太陽光モジュールを選ぶ際は、どのメーカーが良いのか?悩むところですね。
また、どんな価格帯のものを選んだらよいか、性能は?など、選ぶ基準についても疑問に思っている方も多いでしょう。
そこで、本記事では、太陽光モジュールのメーカー比較と価格を検討するポイント、さらに太陽光モジュールを長持ちさせる方法について解説します。
- 太陽光モジュールとは。太陽光パネルとの違いは?
- おすすめの太陽光パネルメーカー11社!おすすめポイントと比較
- シャープ/シャープ株式会社(Sharp Corporation)
- パナソニック/パナソニック株式会社
- LONGi (ロンジ)/LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.(隆基绿能科技股份有限公司)
- カナディアンソーラー/カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社
- Qセルズ/Hanwha Q CELLS Co., Ltd
- 長州産業/長州産業株式会社
- 京セラ/京セラ株式会社(KYOCERA Corporation)
- ネクストエナジー/ネクストエナジー・アンド・リソース
- DMMエナジー/合同会社DMM.com
- ソーラーフロンティア/ソーラーフロンティア株式会社
- マキシオン/マキシオンソーラーテクノロジーズ
- 太陽光モジュールの耐用年数と長持ちさせるポイント
- まとめ
太陽光モジュールとは。太陽光パネルとの違いは?
太陽光発電に必要な設備名として「モジュール」または「パネル」という言い方を耳にするかと思います。
この2つは、いずれも同じ設備で単に呼び名が違うだけです。
他にも「ソーラーパネル」と言うこともあり、これも同じ設備になります。
太陽光モジュールとは?
太陽光モジュールとは、再生可能な太陽エネルギーを利用して電気を作り出す設備です。
「太陽光電池」で構成されたパネル状に作った機器を示します。
- 太陽光電池:太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換する電力機器です。プラスを帯びやすいP型半導体とマイナスを帯びやすいN型半導体を張り合わせて構成されています。 この2種類の半導体に太陽光が当たると電気が発生する仕組みになっています。 プラス極とマイナス極を導線につなぐと電子が移動して電気の流れを作り出します。
太陽光モジュールの形状は、小さな「太陽電池」を複数集めてアルミ枠に入れたパネル状になっています。
「太陽電池」の最小単位を「セル」と言い、複数の「セル」を組み合わせたパネル状のものを 「モジュール」と言います。
小さな「セル」の集合体で構成された「モジュール」を、屋根上に設置した状態のものを 「アレイ」と言い、「アレイ」の設計条件によって発電量が大きく左右されることになります。
太陽光モジュールの価格
太陽光モジュールを選ぶ際は、どれが良いのか悩む消費者の方も多いでしょう。
太陽光発電システムの中で一番高額なのは太陽光モジュールになりますので、しっかり見極めて選びたいところですね。
では、太陽光モジュールの価格を検討する際のポイントについて確認しましょう。
- 太陽光モジュールの価格相場
- 太陽光モジュールの種類
- 太陽光モジュール1枚の発電出力
- 太陽光モジュールのメーカー
- 海外メーカーか国内メーカーか
- 新築かリフォームか
太陽光モジュールの価格相場
1kWあたり14.5万円です。住宅用で容量3〜5kWとした場合、およそ43.5万〜72.5万円です。
また、太陽光モジュール以外の設備費用や工事費用なども合せて検討しましょう。
太陽光モジュールの種類
初期費用を抑えたい方は、単結晶シリコン・多結晶シリコン・アモルファスシリコンなどがおすすめです。
太陽光モジュール1枚の発電出力
住宅用の太陽光モジュールの場合、1枚につき70W〜250W程度の発電出力になります。
価格相場は1枚およそ7万〜16万円くらいを目安にすると良いでしょう。
太陽光モジュールのメーカー
メーカー比較するポイントは、耐久性、1 kW単価、変換効率、保証期間などをチェックしましょう。
- 耐久性:寿命がおよそ20〜30年です。経年劣化に強いメーカーを選びましょう。劣化防止にはメンテナンスも重要です。
- 1kw単価:メーカーによって20万円台〜30万円台まで大幅に違います。
- 変換効率:平均で「13〜20%」くらいで、20%以上であれば高性能な製品です。
- 保証期間:無償で10年保証が基本で、有償で15年や20年に保証期間を延長できるメーカーもあります。
海外メーカーか国内メーカーか
海外メーカーの方が国内メーカーよりも低価格でおよそ2〜3割安く導入することができます。
日本メーカーの強みは、実績が豊富でアフターサポートが充実していることがあげられます。
新築かリフォームか
新築に設置するよりもリフォームしてから設置した方が初期費用は高くなります。
設置するタイミングによって費用負担が変わります。
おすすめの太陽光パネルメーカー11社!おすすめポイントと比較
ここでは、おすすめの太陽光モジュール製品メーカーについて確認しましょう。
国内または海外メーカー、シェアランキング上位の製品、これから注目のメーカーなどについて紹介していきます。
シャープ/シャープ株式会社(Sharp Corporation)
シャープは、太陽光発電システムの開発をいち早く始めた国内有名メーカーです。
多くの大手ハウスメーカーに採用されている実績もあり、太陽光発電システムのメーカーとしてトップクラスの信頼性があります。
シャープの製品は、発電量の高い「ブラックソーラー」の使用や、多様な形状の屋根に対応できるパネルなどが特徴的です。
また、蓄電池を後付けできるパワーコンディショナーは、ハイブリッド型蓄電池をリフォームする場合にパワーコンディショナーの入替が不要なので、費用を抑えることが可能です。
パナソニック/パナソニック株式会社
パナソニックは、太陽光発電システムを自社工場で生産している国内有名メーカーです。
パナソニック太陽光発電システムでは、特に「HITシリーズ」が人気の製品です。「HITシリーズ」が人気の理由は、発電効率の高くするハイブリットパネルや他社よりも長い製品の無償保証などがあることです。無償で出力保証25年、機器保証15年を提供しています。
また、パナソニックの太陽光発電システムは、発電モニターやパワーコンディショナー、HEMSなども生産・販売しているので、周辺機器との連携はかんたんに運用できるようになります。
LONGi (ロンジ)/LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.(隆基绿能科技股份有限公司)
世界最大の単結晶モジュール専門の中国メーカーです。
世界市場での出荷量が2020〜2021年上半期連続で1位を獲得。日本の国内シェアも拡大し、低価格で高性能なメーカーとして注目されています。
CTC(中国建材検査認証集団)による太陽光の出力劣化評価で「トップランナー」の評価を得ています。
また、ドイツの国際的第三者認証機関による審査で、屋外発電部門で2年連続1位を獲得。世界基準の審査でもより高度な評価を得ているメーカーです。
日本での認知度はこれから浸透していくと注目されている海外メーカーです。
カナディアンソーラー/カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社
カナダで設立された太陽光発電の老舗海外メーカーです。海外に多数の製造工場を運用している巨大太陽光メーカーで、直近の出荷量ランキングでは世界第5位のシェアとなっています。
Qセルズと同じように、低価格で太陽光モジュールを購入したい方におすすめです。
また、モジュール出力保証25年、モジュール製品保証15年、システム保証15年と保証内容が手厚いので安心して導入することができます。
カナディアンソーラーの太陽光発電パネルは、低価格で発電性能が高くコスパの良さがおすすめです。
Qセルズ/Hanwha Q CELLS Co., Ltd
ドイツで創業されたQセルズを韓国のハンファグループが買収した会社で、世界6位の太陽電池メーカーとして有名です。
世界市場で大量生産しているため、太陽光モジュールを低コストで提供することが可能となっています。
Qセルズの特徴は、革新的なQ.ANTUMテクノロジーにより、気候変動によるさまざまな使用条件に対応できる高い性能と発電効率の良さです。
低価格で性能の良い太陽光発電パネルを選びたい方におすすめです。
長州産業/長州産業株式会社
長州産業は、単結晶シリコン系太陽光発電システムの機器の開発・製造を手掛ける国内メーカーです。
長州産業の太陽光モジュールの特徴は、発電時と送電時の電力ロスをより抑えられることや、紫外線を可視光に変換し発電効率をアップさせるなど、従来の製品と比較して性能が高くなっています。
また、業界では珍しい雨漏り保証制度があります。施工が原因で雨漏りなどの不具合が生じた際に適用されます。
京セラ/京セラ株式会社(KYOCERA Corporation)
京セラは、日本初の住宅用太陽光発電システムの販売をスタートした国内メーカーです。
京セラの太陽光発電システムは、京セラ製太陽電池モジュールの高い技術と長期的に信頼のおける製品を提供している実績があります。
人気製品RoofleX®は、大小様々な7種類のモジュールから選んでご自宅の屋根に合わせて設計することができます。一番小さいモジュールは87Wで、小規模の太陽光発電システムにも対応できます。
ネクストエナジー/ネクストエナジー・アンド・リソース
国内初の中古の太陽光発電システムを買取・販売する会社として長野県駒ケ根市よりスタート。2019年、世界最大の中国の蓄電池メーカーCATLと業務提携を締結。産業用としての実績があり、昨今では住宅用として市場に参入し始めています。
国内メーカーではありますが、低価格なので、初期費用を抑えたい方に人気があります。
充実の保証サポートがあり、経済損失補償という独自の保証制度を提供しています。
DMMエナジー/合同会社DMM.com
三菱、東芝の撤退を受け国内メーカーでシェアを伸ばしている太陽光モジュールメーカーです。
DMMエナジーの製品は、太陽光発電システムのみの場合と太陽光発電システムと蓄電池がセットの場合では、価格が異なります。蓄電池セットになると低価格で購入できるメリットがあります。
また、最大の特徴は、業界最長の保証期間で安定した出力で使えることです。
他にも、国内メーカーの太陽光モジュールの中では最高数値、変換効率が21.25%で世界トップレベルの変換効率の製品も提供しています。
ソーラーフロンティア/ソーラーフロンティア株式会社
ソーラーフロンティアは、石油元売企業である昭和シェル石油(現・出光興産)の子会社で、太陽光発電業界の中では認知度の高い有名メーカーです。
太陽光発電パネルはシリコン系が主流ですが、ソーラーフロンティアでは、独自開発した高性能のCIS太陽電池を利用した太陽光発電パネルが特徴的です。
CIS太陽電池の魅力は、高い耐熱性、パネルの一部分が影に隠れてしまっても発電量に影響しにくいこと、太陽光に当たってから10日〜2週間経過すると、最大出力が5〜10%ほど上昇するという特徴があります。
価格は安めだけれど、一定の発電量は確保しやすいのでコスパの良い製品としておすすめです。
マキシオン/マキシオンソーラーテクノロジーズ
アメリカのサンパワーから独立した太陽光発電システムの会社です。
マキシオンの太陽光モジュールは、業界最先端の発電効率が大きな特徴です。さらに、業界最長の40年保証が備わった安心できるメーカーです。
高耐久性・高変換効率で保証期間が長く、劣化率は業界最低を記録しています。従来型のパネルと比較すると約4倍も高い信頼性があることが大きな強みです。
太陽光パネル 比較表
メーカー名 | 国内/海外 | 価格(税込) | 変換効率 | 保証期間 |
シャープ | 国内 | 108,900~258,500円 | 15.3~20.6% | 20年 |
パナソニック | 国内 | 57,200~322,300円 | 14.8~20.3% | 25年 |
ロンジ | 海外 | - | 21.30% | 25年 |
カナディアンソーラー | 海外 | - | 20.4 ~21.0% | 25年 |
Qセルズ | 海外 | 248,820~392,590円 | 20.1~21.3% | 25年 |
長州産業 | 国内 | 738,000~154,700円 | 15.4~20.7% | 25年 |
京セラ | 国内 | 65,076~317,460円 | 14.9~20.3% | 10年 |
ネクストエナジー | 国内 | - | 20.5~21.2% | 25年 |
DMMエナジー | 国内 | - | 21.97% | 15年 |
ソーラーフロンティア | 国内 | - | - | 20年 |
マキシオン | 海外 | - | 22.60% | 40年 |
※(-)表示は、webページで公表されていないため未記入となります。
太陽光モジュールの耐用年数と長持ちさせるポイント
太陽光モジュールを長持ちさせるためのポイントについて解説します。
太陽光モジュールを導入する際は以下について確認しておきましょう。
- 法定耐用年数/17年:法定耐年数よりも長く使えるのが一般的です。
- 期待寿命/20〜30年:設置環境や利用状況、メンテナンスによって寿命よりも長く利用できるケースもあります。
太陽光パネルメーカーでは、製品について出力保証が付いており、保証期間は20年〜25年が一般的です。
太陽光モジュールの劣化を防ぐ方法
太陽光モジュールをできるだけ長持ちさせるためには、以下のポイントに気を付けましょう。
- 太陽光モジュールの汚れが付着したままになると、発電量が低下や火災の原因となります。日頃から設備の点検をして、汚れが付着している場合には清掃の専門業者を利用することをおすすめします。
- 住宅用の太陽光発電10kW未満は、メンテナンス義務化が必要となっています。
発電効率の低下を防止や太陽光モジュールの劣化を防ぐために、定期メンテナンスを行いましょう。
- 太陽光発電の不具合を早く察知するために、普段から目視点検をするようにしましょう。設備機器の寿命の長さにも関係してきます。
- 太陽光モジュールの経年劣化は、設置した地域や天候、利用状況などによって消耗年数が変わってきます。積雪地域や台風の多い地域など、自然災害の影響を考えて耐久性の高い製品を選びましょう。
- 自然災害による故障リスクを抑えるために、保険の加入を検討しましょう。 火事、強風による飛来物、落雷などの被害には、自然災害補償が利用できます。 ただし、自然災害補償を無償で提供してるメーカーは少ないため、事前に確認することをおすすめします。
- 太陽光モジュールを設置する際は、信頼できる設置業者を選んで、適切な工事を行ってもらうようにしましょう。施工不良は、設備機器の故障やトラブルに繋がるため注意が必要です。
まとめ
太陽光モジュールは、国内・海外から多様な製品が販売されています。適切な製品を選べば、長く利用でき導入効果も期待できます。ご自宅の条件に合わせて比較検討して選ぶことをおすすめします。