、コーティングをして水アカを予防しましょう!
水回りの水アカは悩みの種
家のトイレや台所や風呂など、特に台所は水を多く使うような場所なので、水垢も出来やすいです。
飛び散った水滴をそのまま放置しておくと、すぐに水垢になり、スポンジなどでこすっても落ちない頑固な汚れになり、とても目立つので、気にする人も多いでしょう。
そこで水回りを、フッ素コーティングすると、水垢の悩みから解放されます。
水をよく使う場所で、特に台所や風呂場のステンレスは水垢が出来やすいです。
水垢はもともと水道水に含まれるカルキやカルシウムなどが、空気中の汚れを取り込み、そのまま固まったものです。
このために、洗剤をつけてスポンジで洗ったぐらいでは簡単には落ちません。
水垢専用の洗剤やスポンジもありますが、毎回水垢が出来るたびに掃除するのも力がいり、時間がかかり大変なものです。
特にステンレスの側面などは、無理な体勢で力を入れないといけないので、腕や指も疲れ、腰も痛くなってしまいます。
また、毎回水を使った後に、水垢にならないように水を拭き取るというのも大変な作業です。
少しでも米粒ぐらいの水滴があっても、放置すると次の日には水垢になっています。
拭き取るなら、隅々まで水滴を全部拭き取らないとなりません。
水垢対策は、発生しないように使用とすると、とても大変なものです。
そんな方におすすめなのが、フッ素コーティングであり、一度行うと水垢の悩みから解消されます。
フッ素コーティングなら水アカにもう悩まない
水回りの汚れを防止し、掃除しやすくするために行うのが、フッ素コーティングです。
撥水性
フッ素コーティングを行うと、ステンレスなどの表面の細かな凹凸にフッ素粒子が入り込み多い、被膜を作ります。
全体的に凹凸を均一にして滑らかにし、水の粒子が入り込まないので、撥水性を発揮します。
防汚性
表面に電荷被膜を覆わせることによって、コーティング表面に付着した水や汚れを浮き上がらせます。
汚れや水が浮き出て奥まで入り込まないで、水垢が付きにくく、付いても簡単に落とせます。
防かび剤配合の製品では、防かび効果も発揮します。
実際にフッ素コーティングすると、水回りのお手入れが、驚くほど簡単になります。
洗剤を使わなくても簡単に汚れを落とすことができるようになり、簡単な拭き掃除だけで汚れが落とせます。
ただ気をつけないといけないのが、無理な掃除や金属ブラシなどでこすることです。
出来れば掃除は水滴が乾く前に行った方が良いです。
無理に掃除するとコーティングを歯がしてしまうので、フッ素コーティングの効果がなくなります。
汚れが落ちにくいときは、中性洗剤などを薄めて使い掃除します。
安全性
気になるのは、フッ素コーティングの安全性でしょう。
溶剤などにはホルムアルデヒトなども使われている製品があり、アレルギーの方には良くないです。
しかしフッ素コーティングには、ホルムアルデヒトなどの化学物質は一切含まれていませんので、アレルギーの方でも安心です。
フッ素コーティングが役立つ場所
フッ素コーティングは家の中のあらゆる場所に施すことが出来ます。
新築なら入居前にキッチン、お風呂場と全体にコーティングするような場合も多いです。
キッチン
キッチンは家の中でも特に水を多く使う場所です。
シンク水垢などを防ぐことが出来、料理のあとの片付けも楽になるでしょう。
キッチン周りで施工できる場所は、レンジフードカバー・収納扉・蛇口・ワークトップ・壁面パネルなどがあります。
残念ながら大理石の素材部分には施行できませんが、合成樹脂製の大理石には施工可能です。
浴室
浴室はお風呂鏡水垢やお風呂水垢対策としても、フッ素コーティングを行うのは有効な方法です。
特に風呂にはいると水は必ず使うので、浴槽水垢を防止するなら施工した方が良いです。
浴室周りで施工できる場所は、天井や壁・浴槽・洗面台・蛇口・扉・什器などがあります。
鏡も施工できますが、劣化するおそれがあるので、業者によって施工しないことあります。
洗面台
洗面台も歯を磨いたり顔を洗ったりと、よく水の使う場所です。
特に歯を磨いたり顔を綺麗にしたりと、体を清潔にする場所なので、使うところが水垢だらけだと気持ちが良くありません。
水垢が出来る前にコーティングして、綺麗に保つと良いです。
洗面台で施工できる場所は、洗面ボウル・収納扉・吊り戸棚・蛇口・天板などがあります。
こちらも鏡は劣化するおそれがあるので、業者によって施工しないことあります。
このような場所に施工できます。
そして施工すると、浴室のカビを抑制し水垢を発生させにくくする、キッチン水垢や油汚れを落ちやすくする、排水口の黒カビやぬるぬるを防止する、トイレに施工すると便器の水垢や黒ずみや尿石汚れを防止できます。
業者によってもコーティング種類が違い、1回しかコーティングしないところ、3回行う第3層まで皮膜を作ってコーティングするような業者もいます。
まずは近くの業者に問い合わせてみると良いでしょう。
費用相場はどのくらい?
新築にしても、フッ素コーティングは標準装備でなく、オプションになっていることが多いです。
また新築時に施工しない場合は、他の業者にコーティングをお願いすることになります。
またすでに入居中の家でも、もちろんコーティングは出来ます。
ただフッ素コーティングを行うなら、その施工場所が綺麗で水滴や汚れが付いていないことが条件です。
すでに汚れていたり水垢があったりする場合は、先にそれらの除去を行ってから、施工をします。
ただ汚れや水垢があったり、これらが完全に取り除けないような場所に行うと、そのまま水垢などを覆ってコーティングしたり、コーティングにムラが出来てしまい、あまりそのような場所にはおすすめ出来ません。
出来れば新築の時にコーティングした方が、失敗もなくて良いです。
新しく浴槽にユニットバスを設置するなどの場合でも、コーティングを検討しても良いです。
どのような場所に施工をしても、耐用年数は最大で3年ほどなので、再コーティングや再生コーティングを行わないとなりません。
施工費用の目安は以下の通りです。
このような価格設定になっていることが多く、まとめて行うと割引する業者もいます。
キッチンと浴室と洗面台を全部コーティング依頼するというような人もいます。
キッチン : 4万円前後 (施工所要時間約90分)
浴室 : 3.5万円前後 (施工所要時間約120分)
洗面台 : 1万円前後 (施工所要時間約60分)
さて、フッ素コーティングをしようと思ったら、依頼する業者を探さないとなりません。
ネットで見つけた業者や、近くの工務店などにすぐに依頼するのも良いですが、時間があれば複数の業者に見積をお願いし、相見積りしてもらう方が良いです。
実際に1社のみに見積りし依頼すると、他社料金よりも高い金額を請求されるおそれがあります。
それに対し、複数の業者に見積をすると、それぞれの会社の価格を比べることが出来、おおよその施工費用もわかります。
そのように数社見積りした中で、費用で選ぶなら一番安いところを、信頼で選ぶなら実際に家に来てもらい説明などで納得した業者に依頼すると良いです。
またフッ素コーティングをしてもらったら、あなたの目で最終確認するのももちろん忘れずに行いましょう。
コーティングが全体に行なわれているか、ムラがないか、ひび割れが起きていないか、シンクなどに傷がないか、などを確認しましょう。