自宅の防犯性を高めるために取り付ける面格子。快適な住環境を作るため、面格子の導入をお考えの方も多いのではないでしょうか。
そんな面格子を取り付けるにあたり、どうやって取り付けるのか、費用はいくらくらいかかるのか…などいくつか疑問が出てくるかと思います。
今回は窓に面格子を取り付ける方法&取り付け費用の相場についてご紹介していきます。
実際に設置する際の流れを知り、イメージをつかみましょう。
また、防犯対策として面格子と比較されることが多いシャッターとの併用が可能かどうかについても触れていきます。
面格子の取り付けを検討されている方はぜひチェックしてみてくださいね。
面格子の取り付け方法と費用の相場
面格子を取り付ける方法には、業者に依頼する方法と、DIYで取り付ける方法があります。
それぞれかかる費用が異なるので、導入前にしっかり把握しておきましょう。
自宅に面格子を設置する場合、どちらの方法が合いそうか考えながらチェックしてみてくださいね。
業者に面格子の取り付けを依頼する場合
業者に依頼する場合は、面格子を購入した業者にそのまま取り付けまでお願いするのが一般的です。
製品によってワンウェイねじを使ったり、専用の金具が必要だったり、ネジ穴が見えない仕様になっていたり…といった違いはありますが、基本的な取り付け方法はどれもほぼ同じ。
壁に専用のビスをうちこみ、ネジなどで固定する…という方法がスタンダードです。
取り付けにかかる費用は、業者および面格子の種類によって異なります。
面格子取り付けの際には、下記費用を参考にしてみてください。
※いずれも本体価格+設置費用の合計金額
- アルミ縦格子:約38,000円〜77,000円
- ひしクロス面格子:約43,000円〜78,000円
- ステンレス面格子:約100,000円〜150,000円
- 可動ルーバー面格子:約45,000円〜125,000円
- 鋳物面格子:約50,000円〜130,000円
取り付け費用が最もリーズナブルなのはアルミ縦格子ですが、アルミ製の面格子はやや防犯性に欠けます。
防犯効果の高い面格子を取り付けたいという方は、ひしクロスやステンレスの面格子を選択すると良いでしょう。
また業者に依頼する際は、複数の業者に見積もりをお願いするのがおすすめです。
それぞれの見積もりを比較し、より費用が安い業者を選ぶことで、同じ施工内容でも大幅に節約をすることができます。
見積もりをチェックする際は、もちろん安さだけでなく費用に含まれる作業の工程などもしっかり確認してください。
上記でご紹介した相場よりもかなり安い設置費用だと、必要な工程が含まれておらず別途オプション代を払うことになる可能性もあるので要注意です!
DIYで自分で面格子を取り付ける場合
面格子の取り付けは、業者に依頼する他にDIYで取り付けることも可能です。
最近では、DIYがしやすいように工夫された製品も多く売り出されています。
DIYでの面格子の取り付けも、業者の施工と同様に壁にドリルで穴をあけネジで固定する方法です。
簡単に説明すると…
- まず壁に面格子を当てて位置を決めたら、鉛筆でマークをつけます。
- そのマークに従って穴をあけ、シリコンを注入。
- ビスを止め、必要に応じてネジ穴をつぶす
…といった手順です。
DIYに必要な道具は、インパクトドライバー、プラスビット、ドリル、シリコン、もし必要であれば水平器など。
上記のような道具代&面格子の本体価格だけで設置が可能なため、DIYの場合は業者に依頼するよりも安くすませることができます。
また、最近では壁に穴をあける必要のない枠付ブラケットも人気を集めています。
窓のサッシ部分にはめこみ面格子を取り付けるだけなので、外壁に穴を開けるのに抵抗があるという方はこちらを利用するのも良いかもしれません。
DIYで取り付ける面格子の本体価格は、下記を参考にしてみてください。
- アルミ縦面格子:約4,000円〜22,000円
- ひしクロス面格子:約9,000円〜24,000円
- ステンレス面格子:約60,000円〜90,000円
- 可動ルーバー面格子:約12,000円〜60,000円
- 鋳物面格子:約15,000円〜70,000円
このように、面格子は材質によって本体価格が大きく異なります。
なるべく費用を抑えたいからといって価格だけを重視して選ぶと、思っていたほどの防犯効果が得られない場合もあるので注意しましょう。
防犯対策として面格子を取り付けるのなら、ひしクロス、ステンレス、鋳物などなるべく頑丈な形状・素材のものを選ぶことをおすすめします。
アルミ面格子は安く、見た目も他の面格子と遜色ありませんが、もろく壊されやすいという欠点がありますので注意してくださいね!
シャッターと面格子を両方つけるのは可能?
より窓の防犯性を高めるために、面格子とシャッターを同時に取り付けたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、シャッターと面格子の併用について詳しくお伝えしたいと思います。
結論からお伝えすると、シャッターと面格子の併用は可能です。
専用のロングブラケットを使うことで、シャッターの外側に面格子を取り付けることができます。
ただし、取り付けるシャッターと面格子の隙間が空きすぎてしまう場合は注意してください。
簡単に手が入るくらいの広い隙間が空いてしまっていると、防犯対策の意味がなくなってしまいます。
DIYでシャッター&面格子を取り付けるのが心配な方は、専門の業者にしっかりとサイズを測ってもらった上で取り付けを依頼するのがおすすめです。
シャッターと面格子の両方を取り付けて防犯意識の高さをアピールすれば、侵入者を遠ざけることができますよ!
シャッター&面格子併用のデメリット!それ以外の防犯対策は?
ちなみに、シャッターと面格子の両方を取り付けることで防犯性はアップしますが、絶対に安心!というわけではありません。
2重のセキュリティに安心してシャッターを開けっ放しにしていたり、面格子のサビや劣化を放っておいたりすると、せっかくの防犯設備が役に立たなくなってしまいます。
シャッターと面格子の両方を取り付けたからといって油断はせず、不在時や就寝時にはしっかりと施錠したり、設備の定期的なメンテナンスを行う習慣をつけましょう。
また、シャッターと面格子を取り付けることで、外観の見栄えが悪くなってしまうというのもデメリットのひとつです。
シャッターと面格子の併用では大げさで重々しい印象になってしまうため、一般的なお家ではシャッターもしくは面格子、どちらか一方を取り付けることが多いよう。
どうしてもシャッターや面格子だけでは不安という方は、ガラス窓を防犯ガラスに取り替えるのがおすすめです。
窓の外に防犯ライトを取り付けたり、踏むと音が鳴る砂利を敷き詰めるのも良いでしょう。
まとめ
面格子の取り付け方法と、取り付けにかかる費用についてご紹介してきました。
面格子の取り付けを業者にお願いすると、設置費用はやや高くなるものの安心して施工を任せることができます。
一方DIYで取り付けると、作業の手間はかかるものの設置費用を安くすませることができます。
取り付ける面格子の材質や形状によってもかかる費用は異なりますので、防犯効果の高さや外観との調和にも注目しつつ、ご自宅で活躍してくれそうな面格子を選びましょう。
また、シャッターと面格子の併用で防犯レベルをアップさせるのもおすすめです。
両設備のメンテナンスをしっかりすることと、施錠などの基本的な防犯対策を守っていれば、窓からの侵入者を防ぐことができます。
面格子の取り付けは必須ではありませんが、侵入経路として最もよく使われる窓周辺の防犯対策を行うことは大事な家族の安全を守ることにもつながります。
予算内に収めるのも大事ですが、できるだけ防犯効果の高い面格子を取り付けた方が費用対効果は高いですよ!