面格子とは?防犯効果・種類・価格・取扱メーカーと後付けの費用・業者まとめ

この記事は約7分で読めます。

窓の防犯対策におすすめの面格子。

家族の安全を守るため、ご自宅への導入をお考えの方も多いのではないでしょうか。

面格子を検討するにあたり、防犯効果や種類、価格、取扱メーカーなど、色々と疑問点が出てくるかと思います。

そんな疑問にお答えすべく、今回は面格子を導入する前に知っておきたい知識について詳しくご紹介していきます。

面格子に関する情報をまとめてチェックしたい!という方はぜひご一読ください!

面格子とは何か?基本知識をチェック♪


面格子とは、主に防犯を目的として、窓に木製・鉄製の棒を格子状に取り付けた設備のことを指します。

あまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、正しい読み方は面格子(めんごうし)です。

この面格子はトイレや浴室、キッチンなど、侵入経路として使われやすい小さめの窓に取り付けられるのが一般的です。

1時間程度で取り付けが完了する簡単施工の面格子は、気軽に導入できる防犯対策として人気を集めています。

空き巣被害が心配…。人通りの多い立地のため、外からの視線が気になる…。換気をしたいけれど、あけっぱなしにしておくのは不安…。

こんなお悩みを解決してくれるのが面格子です。

防犯や目隠しだけでなく、最近では外観に調和するようなおしゃれな面格子も出ているので、一緒にチェックしていきましょう。

家を守る!面格子の防犯効果

空き巣の侵入経路として一番多く使われているのが、トイレや浴室といった死角になりやすい場所にある窓です。

空き巣を敬遠させるためには、これらの窓にしっかりと防犯対策を施して、視覚的にも物理的にも窓周辺の防犯性を高める必要があります。

そこでおすすめなのが面格子です。

面格子を取り付けることで、防犯意識の高い家であることをアピールすることができるのです。

面格子には、防犯以外にも「外観がおしゃれになる」「外からの目隠しになる」といったメリットも期待できます。

とはいえ、やはり面格子の最も重要な役割は「防犯」でしょう。

面格子を導入する際は、以下のタイプ別面格子の特徴を参考にしてみてください。

縦型面格子

取り外しが簡単で、防犯性はほとんど期待できない。

アルミ製の場合は強度も不十分。本体価格・設置費用は安い。

ヒシクロス面格子

防犯面では縦型面格子より優れている。

価格と防犯性能のバランスがとれていることから、多くの家庭で利用されている。

ステンレス面格子

耐久性に優れており、防犯性能に優れた製品の証であるCPマークがついている。

最高強度の面格子が欲しいという方におすすめ。

※CPマーク…様々な侵入攻撃に対し、対象の製品が5分以上防御できるかを試験。
試験をクリアし防犯性能が高いと認められた製品にのみ使用が許されるマーク。

鋳物面格子

丈夫で防犯性に優れている。おしゃれなデザインの面格子が多いため、外観を重視したい方におすすめ。

エコ面格子

ルーバーの角度を調整し、換気や採光を行う。防犯以外に目隠しとしても使える優れもの。

一体型面格子

窓&面格子、ルーバー窓&面格子など、取り外し不能な一体型。

強度に欠けるアルミ製の面格子や、取り外されやすいルーバーガラス窓などにおすすめ。

防犯効果を高めるには、面格子の種類を吟味する以外にもこんなアイデアがあります。

  • ビス穴を無くす
  • 面格子を窓の内側に取り付ける
  • 戸締りの習慣を徹底する
  • 複数の防犯対策を組み合わせる

上記のような工夫で窓の防犯性をさらに高めて、侵入者に狙われにくい環境を整えましょう!

[surfing_other_article id=”2645″]

面格子のメーカーと面格子の種類

さまざまなメーカーから発売されている面格子。

面格子を検討するにあたり、まずはどのような種類の面格子があるのかチェックしていきましょう。

材質別種類

アルミ製/鋳物製/ステンレス製/木製など

デザイン別種類

縦型/横型/ひしクロス/井桁/鋳物のデザイン格子/目隠しタイプなど

材質やデザインに応じ、それぞれに特徴や防犯効果が異なります。

防犯性、おしゃれな外観、設置費用の安さ…など、重視したいポイントを絞って面格子を選ぶと良いでしょう。

面格子を取り扱っている代表的なメーカーは以下の通りです。

YKKAP

大手アルミメーカーのYKKAP。防犯性に優れた高強度面格子シリーズがおすすめ。

ワンウェイねじやブラケットカバーなど、犯罪の抑止につながる設備が充実している。

リクシル

建築材料・住宅設備機器業界最大手のリクシル。あらゆる種類の面格子が一通り揃っている。

デザイン性に優れた鋳物面格子が欲しいという方におすすめ。

松本金属

面格子に特化している松本金属。

ルーバーの可動が上下二段可動、1段可動、固定の3種類から選べる面格子で、防犯&目隠し対策に!

鳥居金属興業株式会社

住宅関連機器、重機、農機などを取り扱っている鳥居金属興行。

欧風格子はデザイン性に優れているだけでなく、特殊なネジを使っているため防犯効果も。

 

上記でご紹介した以外に、外観のおしゃれさを重視したいという方におすすめの面格子もあります。

YKKAPのシャローネシリーズ、リクシルの和風面格子 花伝・やまとなど、ご自宅のテイストに合わせて面格子を選ぶのも楽しいかもしれません。

面格子のサイズは、規格orオーダーのどちらかから選ぶことになりますが、自宅のサッシの大きさを測る際にはちょっとしたコツがいります。

購入したあとでサイズが合わない!なんてことにならないよう、この機会にしっかりチェックしておきましょう。

[surfing_other_article id=”2659″]

面格子を後付けするには?費用・業者・DIY

面格子の後付けには、業者に依頼する方法と、DIYで取り付ける方法があります。

業者に面格子の取り付けを依頼する場合も、DIYで取り付ける場合も、壁に専用のビスをうちこんでネジで固定する…という方法が一般的です。

面格子の取り付けにかかる費用は、設置方法や面格子の種類によって異なります。

一例として、アルミ縦面格子とステンレス面格子の設置費用を比較してみましょう。

業者に依頼する場合

※本体価格+設置費用の合計金額

  • アルミ縦面格子:約38,000円〜77,000円
  • ステンレス面格子:約100,000円〜150,000円

DIYの場合

※本体価格のみ

  • アルミ縦面格子:約4,000円〜22,000円
  • ステンレス面格子:約60,000円〜90,000円

 

このように、耐久性に欠けるアルミ縦面格子に比べ、防犯性の高いステンレス面格子の価格は高めに設定されていることがわかります。

ひしクロス、鋳物、可動ルーバー式などの設置費用も導入前にチェックしておきましょう。

予算に余裕がある場合は、シャッターと面格子の併用を考えてみてもいいかもしれません。

専用のロングブラケットを使えば、シャッターの外側に面格子を取り付けることができます。

ただしシャッターと面格子の併用には、以下のようなデメリットがあります。

  • シャッターと面格子の隙間から侵入される恐れがある
  • 設備のサビや劣化を防ぐためのメンテナンスが必要
  • 外観が重々しい印象になり、見栄えが悪くなる

このようなデメリットから、一般的なお家ではシャッターもしくは面格子、どちらか一方を取り付けるパターンが多いようです。

防犯設備の定期的なメンテナンスを面倒に感じる方は、他の防犯対策を考えた方が良いかもしれません。

[surfing_other_article id=”2680″]

まとめ

面格子を取り付けるメリット、種類や価格、後付けの費用などについてまとめてお伝えしてきました。

大事な家族の安全を守るために、面格子の取り付けによる防犯対策は必須ということがおわかりいただけたかと思います。

面格子の設置費用はそれなりにかかりますが、一度の設置で何年間も使い続けられると考えればコストパフォーマンスは悪くないでしょう。

侵入経路として使われやすいトイレや浴室、キッチン周辺の窓の防犯対策を万全にして、家族が安心して暮らせるような住まいづくりを進めていきましょう!