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ウッドデッキの屋根の種類!自宅に合う屋根を見極めよう♪おしゃれな屋根から簡易的な屋根

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「アウトドアリビング」を夢見て、リビングと庭の間に作ったウッドデッキ。

日差しが心地いい春先には、日向ぼっこしながらコーヒータイムを楽しんだり、秋にはそよ風に当たりながら読書をしたり。家族みんなが集まったときにはバーベキューをしたり、夏の夜にはお風呂上りに夜風に当たりながらビールを一杯。

様々な利用方法がありますが、リビングの延長として、アウトドアリビングを取り入れるお宅が増えています。

アウトドアリビングの作り方も様々ですが、中でも多く使用されるのが、ウッドデッキです。

 

しかし、せっかく作ったウッドデッキ上に屋根が無いと、読書中の直射日光がきつく、目が痛くなってしまったり、バーベキュー中の急な雨にせっかくの料理が台無しになってしまったりと、何かと不便です。

そうすると、せっかく作ったウッドデッキも、使用頻度がどんどん少なくなってしまいます。

 

「ウッドデッキの上に屋根があったらいいのに」と思ってはいるものの、いざ屋根を付けようとしても、「どのような種類があるのか」だったり、「似合う屋根はどのようなものだろうか」など、どこから情報収集をすべきかわからなくなってしまうこともあるでしょう。

今回は、ウッドデッキの屋根にはどのような種類のものがあるのか詳しく見ていきましょう。

 

家に穴をあけずに済む「独立タイプ」の屋根が人気!

住宅を建ててから、後付けでウッドデッキ上に屋根を付けるとなると、問題となるのが固定方法です。

家の外壁に固定してしまえば頑丈で安心!」なのですが、固定するためには家の外壁に穴をあけることになってしまいます。

外壁に穴をあけるのは、非常に危険です。

 

戸建て住宅で最も多い木造を例にとってみましょう。

木造住宅は、構造材が結露して腐食することがないように、防水シートを貼り付けたり、万が一湿気が壁内に入ってしまっても排出することができるように「通気層」と呼ばれる空気の通り道を作っています。

ウッドデッキ屋根を付けるために、住宅の完成後に外壁に穴をあけて固定しようとすると、あけた穴から水が浸入して構造材に影響する恐れがあります。

その湿気によって構造材が腐食してしまうと、最悪の場合倒壊などの危険性があります。

そのような事態に陥らないために、安易に外壁に穴をあけて固定をするのは避けましょう

 

では、外壁に固定する以外の方法はあるのでしょうか。そこで利用したいのが、「独立型屋根」です。

基礎を作り、地面にしっかりと固定することで、雨風に耐えうる強度を持たせた屋根です。

強度を保つため、基礎のサイズが意外と大きく設定されているので、設置する場所の検討が必要です。設置する際には、きちんと専門家に相談をしましょう。

 

このタイプの屋根は、様々なメーカーから多くの種類が出ていて、デザインのバリエーションが豊富です。

ご自宅の雰囲気に合った独立型屋根を選びましょう。いくつかご紹介します。

まず、大手建材メーカーの「YKK AP」の商品をいくつかご紹介します。

 

YKK AP「ヴェクターウェーヴ」

 YKK AP株式会社

 

屋根材だけでなく壁面材も取り付け可能な独立型屋根です。

壁面に固定する納まりも用意されていますが、独立納まりにすれば、家の壁面を傷つけることなく屋根の施工が可能です。

 

屋根材、平板ポリカとパーゴラの2種類を選ぶことができます。

平板ポリカはしっかりとした雨よけになりますし、パーゴラにアウターシェードを取り付ければ日差しをコントロールできます

屋根半分は平板ポリカ、残り半分はパーゴラにするなどの組み合わせもできます。

平板ポリカ下であれば、洗濯物を干していても多少の雨ならば避けることができます。

 

また、壁面にも鉄板大波ポリカとラインバークスパンの2種類を選ぶことができます。

都市部など、住宅密集地に建っている住宅では、隣地との距離が近くてプライバシーが気になることもあります。

せっかくウッドデッキを作ったのに、周りの視線が気になって積極的に利用できないといったときに、壁面にも板材を取り付ければ周りを気にしなくて済みます

鉄板大波ポリカは、視線を遮りつつ光を取り込むことができ、ラインバークスパンの場合は完全に目隠しをすることができます。

さらに、アウターシェードを取り付けるとより侵入防止効果が上がります

 

YKK AP「独立テラス屋根 エフルージュグラン ZERO」

 YKK AP株式会社

 

外壁を傷つけずに設置できる独立型屋根で、非常にシンプルなタイプです。

柱などの本体部分と側枠はそれぞれ4種類の色を選ぶことができます。

また、屋根材には「ポリカーボネート板」、「熱線遮断ポリカーボネート板」、「熱線遮断FRP版」の3種類があり、それぞれ色を選ぶことができるので、シンプルながらも多様なコーディネートが可能です。

 

YKK AP「エフルージュ 大型テラス」

 YKK AP株式会社

 

先ほどご紹介したエフルージュの大型バージョンです。

大型デッキに対応しており、シャープなデザインをお求めの方にお勧めです。選択可能な色の種類はエフルージュと同じです。

大型のため屋根に流れる雨水も多くなりますが、大容量の雨樋が採用されていたりと、雨仕舞に工夫がされているので安心です。

 

リクシルのウッドデッキ独立型屋根のラインアップ

次に、こちらも大手建材メーカーである「リクシル」の商品をご紹介します。

 

リクシル「フーゴFテラスタイプ」

LIXIL

 

シンプルな独立型屋根です。本体部分はアルミ材でできているので耐候性があり、色もイメージに合ったものを選択できます。

屋根材はYKKAP「エフルージュ」のように、「ポリカーボネート板」、「熱線遮断ポリカーボネート板」、「熱線遮断FRP版」の3種類があり、それぞれ色を選べるので、様々なコーディネートが可能です。

屋根材によって光の透過率も変わるので、デッキの雰囲気がガラッと変わります。

 

リクシル「樹脂製パーゴラ」

LIXIL

 

木目調のパーゴラです。

雨を避けるための平板はついていないので、雨を避けることはできませんが、ツタ植物を絡ませて日よけをすることができます。ウッドデッキ周りにグリーンが入ると素敵ですね。

ウッドデッキ屋根のおすすめの素材と特徴を徹底解説

ウッドデッキ上部に取り付ける屋根の素材にも、いくつかの種類があります。

それぞれの特徴をよく理解して、ご自宅にぴったりの素材を選択しましょう。

 

1.シェード

カーテン・シェード・ロールスクリーンの通販 スタイルダート

 

シェードとは、布製の日除けのことです。

比較的簡単に取り付けることができ、ホームセンターなどでも購入できます。価格も安価なものが多くあります。

 

シェードは、テラス屋根など固定されていて出し入れができないものとは異なり、折り畳みができるので、日差しの強い日だけなど、季節や気候に合わせて日除けとして使うことができます

布製なので、女性でも一人で出し入れが可能です。

夏場に窓廻りにシェードを使用することで、室内の気温上昇を抑えてくれるので、冷房効率向上も期待できます。

窓の外部に垂直に取り付けたり、窓の前に斜めに取り付けるなど、取り付け方法は多様です。手軽に日射の調整ができるのは、シェードの最大のメリットと言えるでしょう。

 

注意が必要なのは、シェード使用時の固定方法は、フックなど比較的安易なものになるため、台風など雨や風が強い時にはきちんと畳んでおくことです。

大手建材メーカーでもシェードを出しています。どちらも、壁などにボックスを取り付け、出し入れできるタイプになります。いくつかご紹介します。

 

「YKK AP アウターシェード」

アウターシェード | YKK AP株式会社

 

外壁面や軒裏にボックスを取り付けて使用し、8割以上の陽光をカットすることができます。

バルコニー手摺納まりや、デッキ納まりなど、使い方を自由に選ぶことが可能で、ボックスの色は5種類、生地の色は4種類と、色の組み合わせも豊富です。

 

「LIXIL スタイルシェード」

LIXIL | 窓まわり | スタイルシェード

 

日差しのカットはもちろんのこと、この商品の大きな特徴は、約30分という速さのスピード施工が可能なことです。

さらに、壁面に穴をあけて取り付けるのではなく、窓枠などを利用して固定をします。

しっかりと固定されていながら、外壁を傷つけることがないので、安心して施工できます。色のバリエーションも豊富です。

 

2.オーニング

クールサマーオーニング アーバングレー

 

オーニングも、布製の布製の日除けのことを指しますが、シェードと異なる点は、先端部分をどこかへ固定することが無いということです。

出し入れできる庇というイメージです。一般的には、シェードよりも価格は高めになります。

 

出し入れ方法には、手動だけでなくスイッチ式やリモコン式など、電動のものもあります。

電動であれば、毎日出し入れする手間が省けるので、とても便利です。

ただし、電気配線が必要になるので、住宅の新築時にあらかじめ配線をしておくなど、事前の計画が重要です。

 

強度については、布周りはしっかりとした骨材で固定されているので、シェードと比較すると頑丈にできでいます。

多少の雨風であれば問題はありませんが、やはり台風などの暴風雨の時には、事前に畳んでおくのがいいでしょう。

 

こちらも、各メーカーが商品を出しています。

 

「YKK AP サンブレロ」


オーニング サンブレロ | YKK AP株式会社

 

この商品は、タイプによって取り付け角度を選ぶことができます。

取り付け角度が大きいほど、雨よけの効果が期待できますが、開放性は低くなってしまうので、適した角度を検討しましょう。

使用されている布は、「防汚テント」といって生地表面を加工することで汚れが付きにくくなっています。

カラーバリエーションは非常に豊富で、ご自宅の雰囲気に合ったものを選ぶことが
できるでしょう。

 

「LIXIL 彩風」

LIXIL | ガーデンスペース | 彩風

 

この商品の特徴は、業界トップクラスの耐風・耐雨強度を持っていることです。

風速20m/秒、降雨量50mm/hに耐えられるとされています。

さらに、風速や光の量を検知し、自動で出し入れをしてくれるセンサーも取り付けることができ、外出中の突然の雨風で心配する必要がありません。

 

3.ポリカ

スピーネ F型 屋根タイプ 単体-LIXIL – バルコニー・ベランダ屋根ならエクスショップ

 

シェードやオーニングとは異なり、固定式の屋根に使用される素材の中で非常に多いのがポリカです。

正式にはポリカーボネートと呼びます。

光を透過するため、ウッドデッキ上に取り付けても明るさを保つことができます。

 

ポリカと言っても、熱線の吸収率が低いものや、汚れに強いものなど様々な機能がプラスされたものがあります。

熱線カット率が高くなれば、屋根下のデッキ部分の気温が高くなりにくく、屋内の冷房効率も期待できます。

 

メーカーによってさまざまな種類のポリカ屋根を出しているので、性能をよく確認しましょう。

ただし、数値やカタログの写真だけではイメージが難しい部分もあるので、ショールームなどで実際に商品を見てから決定するといいでしょう。

 

4.タープ

キャンプ用品ブランド

 

タープは、シェードやオーニング同様、布製の日除けになります。

とても簡易的な日除けのため、キャンプ等でも使用されることが多く、安価なものも多いです。

最も主流なのが、六角形の形をした「ヘキサタープ」です。慣れれば一人でも設営可能です。

他にも、その名の通り四角形の形をした「スクエアタープ」、「自立式タープ」、「スクリーンタープ」などがあります。

 

あくまで簡易的な日除けなので、常設することは避けましょう。デッキで手軽にアウトドア気分を楽しむのにはおすすめです。

 

5.サンシェード

スタイルダート

 

サンシェードは、先ほどご紹介した「シェード」のうちの一種で、布製の日除けのことです。

こちらも簡易的な日除けで、UVカット機能が付いた商品などがあります。

 

6.すだれ

Amazon

 

日本では、日除けとして古くから使用されてきたのがすだれです。

現代では、すだれの代わりにシェードやオーニング、カーテンなどが日除けの主流となっており、見かけることが少なくなりました。

雨よけの機能はあまり期待できませんが、日除けとして、日射を心地よくカットしてくれます。

 

ウッドデッキ屋根の選び方のポイント

ウッドデッキ屋根には、様々な選択肢があり、それぞれの特徴をご紹介してきました。

ウッドデッキに屋根を取り付けることで、その活用頻度や方法もさらに広がります。

また、屋根を取り付ければ、雨や汚れ、直射日光からデッキを守ることができるので、劣化を防ぐこともできます。

 

では、実際にどのようなウッドデッキ屋根を選べば良いのでしょうか。

まず、固定型の屋根か取り外し等が可能な可動式の屋根、どちらにするか決めましょう。

ウッドデッキの使用頻度が高いのであれば、使用するたびに出し入れするのは大変なので、固定式がおすすめです。雨風にも強いので、気候をいちいち気にする必要がありません。

ウッドデッキの雰囲気を変えたりして変化を楽しみたいのであれば、可動式がおすすめです。シェードなどの色を変化させるだけで、雰囲気がガラッと変わります。

 

固定式か可動式か、取り付ける屋根を決めたら、次に屋根材を決めましょう。

屋根材は、光の透過率などをよく検討して決定しましょう。透過率が低いと、部屋の中が暗くなったりしてしまいます。

 

最終的な決定方法は、ウッドデッキで何をしたいか、ということです。

コーヒーや紅茶を飲みながらのんびり過ごすのか、みんなでわいわいバーべキューを楽しむのかなど、やりたいことを考えると、どのようなウッドデッキ屋根を選べば良いのか見えてくるはずです。

屋根の付いたウッドデッキで、素敵な生活を送りましょう。

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