自宅の窓や駐車場の防災・防犯対策に人気のシャッター。
シャッターを販売しているメーカーは数多くありますが、どのメーカーの知名度が高いか、どんな特徴があるのか、取り扱っている種類は…などなど、全て調べるのは大変ですよね。
とはいえ、シャッターを検討するにあたり、メーカーの下調べは重要なポイントです。
導入したあとで後悔しないよう、あらかじめ各メーカーの特徴を掴んでおきましょう。
今回は、国内のシャッターメーカーをまとめてご紹介していきたいと思います。
シャッターの導入をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
窓シャッターやガレージシャッターのメーカーシェア状況
まずはじめに、窓シャッターやガレージシャッターのメーカーシェア状況からチェックしていきましょう。
現在国内でもっとも大きなシェアを誇っているのが、三和シャッター工業株式会社です。
CMや広告などで見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
大手ゼネコンからの信頼も厚く、商業施設のほとんどがこの三和シャッター製です。
個人向けだけでなく、企業向けのシャッターも数多く取り扱っているということで、全国的な知名度も高いようです。
以下、文化シャッター、東洋シャッター、LIXIL鈴木シャッターなどが続きます。
それぞれの概要や取り扱っているシャッターの種類については次の章で詳細にご説明していきます。
シャッターを導入する際には、価格や種類などももちろんですが、知名度や大手ならではの安心感を重視したいという方も多いのではないでしょうか。
シャッター選びで迷ってしまったときの参考として、ここでご紹介したメーカーのシェア状況を覚えておくと良いでしょう。
国内シャッターメーカー8社をチェック
シャッターのメーカーは国内に数多くありますが、それぞれに特徴や強みが異なります。
どのようなメーカーなのか、どういった種類のシャッターを取り扱っているのか…など、詳しくチェックしていきましょう。
三和シャッター
前章でもお伝えした、国内最大手のシャッターメーカーです。
品質においても価格においても、全てのシャッターの基準となっています。
家庭用の窓シャッターやガレージシャッターはもちろん、企業用のシャッターや自動ドアなど、幅広い種類の製品を取り扱っている三和シャッター。
ブランド力や知名度の高さは、シャッターを選ぶ際の安心材料になりますよね。
初めてシャッターを導入する方や、標準以上のクオリティを求めている方におすすめです。
文化シャッター
シャッターを検討する際、先にご紹介した三和シャッターと比較されることが多い文化シャッター。
業界2位ということもあり、知名度や品質には安定感があります。
文化シャッターの特徴は、店舗や住宅向けのシャッターの品揃えが豊富なことです。
緊急修理対応も行なっているため、アフターフォローも万全!
シャッターの種類は三和シャッターと同じように多数あり、そこまで大きな差はありません。
迷った時は、2社に見積もりを依頼して金額を比較するのも良いかもしれません。
東洋シャッター
関西よりも西側の地域でのシェアが大きい東洋シャッター。
業界3位とはいえ、2位の文化シャッターとの差は大きく開いているようです。
そんな東洋シャッターの強みは、倉庫用の電動シャッターや重量シャッターなど、企業向けの製品の種類が多いことです。
家庭用だと、ガレージシャッターの取り扱いがあります。
金額的には上位2社に比べるとリーズナブルなので、なるべく費用を抑えたいという方におすすめです。
LIXIL鈴木シャッター
住宅機器メーカーとして有名なLIXILと、鈴木シャッターが合併してできた企業。
企業向けの重量シャッターの取り扱いが多いLIXIL鈴木シャッターですが、家庭用のガレージシャッターの取り扱いもあります。
とはいえ、上位3位に比べるとその種類の数はやはり少なめ。
シャッターの他にも、最近多い水害などの対策として防水板なども販売されているようです。
大和シャッター
関西、中部地区を中心にフィールドを広げている大和シャッター。
戸建て用ガレージから大規模施設の大型シャッターまで、幅広い種類の製品が取り扱われています。
ガレージシャッターの色はパールホワイト、クリーム、ライトグレーの3色から選択が可能。
外観との親和性を大事にしたいという方は、大和シャッターのようにカラーバリエーションが豊富なメーカーを選ぶと良いかもしれません。
オイレスECO
外付けブラインド、高窓や天窓など、換気に関する製品を取り扱っているオイレスECO。
そんなオイレスECOの看板商品は、外付けブラインドの『ブリイユ』です。
用途はシャッターとほぼ同じで、肉厚で丈夫なルーバーにより暴風や外からの侵入者を防ぎます。
ルーバーの開閉により風通しを良くしつつ、夏の暑い日差しを防ぐ効果もあるので、省エネをお考えの方にもおすすめです。
東工シャッター
シャッターメーカーとしての知名度はそこまで高くないものの、折れ戸業界ではナンバーワンのシェアを誇る東工シャッター。
シャッターを閉めた後でも室内が見える『イスターカーテン』が看板商品です。
イスターカーテンは、店舗や空港、結婚式場をはじめ、最近では学校などでも利用されています。
家庭用としては、駐車場に面した塀にとりつけるスライディングゲートの取り扱いがあります。
スリットが入っているため目隠しにはなりませんが、防犯には効果的です。
金剛産業
物流倉庫や格納庫用のオーバードアーを取り扱っている金剛産業。
オーバードアーとは、シャッターのような巻き込み式ではなく、天井に沿って扉部分が収納される製品のことをさします。
金剛産業ではガレージシャッターの販売にも力を入れており、スチール製やアルミ製はもちろん、デザインを重視したい方におすすめのおしゃれな木製、飾り窓付きのシャッターなど、充実のラインナップ。
なお、大阪吹田市には金剛産業のガレージ総合展示場があります。実物を見てから検討したいという方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
窓用シャッター・駐車場シャッターの種類!素材・形状をチェック
シャッターは、素材や形状によって用途が異なります。
導入する前に、どのような種類のシャッターがあるのかチェックしておきましょう。
シャッターの操作方法は、電動と手動の2種類。
利便性で考えると電動がおすすめですが、初期費用が安くすむのは手動の方です。
また、窓用シャッターは以下の3種類に分けられます。
- クローズタイプ
- スリットタイプ
- ブラインドタイプ
窓を完全に覆って防災・防犯対策をメインにするか、スリットの入ったものを選んで風通しや日当たりを良好にするか…。目的に応じて選ぶと良いでしょう。
ガレージシャッターの場合、注目すべきは素材と形状です。
素材は、以下の4種類。
- スチール
- アルミ
- ステンレス
- 木製
さらに、形状も3種類から選ぶことができます。
- スラットシャッター
- グリルシャッター
- 上部解放シャッター
ガレージは外壁に面した場所にあることが多いため、ガレージシャッターは家の顔にもなります。
住宅や庭とちぐはぐな印象になってしまわないよう、親和性も大事にしたいところです。
シャッターを取り付ける目的に応じ、選ぶべきシャッターが変わってきます。
それぞれの特徴を掴んで、失敗のないシャッター選びをしましょう。
[surfing_other_article id=”2532″]
まとめ
日本国内のシャッターメーカーの概要や特徴についてご紹介してきました。
家庭用シャッターの種類が多いのは三和シャッターと文化シャッターでしたが、それ以外のシャッターメーカーも、リーズナブル・色の種類が多い・実物を見てから決められる…など、それぞれに良さがありましたね。
決めきれないときは、数社に見積もりを依頼し、より納得のいく見積もりを出してくれたメーカーにお願いするのも良いかもしれません。
導入する際には安さや知名度だけでなく、不具合があったときの保証など、アフターフォローの確認もお忘れなく!