新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅の可動式収納や棚、クローゼットのアイデアについてまとめてみました。
子供部屋の収納に関する工夫や家具の配置などについても言及していますからぜひ今後の参考にしてください。
新築の子供部屋に可動式収納を検討する
片付けが苦手という方は少なくありません。
大人になってもまったく片付けができないという方は意外に多いですし、収納があっても物をどのようにして片づけていいのか分からないという方はたくさんいます。
特に子供だと片付けが苦手という子は多いですが、子どものうちからしっかりと片付けができる子に育てておかないと将来が心配です。
そのため、新築一戸建てや新築分譲住宅、建売住宅を購入するにしても子供部屋には収納があったほうが良いですし、そのほうが片付けも教えることができます。
新築の子供部屋に可動式収納を検討しているという方もおられるかもしれませんが、そのためにはまず可動式収納について詳しく知っておく必要があります。
特徴やメリット、デメリットについて理解しておかねば採用する意味はありませんし、活用することもできないでしょう。
可動式収納というのは間仕切りを収納で造ってしまうもので、最近ではよく子供部屋に採用されることが多いです。
逆に成人の部屋に採用されることは少なく、新築時の子供部屋に可動式収納が採用されるということがもっぱら多いです。
可動式収納だと可動式の間仕切りで部屋を仕切ることになります。
間仕切り壁が収納となっているためわざわざ部屋にクローゼットを設ける必要がありませんし、スペースを有効活用できるというメリットがあります。
お子さんの成長に合わせて部屋を広く使うことが可能となりますし、壁全体を収納として使えるため収納力にも問題はないでしょう。
子供が使う分には十分な収納力がありますし、片づけきれないということはまずないはずです。
メリットが多いように感じる可動式収納ですが、デメリットもあります。
一般的な間仕切壁とは違って収納スペースが壁となっていますから、どうしても遮音性は劣ってしまいます。
通常の壁よりも音が通ってしまいますから、子供部屋からの声や音が気になるということもあるでしょうし、その逆も然りです。
これは可動式収納における唯一のデメリットと言っても過言ではありません。
ただ、最近では遮音性についても改良された製品もリリースされていますし、工夫次第で遮音性を高めることも可能です。
そこまで気にすることはないのかもしれません。
ただ、通常の壁とまったく同じ遮音性とは到底いきませんからそこは理解してください。
そこを割きった上で導入を検討しましょう。
メリットとデメリット、どちらもしっかり理解してくださいね。
棚タイプの可動式収納のアイディア
棚タイプの可動式収納があると便利です。
固定式の収納ではできないことも可動式収納だとできますし、現在では積極的に可動式収納を活用している方も大勢います。
新築時に可動式収納を導入する方も少なくありませんが、今後新築住宅を建てるときに可動式収納を導入したいという方もおられるでしょう。
そこで、ここでは新築を建てるという方のために参考になりそうな可動式収納についていくつかご紹介したいと思います。
まず、キャスター付きの本棚などは本をたくさん読む方に重宝できます。
クローゼットの下部などにピッタリとはまるサイズで造ってもらえば収納も楽ですし、あまり読まなくなった本をキャスターつきの本棚にまとめてクローゼット下部に収納することができます。
毎月本をたくさん読む方だとどうしても本が嵩張ってしまいますし、一般的な本棚ではすぐにいっぱいになってしまうと思います。
キャスター付で収納できるタイプの本棚だとかなりの数をストックできますし、来客が来たときだけ隠すということもできますからなかなか重宝できます。
ぜひ検討してください。
壁面をオシャレに彩りたい場合にも可動式収納が便利です。
こちらは稼働棚を利用するタイプで、壁に専用金物を打ち込んで、自由に棚の高さを変えることが可能です。
壁一面をオシャレな収納にすることもできますし、飾り棚として利用することもできるでしょう。
アイデア次第でいろいろな使い方ができるでしょうし、仕切りなどを活用することでいろいろなものを収納することが可能になります。
オシャレな部屋にピッタリですし、それなりの収納力も秘めていますからおススメではないでしょうか。
棚の高さなどはかなり細かく調整できるようになっていますから、収納するアイテムによって高さを変えることができます。
棚タイプの可動式の収納はアイデア次第でいろいろなことができますから、自分でも一度アイデアを捻りだしてみましょう。
新築工事を依頼するハウスメーカーや工務店の担当者と話し合うのも良いですが、自分がどのような収納を望んでいるかということをしっかりと伝えることが大切です。
収納力だけを求める場合と、魅せる収納を考えた場合だと作り方は変わってきます。
造作にかかる時間や費用なども当然変わってきますから、どのような棚収納を考えているのかということをきちんと説明できなくてはいけません。
ここでご紹介した内容が参考になりお役に立てれば幸いですね。
クローゼットに可動式収納を造作する
クローゼットがいつもいっぱいになっている、という方もおられるかもしれません。
片付けが苦手という方だとどうしてもクローゼットがいっぱいになってしまいがちですし、必要なものをクローゼットから出そうにもどこから手を付けていいのか分からない、という方もおられるのではないでしょうか。
クローゼットに可動式の収納を造作することで収納力を高めることができますし、より便利に利用することも可能となりますから、ここではクローゼットに可動式の収納を造作するときのアイデアなどをご紹介したいと思います。
クローゼットには枕棚しかついていないケースもあれば、中棚が設置されていることもあります。
中棚が設置されている場合だと、その下の部分を遊ばせてしまうことが多いためそこに可動式のボックスなどを備え付けておくと便利です。
小物などをそこに収納し、必要なときはボックスごと出せばいいのですからかなり楽になるのではないでしょうか。
もちろん、ボックスにはキャスターを付けることになりますし、いつでも必要なボックスを引っ張り出してアイテムを取り出すことができます。
枕棚そのものを稼働できるようにしているケースもあります。
一般的なクローゼットの枕棚は据え付けとなっていますし取り外したり動かしたりすることはできません。
これを敢えて可動式にすることでより便利に利用することができますし、一つだけでなく2~3個設置することでさらに便利に利用できるのではないでしょうか。
普通のクローゼットだと枕棚だけ、中棚だけ、もしくはその両方が設置されているというケースがほとんどですが、敢えて枕棚だけをいくつか設置するということです。
実際にこのような造作をしている住宅もありますから、検討してみる価値は充分あると思います。
クローゼットに可動式の収納を造作するときのアイデアも考えてみると実に楽しいですね。
人によっては非常にユニークなアイデアを実現している方もいますし、アイデア次第でいろいろなことができてしまいます。
クローゼットの収納アイデアなどはどちらかというと女性のほうが得意なのではないでしょうか。
クローゼットに可動式の収納を上手に造作することができれば収納力そのものは当然アップしますし、片付けの作業効率もアップするでしょう。
子供だけでなく大人でもスピーディな片付けができるでしょうし、必要なものがどこにいったか分からないという事態も回避できるはずです。
新築なら検討したい可動間仕切り収納
可動間仕切り収納については既に先ほど子供部屋の記事で多少お伝えしましたが、ここでも改めて可動間仕切り収納についてお話したいと思います。
最近ではこのタイプの間仕切りを採用する方が増えていますし、家具も配置しやすいからと可動式の間仕切りを新築に採用するケースも多いです。
ここでは可動式の間仕切り収納のアイデアについていくつかピックアップしてみましたから、今後新築に導入予定という方はぜひ参考にしてください。
自宅の間仕切りのほとんどを可動間仕切り収納にしてしまうという手もあります。
住宅にはたくさんの間仕切りがありますが、その間仕切りのほとんどを収納にしてしまうというアイデアです。
あらゆる部分が収納スペースとなりますから当然収納力はアップしますし、物が片づけられない、収納スペースが足りなくなるということはまずないでしょう。
すべての間仕切りを収納にしてしまうというのは強度的にも見た目的にも問題ですが、いくつかの間仕切りをそのまま可動式の収納にしてしまうというのはアイデアとしては十分アリではないでしょうか。
検討してみる価値は十分あると思います。
インテリアとのマッチングも考えて導入することで間仕切り収納そのものもインテリアの一部となります。
天井や壁のクロスが白を使っているのなら真っ白の間仕切り収納を使えばマッチングはばっちりですし、違和感も感じません。
人によっては収納ということに気付かないかもしれませんね。
ただの壁だと思っていたところからいきなり物を出すと驚かれるかもしれません。
インパクトも十分ですし、試してみる価値はあります。
間仕切り収納を導入するのなら部屋のインテリアとの整合性は考えたいものですね。
間仕切り収納にいろいろなメリットがあることは子供部屋の紹介部分でもお伝えしましたが、可動間仕切り収納だと文字通り稼働できるため便利ですよね。
壁が動くというだけで部屋の雰囲気も変わりますし、そこも大きなメリットではないでしょうか。
ライフスタイルの変化によって間仕切り収納を移動させて間取りを変更させるということも可能でしょうし、さまざまな使い方ができてしまいます。
間仕切り収納こそアイデア次第でいろいろな使い方が可能となりますし、あらゆる方のライフスタイルにマッチできるポテンシャルを秘めています。
今後新築を検討している方は可動間仕切り収納の導入もぜひ考えてください。
思っている以上に使えるアイテムです。
すっきり!可動式収納を取り入れたアイデア
可動式収納棚を取り入れることで片付けもしやすくいつも部屋をスッキリとした状態にすることが可能です。
そのため、現在では多くの方が可動式の収納を導入していますし、わざわざリフォームして採用する方も少なくありません。
リフォームするとなるといろいろな部分に手を入れなくてはならなくなりますし、コストも高くなってしまいがちですからできるだけ新築のときにやっておきたいものですね。
そこで、ここでは新築時に可動式の収納を取り入れてスッキリとした部屋を実現するためのアイデアをご紹介しましょう。
取っ手を付けて引っ張り出せるタイプの収納をいくつも作っておくと便利です。
造り付けのベッドの下、クローゼットの下など遊ばせてしまいそうな空間にセットできるようにしておけばスペースを有効活用できますし、キャスターを付けておけばいつでも収納の順番を入れ替えることもできるでしょう。
見た目にもオシャレな収納が出来上がりますし、取っ手の色をそれぞれ変えておくとよりオシャレな造りになるかもしれません。
先ほどの可動式間仕切りと似たような話になってしまいますが、独立型のキャスター付き収納をいくつか配置しておくと便利かもしれません。
キャスターが付いているため自由に動かすことができますし、邪魔なときはどけておくこともできるでしょう。
広い部屋でないとただただ邪魔になってしまいますが、ある程度の広さのある部屋ならこうした独立型で可動式の収納ボックスがあれば便利です。
できるだけ背の高いサイズがおススメですが、あまり背が高くなってしまうと地震のときに怖いですからそこは注意してください。
可動式収納を取り入れたアイデアにもいろいろとありますから、ぜひ自分でも考えてみてください。
今はインターネットのような優れた情報収集のツールもありますし、可動式の収納のアイデアはいくらでも見つけることができるでしょう。
また、新築を考えているのなら一人で考えるのではなく家族と相談しながら考えることも大切です。
自分では最善のアイデアだと思っていても家族からするとそうでもないことが多々あります。
ハウスメーカーや工務店、建設会社の担当者やインテリアコーディネーターと相談しながら進めることも大切ですし、一人で突き進むのはNGです。
家は家族全員で暮らすものですし、家族全員が使いやすく暮らしやすい家でないと意味がありません。
独りよがりの家造りは家庭崩壊の危機を招いてしまいますよ。