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防犯フィルムとは?その必要性とDIY・業者施工の費用相場まとめ

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安心して生活を送るためには、防犯対策が欠かせません。

特に、侵入経路として使われやすい「窓ガラス」の防犯対策は必須です。

今回は、窓からの侵入者を防ぐのに役立つ「防犯フィルム」の必要性、貼り付け方法、施工費用の相場などについてご紹介していきます。

防犯フィルムを導入するにあたり必要な情報をまとめてお伝えしますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

防犯フィルムとは?防犯フィルムの種類について

防犯フィルムとは、侵入者が窓ガラスを割り建物内部へ侵入するのにかかる時間を延ばすために窓に貼り付けるフィルムの事を指します。

侵入経路としてよく狙われる窓ですが、「窓を割ったり鍵を壊したりするのにかかる時間が5分以上になると、侵入を諦める確率が高い」と言われています。

この侵入にかかる時間を引き延ばすために活躍するのが防犯フィルムです。

道路から死角になる場所の窓などは、特に狙われやすいので防犯フィルムを貼りましょう。

ここで理解しておきたいのが、防犯フィルムを貼る目的はあくまでも「侵入を諦めさせること」であり、防犯フィルムを貼ったからといって「完全に侵入を防げる・窓が傷つかないとは限らない」ということです。

また、防犯フィルムと混同されやすいのが飛散防止フィルムですが、こちらは窓が割れた時の飛散を防ぐフィルムであり、防犯性能の向上には繋がりません。

同様に網入りの窓ガラスも防犯とは無関係です。

防犯フィルムを選ぶ際のポイントは…

  • 防犯性能が高いと証明されている「CPマーク」がついているものを選ぶ
  • 透明ガラス/曇りガラスなど、対象のガラスの種類に適した防犯フィルムを選ぶ
  • UVカット・ホワイトフィルム/ブラックフィルムといった、窓のこじ破りには効果がない性能を見極める
  • 防犯フィルムの耐用年数を確認し、貼り替え頻度などの長期的なコストを検討する
  • 外貼り…風や雨、紫外線により劣化が進みやすい。耐用年数は5〜7年程度。
  • 内貼り…外気の影響を受けにくいため長持ちしやすい。耐用年数は10〜15年程度。

また、メーカーで選ぶというのも選択肢のひとつです。

防犯フィルムの有名メーカー&おすすめ製品をチェックしてみましょう。

スリーエムジャパン

  • 日本最大手のフィルムメーカー。
  • 高い防犯性能を誇る防犯フィルムの他に、液晶画面用フィルムや、建築資材のマスキングテープなども取り扱っている。

【ULTRA S2200】

  • 厚さはもちろん、高い透明性を確保。
  • 飛散防止、防虫、UVカット効果有。
  • 価格は、施工費込みで1平米当たり27,500円程度。

【SH15CLAR-A】

  • 引っ張り強度が高い。
  • 飛散防止、防虫、UVカット効果有。
  • 価格は、施工費込みで1平米当たり24,000円程度と前述の商品よりリーズナブル。

リンテック

  • 防犯フィルム、自動車フィルム、広告素材、印刷関連の製品などを取り扱うメーカー。

【ルミクール1561UH】

  • 引っ張り強度が高い。
  • 高い透明度により見栄えも良好。
  • 飛散防止、防虫、UVカット効果有。
  • 価格は、1平米当たり22,500円程度。

リケンテクノス

  • 防犯フィルム、コンパウンド、食品包材などを取り扱うメーカー。

【RIVEX SS1490C】

  • 厚みが業界トップクラス。
  • 飛散防止、傷つき防止、UVカット効果有。
  • 価格は、1平米当たり22,500円程度。

各メーカーの相場からわかるとおり、防犯ガラスと比べると防犯フィルムは安価で導入することができます。

なるべくお手軽に防犯対策がしたい!という方は、ぜひ防犯フィルムの導入をご検討ください。

防犯フィルムの必要性とメリット

そもそも防犯フィルムは本当に必要なの?と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。

防犯フィルムを貼るメリットとデメリットを知って、ご自宅の窓に防犯フィルムを導入するべきか否か改めて考えてみましょう。

防犯フィルムのメリット

  • 侵入にかかる時間が引き延ばされ、侵入者を諦めさせることができる
  • 防犯フィルムを貼った窓は割れにくい&こじ破る際に大きな音が出るため、侵入者から敬遠される
  • 飛散防止効果により、こじ破りだけでなく地震や台風といった災害時の怪我を防止できる
  • UVカット、防虫機能、室内の目隠し…など、普段の生活でも役立つようなプラスアルファの機能がある
  • こじ破り、打ち破り、焼き破りのテストを合格した証である「CPマーク」付きの製品を選べば、より高い防犯効果が期待できる

防犯フィルムのデメリット

  • フィルム費用、業者の施工費用など、導入時にコストがかかる
  • 耐用年数を過ぎると性能が落ちるため、5〜15年ほどで貼り替える必要がある
  • 施工液が乾燥するまでの1〜3ヶ月ほどの養生期間中は、防犯フィルムの効果が期待できない

防犯性能が格段にアップするというメリットに対し、防犯フィルムの主なデメリットは導入時や貼り替え時にコストがかかるということです。

コストを抑えるため、「窓の鍵付近にだけ防犯フィルムを貼れば良いのでは?」と考える方もいるかと思いますが、防犯フィルムの部分的な貼付では意味がありません。

せっかく防犯フィルムを導入するなら、なるべく有効に活用したいですよね。

そのために気をつけてほしいのが…

  • CPマーク付きの防犯性能が保証された製品を選ぶこと
  • 部分貼りでなく、必ず全面貼りにすること
  • 貼り付けは信頼できる専門業者に依頼すること
  • 防犯フィルムに加え、補助錠などを利用すること

以上のポイントを意識して、防犯フィルムがもたらすメリットを最大限に享受しましょう!

防犯フィルムの施工方法と費用

防犯フィルムの施工方法には、「自分で貼る方法」と「業者に依頼して貼ってもらう方法」の2種類があります。

それぞれの施工方法とメリット&デメリットをチェックしてみましょう。

自分で貼る方法

防犯フィルムを自分で貼る際には、まず施工に必要な道具を用意するところから始めましょう。

防犯フィルムを DIYする際に必要な道具は…

  • 養生に使うマスキングテープやシート
  • 窓ガラスの汚れを落とす中性洗剤・スプレー
  • 防犯フィルムをカットするための直角定規やはさみ・カッティングマット
  • 接着に必要なスキージー・スプレーなど

施工のおおまかな流れは以下の通りです。

自分で施工する際の流れ
  • 窓ガラスの採寸
  • 防犯フィルムのカット
  • 養生、窓ガラスの清掃
  • 施工液の噴射
  • 貼り付け
  • 圧着
  • 乾燥

【メリット】

  • 費用を抑えることができる(安価なものだと1平米あたり1,000円ほど)
  • 日程に縛られることなく、自分の好きなタイミングで施工できる

【デメリット】

  • 気泡やヨレにより、本来の効果が発揮できない恐れがある
  • 市販の防犯フィルムの性能は、業者の取り扱っているものと比べて低め

業者に依頼して貼ってもらう方法

業者に依頼する場合は、施工業者の選定が重要になります。

業者を選ぶ際に気をつけたいポイントは…

  • 商品についてきちんと説明をしてくれるか
  • 施工実績が豊富か
  • 「フィルム施工技能士」などの有資格者がいるか
  • 再施工などの施工保証がきちんと付いているか

以上の条件を満たしている業者を選ぶことで、満足度の高いサービスが受けられるでしょう。

【メリット】

  • 加工精度が高いため、防犯性能が保証される
  • 業者が取り扱う、防犯性能の高い防犯フィルムを選ぶことができる

【デメリット】

  • 自分で貼り付ける場合と比較すると費用が高額になる(施工費を含め1平米当たり20,000~25,000円ほど)
  • 業者との日程調整が必要で、施工までに時間がかかる場合もある

 

このように、自分で貼る方法と業者に依頼して貼ってもらう方法には、それぞれにメリットとデメリットがあります。

コストを重視したいという方は、自分で貼る方法が良いでしょう。

対して、防犯性能をしっかり実感したいという方には業者に依頼する方法がおすすめです。

防犯フィルムの導入で何を重視したいのか」をポイントに、施工方法を検討してみてくださいね。

まとめ

防犯フィルムの必要性や施工方法についてご紹介してきました。

防犯フィルムは、ただ貼るだけではその効果を最大限に発揮することができません。

「防犯性を高めたい!」という方は、防犯フィルムの種類、貼り付ける際のポイント、施工方法などに注目しましょう。

今回ご紹介したポイントを参考に、ご自宅の窓にぴったりの防犯フィルムを選んでくださいね!

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