外からの目隠しや調光の役割を果たすロールスクリーン。
数多くの種類があるロールスクリーンの中から、ご自宅に合うものを選び出すのはなかなか難しいものですよね。
今回はおすすめのロールスクリーンを種類や特徴を踏まえながら、おススメのメーカー&機能別にご紹介していきたいと思います。
取り付ける部屋によってもロールスクリーンに求める機能が変わってきますので、設置の目的に合わせてチェックしてみてくださいね!
メーカー比較の前に!ロールスクリーンの特徴を知っておこう
ロールスクリーンのメーカーを比較する前に、まずはどのようなロールスクリーン の種類があるのか、その操作方法などを把握しておきましょう。
操作方法は6通り!ロールスクリーンの操作方法をチェック♪
- チェーン式
ポールチェーンを引っ張って昇降させる。完全に手動のため、他の操作方法よりも負担が大きめ。 - ワンタッチチェーン式
チェーンを軽く1〜2cm引っ張るだけでスクリーンが巻き上がる仕組み。チェーン式よりも操作が簡単。 - プルコード式
プルコードを引っ張ってスクリーンを昇降させる。チェーンがぶらさがっていないため見栄えや安全性も◎。 - スマートコード式
プルコードの引き具合に応じて昇降。巻き上がりは自動で便利。操作性も見栄えも優れている。 - ループコード式
スクリーンを上げる際は室内側のコードを引き、下げる際は室外側のコードを引く。丈夫で軽い操作性が魅力。 - コードレス式
バトンタイプ、電動タイプ、グリップ操作タイプの3種類。利便性に優れており、小さな子どもがいる家でも安心。
ロールスクリーン生地の種類や特徴
- ミラーレース生地
光を反射させ、外からの視線を遮るミラーレース生地。ほどよく日光を通すため、明るさも確保できる。 - ウォッシャブル生地
家庭用の洗濯機で洗うことができる。基本は自然乾燥で良いが、シワがついた場合はアイロンを使って伸ばす一手間が必要。 - 遮熱生地
太陽光を遮り、室内の温度を快適に保つ。透過率の高いものを選べば、室内の明るさも確保できる。 - 調光生地
複数枚のスクリーンの重なりを利用して光を取り込む。明るさを確保しつつ、外からの目隠しもしたいという方におすすめ。 - 浴室用(防水)生地
防水・撥水・防カビ加工などが施されている。ウォッシャブルタイプのものがほとんどで、水場を清潔に保つことができる。
このように、ロールスクリーンには操作方法別・生地別にさまざまな種類があります。
ロールスクリーンとロールカーテンは違うもの
さらに、ロールスクリーンと混同されがちなロールカーテンとの違いについてもチェックしておきましょう。
この2つの大きな違いは生地質にあります。
- ロールスクリーンは樹脂加工の施されたハードな生地
- ロールカーテンはオーダーカーテンと同様のソフトな生地
またロールスクリーンには、「操作性に優れている」「日差しの調節がしやすい」「インテリアとして楽しめる」…といったロールカーテンにはないメリットがあります。
「ウェイトバーの音が気になる」「洗濯時の着脱が面倒」「隙間から室内が見える場合がある」…といったデメリットもありますが、解決策があるのでご安心ください。
メリットやデメリットを知った上で、失敗のないロールスクリーン選びをしましょう!
取り付ける部屋や目的ごとに選び分けるのが、ロールスクリーン選びのコツです。
光の量をコントロールできる調光タイプ!メーカー商品比較
タチカワ デュオレ
2層になった生地の隙間から光を取り込むロールスクリーン。
ソフトな印象のファブリック&利便性に優れた調光機能が特徴です。
外からの視線を遮りながら、やわかな光をたっぷりと取り込むことができます。
生地のすき間は最大1cmと小さめなので、しっかりと目隠しができる調光ロールスクリーン が欲しいという方におすすめです。
ニチベイ ha・na・ri
フロントレース生地&スラット生地&バックレース生地の3層からなるロールスクリーン。
独自の立体生地構造で、凹凸のある見た目が特徴的です。
スラット生地を閉じることで外からの視線を遮断。開けると他2層のシースルー生地を通して柔らかな日差しが差し込み、同時に眺望もコントロールできる仕組みになっています。
toso コルトライン
色々な種類があるtosoの中で、最もスタンダードなタイプのロールスクリーン 。ホワイト、モカ、ベージュ、オリーブ…など使いやすい色展開になっています。
コルトラインは価格が抑えられているため、調光スクリーンを試してみたい!という方にもおすすめです。
リビングなどの一般窓だけでなく、小窓などに対応する小さめタイプもあります。
ニトリ 調光ロールスクリーン
参照元調光ロールスクリーン(コンビ3)通販 | ニトリネット【公式】
2層のスクリーンを調節し、光の量を自由自在に調整できるニトリの調光ロールスクリーン。見た目にも奥行き感のあるデザインになっています。
操作方法はわかりやすいチェーン式。巻きつき防止のコードクリップがついているため、お子様のいるご家庭でも安心して使えます。
「価格はリーズナブルだが質は値段相当」…という口コミもありますが、気軽に試せるロールスクリーンとしてはおすすめです。
窓から節電!遮熱タイプ!メーカー商品比較
タチカワ ロールスクリーン
遮熱効果の高いタチカワのロールスクリーン。外の温度の影響を受けにくく、室内の温度を快適に保ちます。
特徴的なのは、スクリーンのフレームと巻き取りパイプの隙間から入ってくる直射日光を防ぐ「ラルクシールド」。光を漏らさず、しっかりと遮熱することができます。
省エネ効果や見た目のスマートさを求めている方におすすめの商品です。
ニチベイ スクレ遮熱
参照元ニチベイ ロールスクリーン スクレ遮熱 標準仕様 カーテン道の駅201
一般的な遮熱スクリーンとは使われている糸や編み組織が異なるニチベイのスクレ遮熱。
通常のレースよりも太い糸を使用することで、シースルー特有の透け感を保ちつつしっかりと遮熱もしてくれます。
スクレ遮熱を1年間住宅に取り付けた場合、26%節電/電気代12,800円お得/二酸化炭素排出量258kg減量…と省エネ効果は抜群です!
toso ジーア遮熱
遮熱機能で日光を跳ね返すtosoのロールスクリーン 。室内への直射日光の侵入を遮ってくれるため、特に日差しが強い部屋に最適です。
裏面には特殊なコーティングが施されており、赤外線の透過を抑えます。
しっかりとした生地で見栄えも良いため、高級感のある遮熱スクリーンがお好みの方におすすめです。
ニトリ オーダーロールスクリーン 遮熱プレーン
参照元オーダーロールスクリーン 遮熱プレーンニトリネット【公式】
ニトリの遮熱ロールスクリーンはオーダー方式です。ご自宅の窓に合わせてサイズを選ぶことができるため、隙間なくぴったりの大きさでスクリーンを取り付けることができます。
遮熱効果率35.7パーセント、防炎効果あり、ウォッシャブル…と多機能性に優れたニトリのロールスクリーン 。
操作はプルコード式とチェーン式の2種類から選択可能です。
遮光と遮熱の違いは?
遮光ロールスクリーンと混同されがちな遮熱ロールスクリーン。
日光を遮るという意味では、どちらも同じように感じられるかもしれませんね。
しかし、この2種類は効果に差があります。
どちらにするか迷ってしまったら、以下の特徴を参考に検討してみてください。
- 遮光:遮光効果が主。一般的な生地に比べれば室温上昇を抑える効果はあるが、遮熱タイプほどではない。
- 遮熱:赤外線を遮断し、室温の上昇を抑える。シースルータイプなら、部屋の明るさを保ちつつ直射日光を避けることができる。
部屋が暗くなってしまうのが嫌という方や、電気代を節約したいという方には遮熱カーテンがおすすすめです。
水拭きもできる洗えるウォッシャブルタイプ!メーカー商品比較
タチカワ ウォッシャブルロールスクリーン
スクリーンを取り外し、ご自宅の洗濯機で洗うことができるウォッシャブルロールスクリーン 。
タチカワのウォッシャブルロールスクリーンは、遮光タイプ、カット模様付き、かすり織り風…など多種多様。ご自宅のテイストに合わせお好みの一枚を選ぶ楽しさが味わえます。
キッチンやダイニングなど、汚れやすい場所への設置にもおすすめです。
ニチベイ ソフィ
ニチベイの代表的なロールスクリーン・ソフィシリーズ。生地は、標準素材とウォッシャブル素材の2種類から選ぶことができます。
操作方法はプルコード式、チェーン式、スマートコード式、ワンタッチチェーン式の4種類から選択可能。
他にもスクリーンの模様や部品の色、グリップの形…など数多くの種類の中から選ぶことができるので、オリジナリティのあるロールスクリーンが欲しいという方におすすめです。
toso ルノファブ
参照元 ルノファブ|トーソー株式会社
カーテンと合わせやすい配色が揃っているtosoのルノファブシリーズ。ざっくりした生地感と濃淡のある色合いが特徴的です。
拭き取り/ご自宅の洗濯機での洗濯が可能なので、もし汚れてしまっても安心。防炎機能があるため、火を取り扱うキッチンにも使えます。
広幅対応できるスクリーンで、最大幅は2,700mm。ご自宅の窓にぴったりのサイズのウォッシャブルロールスクリーンをお探しの方におすすめです。
ニトリ プルメレン
スクリーン生地に特殊な加工が施されているニトリのプルメレン。
遮熱効果率39.0パーセントで省エネの効果が期待できるだけでなく、ウォッシャブル生地のため常に清潔な状態を保つことができます。
ニトリの対象店舗にはロールスクリーンの展示品があるので、実際の生地に触れ確認したいという方にもおすすめです。
インテリアとして取り入れたいおしゃれタイプ!メーカー商品比較
タチカワ ククリ
木綿の質感を思わせるかすり織風のロールスクリーン。和室やモダンなテイストのお部屋にぴったりの風合いです。
色はアイボリー、ブラウン、ダークブラウンの3カラーから選択可能。
ウォッシャブルタイプで、洗濯後は自然乾燥で良いという手入れの簡単さも魅力のひとつ。シワが気になる場合は、アイロンをかければ綺麗になります。
ニチベイ ソフィー タペストリータイプ
本物のすだれのような質感が人気のロールスクリーン。
外の風景がうっすら透けて見える程度の透過率なので、外からの目隠しをしつつ庭の景観を楽しむのに便利です。
スクリーンの色に合わせてウエイトバー&ハンガー部分の色も変わるため、部屋との調和性を重視したいという方におすすめです。
toso オーディー
優しい色合いの配色が特徴的なtosoのロールスクリーン。
生地の模様は、おしゃれな本棚をイメージしたブックシェルフデザインと、ボタニカルなイメージのガーデンデザインの2種類から選ぶことができます。
一般的なロールスクリーンとしての役割はもちろん、お部屋を華やかにするインテリアとしても使えます。
ニトリ オーダーロールスクリーン ピオネ
参照元オーダーロールスクリーン ピオネ ニトリネット【公式】
バリエーション豊かな色展開が特徴のニトリのオーダーカーテン。おしゃれな色合いのスクリーンは、お部屋のアクセントにぴったりです。
幅30cm〜200cm、丈30cm〜300cmという幅広いサイズ展開により、ご自宅の窓にぴったりのロールスクリーンを選ぶことができます。
おしゃれさだけでなく、細かい色合いやサイズ感にもこだわりたいという方におすすめです。
水回りにぴったりの防水タイプ!メーカー商品比較
タチカワ FIRTSTAGE ロールスクリーン
防カビ、撥水加工が施されているタチカワの防水ロールスクリーン。浴室や洗面所など、水回りにおすすめの製品です。
カラーはリーフグリーン、ナチュラル(ベージュ)、ベービーブルーの3色展開。
ただし、防水タイプとはいえメンテナンスは必要です。ウォッシャブルタイプなので、定期的に洗濯をしてあげると衛生的にも安心です。
ニチベイ ソフィーバスタイプ
抗菌、防カビ加工が施されているニチベイのソフィーシリーズ(バスタイプ)。部品や部材にも耐湿性素材が使われています。
生地は、外からの視線をしっかりとさえぎるシークレット生地。
17種類あるカラーの中から、ご自宅の浴室に合いそうな色を厳選しましょう。
toso ティーナ
参照元 ティーナ|トーソー株式会社
抗菌&防臭機能があり、メカ部分は錆びにくい材質でできているtosoのティーナ。
防水性に優れているだけでなく、外からは見えにくいシークレット生地のため浴室にぴったりです。
洗濯機での丸洗いが可能なので、常に綺麗な状態を保つことができるのもポイント。
リモコンで操作性抜群の電動タイプ!メーカー商品比較
タチカワ ラルク
利便性に優れた電動式ロールスクリーン。複数台設置している場合も、ひとつのリモコンで操作が可能です。
静音性に優れているため、音の気になりやすい寝室などでも使うことができます。
電源はコンセントにプラグを差し込むだけの簡単設計。大きな窓や手の届きにくい高窓、吹き抜けにある窓などへの設置におすすめです。
ニチベイ ソフィー電動タイプ
おしゃれなロールスクリーン&防水タイプのロールスクリーンでもご紹介した、ニチベイのソフィーシリーズ。こちらの電動タイプも人気です。
スクリーン生地は、色やデザインが豊富な標準仕様と、ウォッシャブル仕様(サイレント電動式のみ)の2種類から選べます。
動作音は35dbとささやき声程度の静音なので、開閉時の音もほとんど気にならないでしょう。
toso マイテックAT
参照元マイテックAT|トーソー株式会社)
コンパクト設計で場所を選ばずに取り付けが可能なマイテックAT。
スクリーンとメカの隙間が片側15mmとごく小さいため、窓枠の内付けや連窓取り付けにも適しています。
簡単取り付け&付属の赤外線リモコンでの遠隔操作ができ、使い心地は抜群です!
外から見えにくい遮光タイプ!メーカー商品比較
タチカワ 遮光ロールスクリーン
プレゼンルームなどにも使える遮光1級タイプのロールスクリーン。外からの光をしっかり遮ってくれるため、ご自宅で映画を観る時などにもおすすめです。
ウォッシャブルタイプではありませんが、水拭きできるタイプの生地質なのでもし汚れてしまっても安心。
リビングや書斎、寝室など、あらゆる部屋に適した使い勝手の良いロールスクリーンです。
ニチベイ ガイドレールタイプ
参照元ソフィー ・ ロールスクリーン | カーテン道の駅201
高い遮光性をもち、早朝や日中の強い日差しも防いでくれるニチベイの遮光ロールスクリーン。
裏面にはアクリルコーティングが施されており、しっかりとした生地質で見た目にも高級感があります。
生地の色によってシースルー/ミディアム/シークレット/遮光…とそれぞれに透過性が異なるので、購入前にチェックしておきましょう。
toso セラーレII
外から室内の様子が見えない、完全遮光をお求めの方にはこちらがおすすめ。ホテルや公共施設などでも使われている遮光1級スクリーンです。
色合いはシンプルで使いやすく、どのようなテイストの部屋にも合うでしょう。
徹底的に日の光を防いでくれるため、サンルームや西日が強く当たる部屋、寝室の窓などにおすすめです。
ニトリ 遮光ロールスクリーン
参照元遮光ロールスクリーン(ドルフィン)| ニトリネット【公式】
リーズナブルなニトリの遮光ロールスクリーン。お手頃価格のため、お試しで使ってみたいという方にもおすすめの商品です。
従来のカーテンレールに取り付けるだけの簡単設計ですが、意外と安定感があると評判です。
窓に取り付けてカーテン代わりにするだけでなく、クローゼットの扉の代わりや部屋の間仕切りとしても使えます。
色の選び方やポイント
インテリアを決める際、多くの人を悩ませるカーテンの色選び問題。
カーテンの色選びに必要なのは、ズバリ「部屋の配色と役割&色の心理効果に関する知識」です!
この考え方はロールスクリーンにも応用できるので、ここでしっかり確認しておきましょう。
部屋の配色は、主にベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色から成り立っています。
この3色を基本にして、「どのような部屋にしたいのか?」を考えることが重要です。
一体感のある部屋にしたい場合/カーテンを強調させたい場合/地味な印象にしたくない場合…と、それぞれに気をつけるポイントが異なりますので要注意です!
どのような部屋にしたいのかを決めたら、次に部屋の役割を考えながら色を選んでいきましょう。
リビング
家族が落ち着いて過ごせる場所=ベージュや茶色など、主張の少ない色がおすすめ。赤や黄色、青といった原色は存在感が強すぎるため避ける。
寝室
気持ちを落ち着かせ、しっかりと睡眠をとる場所=鎮静作用のある水色や青、紺といった配色がおすすめ。真っ暗がいい場合は遮光カーテンを。
同じように、子供部屋や書斎についても役割を考えることで自然と配色が決まってきます。
また、色の心理効果を参考に配色を決める方法もあります。
食欲を増進させる赤、精神的な落ち着きを促す青、元気を与えてくれる黄色…など、それぞれの色が与えてくれる効果を把握しましょう。
部屋の配色のベストバランス&部屋の役割&色の心理効果、この3つのポイントに気をつけてさえいれば色選びで失敗することはありません。
まとめ
ロールスクリーンのおすすめメーカーと商品についてご紹介してきました。
調光、遮熱、ウォッシャブル…などさまざまな種類のロールスクリーンがありましたが、ご自宅に適したロールスクリーンは見つかったでしょうか。
ロールスクリーンを選ぶ際は、その商品の特徴をしっかりと確認するのに加え、最後にお伝えした「部屋の配色の基本」も参考にしてみてください。
主に目隠しや日よけとして使われるロールスクリーンですが、インテリアのひとつとして考えると部屋との調和性も大事にしたいですよね。
機能性だけでなく色やデザインにも注目しつつ、ご自宅にぴったりのロールスクリーンを選びましょう!