新築でぜひとも考えたいインターホンの基礎知識

新築分譲住宅や建売住宅ではインターホン取り付けの工事費用を気にすることはありませんが、注文住宅で新築一戸建てを建てる場合は工賃に差が出るケースがあるので注意が必要です。

インターホンの業者や取り付け位置の高さによって使い勝手にも差が出ます。

新築でインターホンを考える場合の基本

住宅の中で今では必須とも言える装備の一つがインターホンです。

新築分譲住宅や建売住宅も含め、新築一戸建てであれば必ず標準で設置されています。

インターホンにも色々な種類があるので、利便性や防犯面などを考慮して、適切なものを選びましょう。

今はほとんど見ることはなくなりましたが、昔は呼び鈴とも呼ばれる単純にチャイムがなるだけのものもよく見られました。

それに通話機能が付けられたのがインターホンです。

ドアを開けずに誰が来たのかを確認できるため、インターホンの誕生によって防犯性がかなり向上しました。

初期は室内に受話器が設置されていましたが、現在ではボタンで操作するものが増えています。

さらにインターホンにカメラを搭載し、来客を声だけでなく映像でも確認できるタイプが登場しました。

最近は新築分譲住宅や建売住宅でもこのタイプが主流になっています。

来客の確認はもちろん外の様子を確認することもでき、室内側のマイクを切ることで不審者などを気付かれずに観察することもできます。

これだけでもかなり防犯効果が期待できますが、さらに録画機能やスマートフォンでの遠隔操作ができるセキュリティ面に特化したタイプも販売されています。

インターホンのタイプを決めたら、次にインターホンの設置場所について考える必要があります。

インターホンの設置場所は主に玄関扉の周辺と門の外側に分かれます。

敷地内に簡単に入れないような門がある場合、インターホンは門の外側に設置しないとセキュリティ上問題があります。

門がない場合は当然玄関扉の周辺に設置することになります。

設置位置について考える必要があるのが、最近増えている機能門柱を使う場合です。

機能門柱は建売住宅によく使われていて、費用が安く済むため注文住宅の場合でも選択する人が増えています。

機能門柱には表札とポストが設置されていて、照明やインターホンを設置することもできます。

機能門柱を使う場合の多くが塀や門がないオープン外構になっているので、来客や宅配便などの業者が簡単に敷地内に入ってくることができます。

知らない人が玄関前まで来るのが嫌という人は機能門柱に、いたずらされたり車の通りが多く危ないという場合は玄関前にというように、周辺の環境やどんな来客があるかなどによって選ぶのがおすすめです。

カメラ付きのインターホンの場合は、どの部分をカメラで映したいかを考慮しないと防犯の面で後悔するかもしれません。

インターホンの業者ってどこがある?

インターホンの業者はいくつかあり、それぞれに特徴があります。

新築分譲住宅や建売住宅の場合は最初から設置されていますが、建売住宅では選択できる場合もあります。

後から取り替える可能性も考えて、それぞれの業者について知っておくのがおすすめです。

パナソニックのインターホンの特徴は、子機やスマートフォンなどを使って来客の対応ができることです。

機種にもよりますが録画機能や広角レンズ、センサーカメラなど防犯面で非常に優れています。

また子機を使うことで室内のどこでも対応することができるようになるので、リビングが2階にあるなど普段1階にいることが少ない場合や、二世帯住宅などに向いています。

アイホンは録画機能やリモコンカメラなど防犯性はもちろんですが、高齢者や二世帯住宅に使いやすい製品を販売しています。

室内に5台まで子機を設置することができるためリビングだけでなく私室からも来客対応ができ、全ての子機に対して一斉に呼びかけられる機能も付いているため、内線代わりに使用することもできます。

高齢者にも使いやすい受話器タイプの製品もあり、スマートフォンやタブレットにも対応しているため、幅広い年齢層に使いやすい業者です。

DXデルカテックのインターホンにはカメラが搭載されていませんが、ワイヤレスのため設置が簡単です。

本体も乾電池駆動のため、周辺に電源や配線がない環境でも使用が可能です。

そのため後から付け足したり、機能門柱と玄関前両方に設置したいなど、増減や移動などが簡単にできます。

室内の子機も複数使えるだけでなく持ち歩けるタイプもあるため、来客が多い家庭に向いています。

DXデルカテックでは防犯カメラやダミーカメラ、センサーライトなども扱っているので、インターホンは来客用、防犯面はカメラやライトというふうに使い分けることで、防犯面もしっかりカバーすることができます。

インターホンを販売している主な業者はこの3つです。

同じ業者でも製品によってかなり性能が違うため、一概にどの業者が優れているとは言えません。

パナソニックやアイホンではインターホンで電子錠の解錠ができる機能が付いている機種もあるので、小さな子供がいる場合には非常に便利ですが、夫婦のみの家庭で使う機会はあまりないでしょう。

このように家族構成や生活スタイルなどに合わせて選んでください。

また故障した時に修理するのか交換するのかによっても、どの業者がいいかは変わってきます。

インターホンの高さにも注意が必要?

建売住宅など最初から設置されている場合を除いて、インターホンを設置する高さを選べることもあります。

押しやすく使いやすい高さに設置して、より便利に使えるようにすることが大切です。

最近のインターホンはカメラが付いているタイプがほとんどなので、来客がカメラに映りやすい高さというのが大切です。

高さが合っていなくて顔が映らない状態では、せっかくのカメラも意味がありません。

インターホンのカメラは近くに立っている人を映す必要があるため、広範囲を撮影できるものが多いです。

そのため平均的な身長の人に合わせれば大体の人は問題なく映ります。

子供が使う機会が多い場合などは少し低めに設置したことがいい場合もありますが、数年のことなので気にしなくても問題はありません。

またリモコンカメラが搭載されたものであれば、うまく映らない場合にカメラを動かすことができます。

外のインターホンの位置はあまり気にしなくても問題ないでしょう。

室内で使うモニターの位置は、意外と見落としがちなポイントです。

普通は立っている状態で見やすい位置に設置するのであまり問題はありませんが、子供や背の低い人・高い人にとって使いにくい場合もあります。

また使ってみるまで気付かないのが、普段どのような状況で使うかです。

ダイニングテーブルに座った状態なら問題なくても、座卓に座っていると見づらいというようなことがあるからです。

足腰の悪いお年寄りがいる場合、高い位置のモニターを見ることができないということも考えられます。

しかしそのような条件を全てクリアできる位置に設置するというのは非常に難しいので、一番よく使う状況に合わせた位置を選ぶしかありません。

使いづらいシチュエーションに対応するには、子機やスマートフォンを利用するのがおすすめです。

持ち運べるタイプの子機であれば手が届く位置に置いておけば見やすい位置で見ることができますし、子機でもカメラの映像が見られるインターホンも多いです。

スマートフォンを持っていない祖父母や子供に合わせて低めに設置し、他の人はスマートフォンで見られるようにしておくのも良いでしょう。

身長差による不便さは、全く使えないというわけではないため我慢してしまいがちです。

小さなことですが頻繁に使っていれば気づかないうちにストレスになってしまうこともあるので、使っているうちにそのうち慣れるからと妥協するよりは、家族全員が快適に使える製品を選ぶことをおすすめします。

新築でインターホンを取り付ける場合の工賃・工事費用

新築一戸建てでインターホンを設置する場合、インターホン取り付け費用だけを気にすることはないかもしれません。

建売住宅の場合はそもそも本体費用に含まれてしまっているので、インターホン取り付け費用がいくらか知るのは難しいです。

では実際にはどのくらいの費用がかかっているのでしょうか。

実は注文住宅の場合、費用に差が出るポイントが存在します。

インターホン取り付け費用自体は、実は2~3万円程度しかかかりません。

インターホン本体も一緒に頼んでしまえば、1万円ちょっとでできる場合もあります。

室内に設置するモニターも新築の場合はそれのためにわざわざ配線を引く必要もないので、特別お金がかかるというわけではありません。

新築で特別にお金がかかることがあるのは、機能門柱など門の部分にインターホンを取り付ける場合です。

住宅部分から離れた位置にインターホンを設置したい場合、その部分まで配線を伸ばす必要があります。

距離にもよりますが玄関扉の周辺に設置する場合よりも費用は高くなってしまいます。

設置場所を門柱と玄関前で迷っているときは、どのくらい費用に差が出るか聞いてから決めるのがいいかもしれません。

標準やオプションのインターホンに使いたいものがない場合、自分で用意して持ち込むことも可能です。

その場合は工事費用だけ負担することになりますが、工賃は割高になります。

ハウスメーカーや工務店としてはインターホン本体部分で利益を出すことができず、取り付け方法が違ったりしてあまり使ってほしくないという事情もあります。

費用を抑えたい場合には絶対にこの機種というのではなく、欲しい機能に優先順位を付けて相談すると予算内で工事してもらえるかもしれません。

中にはワイヤレスタイプで電池式のインターホンもあり、工事が必要ないものもあります。

普通は注文住宅の場合でも、外構費としてインターホン取り付けにかかる工事費用も含まれていることが多いので、わざわざ工事不要のものを選ぶことはないかもしれません。

ですが工事が必要なくなった分工賃を安くしてもらえることもあるので、ワイヤレスタイプを希望している場合は相談してみることをおすすめします。

また故障した場合などに新しいものに取り替える時に、どれくらいの工事費用がかかるのかもわかるようであれば確かめた方が良いかもしれません。

交換工事が必要になった時にハウスメーカーで工事をしてもらえるかどうかもわかっていると安心です。

インターホン選びのその他の注意点

最近のインターホンは機能が多く、新築に限らず新しい高性能のものと取り替えたいという人も多いはずです。

古いチャイムなどを自分でインターホンに取り替えた経験のある人は、簡単に交換できると思っている人もいます。

確かに自分で交換できるものもあるのですが、コンセントや電池ではなく直接配線を引いているものの場合、素人が触ると故障したりケガなどの事故になることもあるので、電気工事士の資格を持っている人に作業してもらうようにしましょう。

新築でインターホンを設置する場合は、自分で交換できるかどうか確認しておくと故障した際にスムーズに交換ができます。

インターホンは普通に使っていても15年ほどが寿命と言われていますが、その前に思わぬ原因で故障してしまうこともあります。

インターホンを門柱などに設置していて目の前が道路の場合、車にこすられて壊れてしまうケースがあります。

特に家の前の道路が狭い場合には注意が必要です。

インターホン部分があまり出っ張らないように配置したり、車とぶつからない位置に移動させるなど工夫をしましょう。

車にぶつかられる可能性があるような立地の場合、センサーカメラを搭載した機種などは自動的に録画をしてくれるので、事故が起きたときの証拠として使える可能性があります。

門には設置しないという選択肢もありますが、それよりも安全に設置できる工夫をした方がいいでしょう。

元々屋外に設置する前提で作られているためあまり多くはないですが、自然災害などで故障してしまうこともあります。

よくあるのが台風などで漏電してしまう故障です。

普通雨などで塗れた程度で壊れることはありませんが、経年劣化が激しかったり暴風雨にさらされると通常より壊れやすくなってしまいます。

故障するのは防ぎようがありませんが、なるべく雨風の当たりにくい場所に設置すると壊れにくくなります。

普段から雨ざらしになってしまうような場所だと、カメラが汚れた状態になってしまい、うまく映らなかったり、センサーが誤作動しやすくなってしまうので、使い勝手の面から言っても雨は避けた方が無難です。

少し特殊な例かもしれませんが、海辺の場合は塩害でインターホンが故障したというケースもあります。

ハウスメーカーは似たような場所にたくさんの住宅を建てているはずなので、そのような地域の場合は普通塩害のことも考慮しています。

本体を持ち込みたい場合や提案された位置とは違う場所に設置したい場合などは相談した方がいいかもしれません。