トイレは毎日使う場所でありながら、どうしてもその性質上、汚れやすい面があります。
また、必要なものも多く、狭いスペースの中に収納したいものも多くなりがちですよね。
せっかくの新築、できることならトイレはスッキリときれいな状態を保ちたいものです。そのためにも、収納はしっかりと考えたいところ。
でも、トイレカウンター、埋め込み収納、いろいろ聞くけれどどうすればいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、トイレ収納の考え方やアイディアについてご紹介しています。
どのような収納が自分の家に向いているヒントになりますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
まずはトイレに収納するものを把握しておこう♪
トイレは一畳ほどのスペースを考えている方が多いかと思います。
スペースは広くありませんが、トイレに収納したいものは意外とたくさんあります。
トイレをスッキリきれいに保つためには、まずどの程度のものを収納するか把握することが大事になってきます。
トイレに収納するものの代表的な例は
- トイレットペーパー
- 生理用品
- 掃除用具
の3つになります。
トイレットペーパーの収納のポイント
まず「トイレットペーパー」ですが、トイレの便器に座っていても「簡単に手の届く場所」に収納ができると便利です。
使う頻度が高いものになるため、できる限り簡単に出し入れができる場所に置いておくといいでしょう。
トイレカウンターを設置予定であれば、トイレカウンターに置くのがおすすめ。
他にもコーナーラックを利用するのもいいでしょう。
スペースを確保できない場合は、トイレットペーパーにカバーを付けてトイレットペーパーホルダーの上に置いたり、窓辺に並べてみたり、見せる収納にするのもOK。
生理用品の収納のポイント
次に女性の方なら気になるのが「生理用品」。生理用品は人目に付かない場所に収納したいですよね。
とはいえ、あまり奥まった場所に置くと使うときに不便です。そのため、「手を伸ばして届く場所」への収納がおすすめです。
場所としては目線より高めの棚、背面の棚などを利用しましょう。
難しい場合は、突っ張り棒で簡易な棚を作り、ラタンボックスやカーテンなどを使用し上手に隠すようにするといいでしょう。
他にもかごの中に入れ、上から布をかけるといった方法もあります。
掃除用具の収納のポイント
最後に「掃除用具」です。掃除用具も使う頻度が高いものなので、なるべく取り出しやすい位置に収納したいですよね。
掃除用具は収納ラックやトイレカウンターの中に収納するのがおすすめです。
ただ、全てを収納するのは難しい場合もあるため、予備のトイレ用掃除シートや洗剤、特別なお手入れ用の用具などは、トイレの外に収納することも検討しましょう。
床置きしない&掃除のしやすさが鍵!おすすめの収納
トイレは狭いスペースにもかかわらず、先程チェックしたように様々なものが雑多に集まりがちです。
来客の際に無意識にチェックされること多い場所ですし、何より日々の生活を気持ちよく過ごすためにも清潔に保ちたいですよね。
そのために大事になってくるのが、収納の方法です。
トイレは汚れやすい場所です。毎日掃除をするという方も少なくないため、できる限り掃除をしやすい状況にしておきたいですよね。
そのために重要なのは「床置きをしない」ということです。
狭いトイレ内の床に物が置いてあると、避ける場所もなく、掃除がしにくくなってしまいます。
結果としてほこりがたまってしまうなど、不潔な印象を与える原因になります。
床に物を置かないためにも、これから紹介する「トイレカウンター」、「埋め込み収納」、「多機能キャビネット」などはおすすめです。
他にも、突っ張り棒で棚を作ったり、釣り戸棚をつけたりと背面に収納スペースを確保するのもおすすめの方法です。
トイレカウンターで生活感のないスッキリしたトイレに♪
トイレカウンターとは、その名の通りトイレに付けられているカウンターのことです。
ペーパーホルダー、収納キャビネットの他に手洗い器や鏡などがセットになっています。
カウンターにトイレに必要なものすべてを設置することが可能なため、スッキリとしたトイレにすることができます。
トイレカウンターについているキャビネットは奥行きが20㎝程度、高さは95㎝程度のものが多く、幅は30㎝~60㎝程になっています。
- 30㎝程のスリムなタイプのキャビネットだと、トイレットペーパーを2ロール、洗剤、トイレブラシ、トイレ用掃除シートなどを収納することが可能です。
- 60㎝のワイドのタイプの場合は、トイレットペーパーを4ロール、洗剤、トイレブラシ、トイレ用掃除シート、生理用品2袋、ハンドタオル2枚などの収納が可能です。
メインのキャビネットの他に、サブのキャビネットのついている商品も多く、掃除用品とサニタリー用品を分けることが可能になるため、衛生面が気になる方にはおすすめです。
トイレカウンターの手洗いは使わない?メリット・デメリット
トイレカウンターには手洗い器がついているものが多くあります。
トイレ内に手洗い器があると、トイレを済ませた後にすぐに手を洗うことができます。
トイレカウンターに手洗い器を付けることの最大のメリットは、「汚れた手でドアを触らずに済む」と言うことです。
トイレ後の手は細菌が多くついています。
「それくらいのことは気にしない」と言う方もいるかもしれませんが、例えばノロウイルスや食中毒などの感染を防ぐためにもトイレ内に手洗い器があると安心です。
ウイルスの付着した手でドアノブやその他の場所に触れると、それだけ家族内で感染が広まる可能性が上がってしまうからです。
他には、来客の際に「洗面所に案内しなくて済む」と言う点もあります。
洗面所が独立している場合はいいですが、脱衣所と一体になっている家も多いかと思います。
脱衣所はどうしても生活感が溢れてしまう場所のため、家族以外の人が立ち入ることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
そういった時にも、手洗い器がトイレにあると便利です。
衛生面が気になる場合は手洗い器ではなく、トイレ本体に付属している手洗い器を使用するという方法もあります。
ただ、最近はタンクレストイレも多く、トイレ本体に手洗い器が付属していないものも多いので注意が必要です。
反対にデメリットは「手洗い器が小さく、手を洗いにくい」ということです。
トイレ内に設置する手洗い器は、洗面所とは異なりどうしてもサイズが小さくなってしまいます
そのため、手を洗いにくかったり、使用した際に水が飛び散って床がぬれてしまったり、と言うことがあります。
手洗い器をトイレカウンターに付ける場合、価格が上がることも多いです。
そのため、メリット・デメリットを踏まえた上で、予算と相談しながら「トイレカウンターに付ける」、「トイレ本体に付属しているものを選ぶ」、「トイレ内には付けず洗面所を使う」という3パターンから選ぶといいでしょう。
埋め込み収納はおしゃれで人気あり♪
トイレはスペースが狭いため、収納用のキャビネットやトイレカウンターを設置することをためらう方もいるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、埋め込み収納です。壁に収納キャビネットを埋め込む方法です
壁を活用しているため、狭い空間を有効に使用することができます。
トイレ内がスッキリとし、洗練された雰囲気になるため人気です。
また、扉部分を鏡にできる商品や、コンセントのついている商品もあり、実用性も高くなっています。
奥行きが20㎝程度、幅が30㎝程度、高さが85㎝程度のものが多く、トイレットペーパーを4ロール、洗剤、トイレブラシ、トイレ用掃除シートなどの収納が可能となっています。
トイレカウンターと比べると自由度は低いですが、トイレを広く使える点は魅力的です。他の収納方法と併用して導入してもいいでしょう。
安く済ませたい!そんな時は多機能キャビネットの活用を!
トイレカウンターや埋め込み収納を入れると予算オーバーしてしまう、と言う方におすすめなのが多機能キャビネットです。
多機能キャビネットの中にはトイレ用に開発されたものも多くあり、様々なサイズやデザインを選ぶことができます。
スペースに余裕がある場合は、大きめのキャビネットを購入するといいでしょう。
トイレットペーパー、掃除用品、生理用品に加え、予備のタオルを収納するスペースもあるため、1台でトイレの収納すべてをまかなうことが可能です。
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スペースを確保するのが難しい、と言う場合におすすめなのがスリムなタイプのキャビネットです。
トイレットペーパー、掃除用具、トイレ用掃除シートなどの収納が可能です。
生理用品などを収納するスペースはないため、他の収納との併用がおすすめです。
トイレのスペースに応じて、コーナーラックにしてもいいでしょう。写真のように、ディスプレイを楽しむことのできる商品もあります。
このように様々なサイズやタイプのものがあるため、用途によって選ぶといいでしょう。
今回紹介した以外に、トイレットペーパー専用の収納ラックもあります。
トイレットペーパーは専用のものに収納し、掃除用具などを多機能キャビネットに収納するといったように、組み合わせて使用するのもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。トイレはスペースが限られてくるため、収納は特に重要なポイントになってきます。
まずは、この記事を参考に何をトイレに収納する必要があるのかリストアップし、そのうえでどの程度の収納スペースが必要になってくるのか考えましょう。
トイレカウンターや埋め込み収納は床置きをしなくてすむため、掃除もしやすく、スッキリして見えるのでおすすめの収納方法です。
収納したいものが収納できるキャビネットの大きさにあわせ、導入の検討をしてみてくださいね。
トイレカウンターや埋め込み収納だけでは足りない場合や、トイレカウンターや埋め込み収納の設置が難しい場合は多機能ラックを使用しましょう。