目隠しや遮光といった役割を果たすロールスクリーン。
機能のシンプルさや見た目のスタイリッシュさから、窓のインテリアとして人気を集めています。
ロールスクリーンにはさまざまな種類があり、その中からお気に入りを選ぶのも楽しみのひとつです。
しかし、種類が豊富すぎると逆に選びきれずに困ってしまいますよね。
ロールスクリーンを検討する中で、どんな生地があるの?どんな機能があるの?紐の種類は?…など、色々と疑問が出てくるかと思います。
今回はそんな疑問にお答えすべく、ロールスクリーンの種類やメリット&デメリットについてご紹介していきます。
ロールスクリーンの導入をご検討中の方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
ロールスクリーンの種類!種類を知って合うものを選ぼう♪
さっそくロールスクリーンの種類について詳しくお伝えしていきたいと思います。
それぞれの特徴に注目し、ご自宅にはどの種類のロールスクリーンが合いそうか考えてみてくださいね。
ロールスクリーンの紐・操作方法の種類
チェーン式
スクリーンの側面についているポールチェーンを引っ張って昇降させる、スタンダードな操作方法です。
チェーン式はスムーズな使用感で、昇降時の音が静かなのが魅力です。
また、操作チェーンを室内側に持ち出して操作ができるタイプのものを選択することもできます。
ただしチェーン式は完全に手動のため、他の操作方法よりも負担が大きめです。
ワンタッチチェーン式、ワンチェーン式
基本的な仕組みはチェーン式と同じですが、こちらはチェーンを軽く1〜2cm引っ張るだけでスクリーンが巻き上がる仕組みになっています。
高い位置にある窓や、ロールスクリーンの台数が多いお家などにおすすめです。
プルコード式
ウエイトバー(スクリーン下部についている重り)についているシリンダープルコードを引っ張ってスクリーンを昇降させます。
操作性に優れているだけでなく、チェーンがぶらさがっていないため見た目もスッキリ!
スマートコード式
参照元:【楽天市場】インテリアきらめき
スクリーンの側部についているボトルプルコードを使い、スクリーンを昇降させます。
ボトルプルコードを下に引いた分だけスクリーンが下降し、少し引くとスクリーンが自動的に巻き上がります。
操作性も見栄えも良く、利便性を重視したい方におすすめです。
ループコード式
参照元:【楽天市場】インテリアカタオカ
丈夫で軽い操作性が魅力的なループコード式。重量に耐えられるため、大きめの窓用のロールスクリーンにも対応できます。
スクリーンを巻き上げたいときは室内側のコードを引き、下げたいときは室外側のコードを引きましょう。
コードレス式
参照元:ブラインドのニチベイ
チェーンがついていないコードレス式。バトンタイプ、電動タイプ、グリップ操作タイプの3種類があります。
コードレス式のロールスクリーンの良いところは、小さな子供がいても安心して使えることです。
利便性を重視するなら、遠隔で操作可能な電動タイプを選ぶと良いでしょう。
ロールスクリーンの生地・機能の種類
ミラーレース生地
参照元:RESTA
生地の表面に光を反射させる加工が施されているため、外からの視線を遮りながら明るさを確保できるミラーレース生地。
UVカット効果のあるものを選べば、室内での日焼け対策にもなります。
ウォッシャブル生地
参照元:【びっくりカーペット】
取り外して家庭用の洗濯機で洗うことができるウォッシャブル生地。
ロールスクリーンは、毎日使ううちにだんだんと汚れていくものです。
定期的に洗濯をして、常に清潔な状態を保ちたい!という方におすすめです。
遮熱生地
参照元:ベストオーダー
太陽光を遮る遮熱生地。夏場に使えば、冷房費を抑えて節電効果も期待できます。
日当たりの良いお部屋や、日差しの影響を受けやすい高層階のお部屋などにおすすめ。
熱を遮りつつ外の光を適度に取り入れたい!という方は、ほどよい透過性の遮熱生地を選ぶと良いでしょう。
浴室、キッチン用生地
参照元:【楽天市場】内装応援団
汚れやすい場所で使うロールスクリーンには、専用の加工が施された生地がおすすめです。
浴室のロールスクリーンには耐水性の高い生地を。キッチンや洗面所などには、撥水加工や防汚加工が施された生地を。
適切な生地を選ぶことで、清潔感のある浴室やキッチンを保つことができます。
調光生地
参照元:and Luce・アンドルーチェ – 通販 – Yahoo!ショッピング
前後のスクリーンの重なりを利用して光を取り込む調光生地。
光の量をコントロールすることで、ちょうど良い明るさに調節することができます。
リビングやダイニングなど、明るさもプライバシーも確保したいお部屋におすすめです。
すだれ調生地
参照元:【楽天市場】内装応援団
純和風なお部屋や、モダンな雰囲気のお部屋にぴったりのすだれ調生地。
素材の風合いが際立つ和風のロールスクリーンは、おしゃれなインテリアとしても使えます。
縁側や隣の部屋との仕切りとして使うと、開放的な空間を演出することができます。
生地の透過率にも注目!
ロールスクリーンの生地を選ぶ際には、生地の透過率にも注目しましょう。
透過率の表示はメーカーによって異なりますが、一般的には以下の4タイプに分けられます。
外から室内を見たとき、どの程度の透け感が理想的か検討してみてください。
参照元:RESTA
- シースルー:最も透過率が高い。昼間も夜間も、室内にあるものの形や色がはっきりとわかる。
- ミディアム:昼間は室内にあるものの形がぼんやりとわかる。夜間に電気をつけると、室内にあるものの影や形が見えやすくなる。
- シークレット:昼間も夜間も、室内にあるものの形はほとんどわからない。
- 遮光:最も透過率が低い。夜間に電気をつけても光はほぼ漏れず、昼間と同様に室内にあるものの形はわからない。遮光には1〜3級まであり、最も透過率が低いのは1級。
ロールスクリーンとロールカーテンの違いは?
ロールスクリーンと混同されがちな設備に、ロールカーテンがあります。
ロールスクリーンを検討する中で、ロールカーテンとのはっきりした違いがわからずにお困りの方もいるのではないでしょうか。
ロールスクリーンとロールカーテンの違いについて、それぞれの特徴をまとめてみました。
ロールスクリーン
- 生地:生地に樹脂加工が施されており、ハードな質感。カーテンとは全く異なる生地質。
- 生地の選び方:スクリーンメーカーのカタログから選ぶ。カーテンと同じ柄で揃えることはできない。
ロールカーテン
- 生地:特殊な裏地ではあるが、基本的にはオーダーカーテンと同様の生地。柔らかな生地質。
- 生地の選び方:カーテンメーカーのカタログから選ぶ。カーテンのように柄や色も豊富。
- なお、遮光率・ウォッシャブル機能を選べることや、本体の取り付け方法に関しては、ロールスクリーンもロールカーテンも共通です。
ロールスクリーンにするか、ロールカーテンにするか迷ってしまったときは、上記の特徴を参考にしてみてくださいね。
ロールスクリーンのメリット
ロールスクリーンを検討する中で、「ロールスクリーンは本当に必要?」「カーテンでも良いのでは?」と感じている方もいるかもしれません。
ロールスクリーンを導入することで具体的にどんなメリットが得られるのか、確認しておきましょう。
部屋を広く見せる
シンプルでスタイリッシュなロールスクリーンには、部屋を広く見せる効果があります。
カーテンはドレープや布の質感などにより多少の圧迫感がありますが、ロールスクリーンはフラットな一枚布のため開放的な印象になります。
またロールスクリーンは上部に巻き上げる方式なので、収納時の見た目もスマートです。
部屋の空間を広々と見せたいという方には、ロールスクリーンがぴったりでしょう。
操作性に優れている
ロールスクリーンのメリットは、なんといっても操作性に優れていることです。
カーテンの場合、左右に開いて、さらにカーテンクリップなどで止めて…という手間がかかりますが、ロールスクリーンの場合はワンタッチで昇降が可能な製品もあります。
自動式のロールスクリーンを選べば、操作はさらに簡単になるでしょう。
日差しの調節がしやすい
上下に昇降するロールスクリーンには、日差しの調節がしやすいというメリットもあります。
カーテンの場合、全て開けるか閉めるかでないと格好がつきませんが、ロールスクリーンの場合は窓の途中で止めていてもそれほど気になりません。
日差しの角度や強さに応じてロールスクリーンを昇降させることで、室内の温度や明るさをちょうどよく保つことができるでしょう。
インテリアとして楽しめる
ロールスクリーンには、シンプルなものだけでなくデザイン性に優れた製品もあります。
スクリーンいっぱいに広がった模様は、まるで一枚の絵のように見えるでしょう。
このおしゃれなロールスクリーンを、インテリアとして楽しむこともできます。
壁紙を張り替えたりするのは一苦労ですが、ロールスクリーンを昇降させるだけなら簡単ですよね。
お部屋にアクセントが欲しいという方はもちろん、部屋の模様替えをしたいという方にもおすすめです。
ロールスクリーンのデメリット
便利でおしゃれなロールスクリーンですが、メリットだけでなくデメリットもあります。
ロールスクリーンのデメリットと一緒に、その欠点を解決するための方法についてもご紹介していきたいと思います。
ウェイトバーの音が気になる
ロールスクリーンの下部には、重りの役割を果たすウェイトバーがついています。
風が吹くことでこのウェイトバーが窓に当たり、音を立てることがあります。
音に敏感な方は、気になってしまうでしょう。
<解決策は?>
長さに余裕のあるロールスクリーンの場合、スクリーンを多めに引き出して床上でだぶつかせる方法があります。
微風程度ならだぶついたスクリーンの隙間から風が抜けていくので、不快な音も鳴りません。
また、金属製のウェイトバーを発泡ゴムなどの柔らかい素材のものに変えるのもおすすめです。
柔らかい素材なら、窓に当たってもそれほど大きい音は鳴りません。
窓枠やウェイトバーに緩衝材を貼りつけるという方法もありますので、色々と試してみてくださいね。
洗濯時の着脱が面倒
ウォッシャブルタイプのロールスクリーンの場合、洗濯時に生地部分とメカ部分を分離する必要があります。
もちろん、洗濯が終わったあとは再度設置しなおすことになります。
人によっては、この作業が面倒に感じられてしまうかもしれません。
<解決策は?>
着脱時の手軽さを求めるなら、突っ張り式のロールスクリーンがおすすめです。
突っ張り棒からスクリーンを抜いて外すだけなので、特別な手間はかかりません。
また、突っ張り式でないロールスクリーンでも、着脱のコツさえつかめれば簡単に取り外すことができます。
ネット上にアップされている説明動画などを参考にするのも良いでしょう。
場所によっては操作が億劫
日常的に利用する掃き出し窓の場合、その都度頭上まで巻き上げる必要のあるロールスクリーンだと操作が面倒です。
出入りが頻繁な場所なら、左右にさっと開けられるカーテンの方が楽に感じられるかもしれません。
<解決策は?>
なるべく操作性に優れている種類のロールスクリーンを選びましょう。
コードレス式やプルコード式のロールスクリーンを選べば、チェーンを引っ張ってスクリーンの高さを微調整する手間もかかりません。
設置の際に多少コストは高くなりますが、使い勝手の良さを考えればコストパフォーマンスは悪くないでしょう。
隙間から室内が見える&寒い
ロールスクリーンを単体で設置している場合、ロールスクリーンの隙間から室内が見えてしまう場合があります。
また、冬場にはその隙間から外気が入り込み、お部屋の温度を下げてしまう可能性があります。
<解決策は?>
ロールスクリーンとレースカーテンを併用することで、お部屋のプライバシーを守り、かつ屋外からの冷たい空気を防ぐことができます。
併用する際は、ロールスクリーンを窓枠内に取り付け、室内側にレースカーテンを取り付ける…という方法が一般的です。
まとめ
ロールスクリーンの種類や、メリット・デメリットについてご紹介してきました。
様々な操作方法や生地の種類がありましたが、ご自宅の窓に合いそうなロールスクリーンは見つかったでしょうか。
ロールスクリーンを選ぶときに重視して欲しいのは、なんといっても日常的な使用感です!
いくら見栄えが良くても、使いやすさがイマイチでは毎日の昇降操作がストレスになってしまいます。
今回ご紹介した特徴やメリット・デメリットを参考に、家族が快適に使いこなせそうなロールスクリーンを選んでくださいね!