新築を建てるとき、ほとんどの家ではフローリングの部屋が1室はあります。
フローリングの洋間はダニなどが発生しにくく清潔で良いですが、椅子などを置くと傷が付きやすいという欠点もあります。
フロアーコーティングは、行う業者によって使用する溶剤が違い、費用にも差が出てきます。
お得にフロアーコーティングを業者に依頼するなら、複数の業者に相見積りをするのは基本です。
新築時に床をコーティングするメリット
新築を建てるとき、ほとんどの家ではフローリングの部屋が1室はあります。
フローリングの洋間はダニなどが発生しにくく清潔で良いですが、椅子などを置くと傷が付きやすいという欠点もあります。
そんな欠点を補うのが、コーティングするという方法です。
今はフローリングを守るためにコーティングを検討する人も多く、昔はワックスが主流でしたが、現在はワックスよりも保護力の高いコーティングが登場して人気があります。
フローリングコーティングを行うと、傷からフロアを守ることが出来るのはもちろん、ワックスがけも必要なくなります。
ワックスはコーティングと比べると、硬度が足りず、傷の防止効果は薄いです。
しかも半年の1回程度は塗り直さないとならず、定期的に塗らないと効果は持続しません。
ワックス塗りはかなり大変な作業なので、自分で行おうとすると、自然とやらなくなる人も多いです。
フロアコーティングにすれば、その心配もなくなります。
[surfing_su_list_ex]
- シミなどの汚れが付きにくくなる
- 水拭きが出来る
- 家具などの擦り傷から守れる
- 経年劣化を抑える
- ペットなどからフローリングを守れる
- 艶や質感を保ち、定期的にコーティングする必要もない
[/surfing_su_list_ex]
このようなメリットがあります。
特に新築ではフローリングを末永く綺麗に使っていこうと思うなら、行って損はないでしょう。
コーティングする材料の種類にもよりますが、10年ぐらいはフローリングを保護できます。
また床を綺麗に保てるので、家の資産価値を守る効果もあります。
コーティングの種類は?
フロアコーティングの種類は大きく分けて4つあります。
コーティングの種類によっても、もちろん価格は違ってきます。
ガラスフロアコーティング
耐用年数は長くて20年ほどもあり、硬度の高いコーティングです。
耐水性があり、UVカット効果もあり、どんな部屋にも適しています。
薬品に反応しないという特徴もあり、ペットのおしっこにも強いです。
艶の強さも選ぶことができ、ぴかぴかの床が苦手という人にもおすすめです。
クッションフロアにも施工可能です。
uvコーティング
耐用年数は長くて30年ほどあり、コーティングの中では一番耐久性があります。
特殊な樹脂を焼き付ける方法であり、施工後は乾燥時間があまり必要ないので、入居中の家でも施工しやすいです。
引きずるような傷に強く、耐水性もあり、キッチンやダイニングにも適しています。
耐久性は長いですが再施工は出来ないので、施工前にはよく考えないとならず、艶は強めとなります。
シリコンコーティング
耐用年数は20年前後であり、滑りにくいコーティングです。
お年寄りやペットと一緒の方は安全性を重視して、シリコンコーティングにする方も多いです。
表面に付着する汚れが落としやすく、撥水効果も高く、キッチンなどでもよく使用されます。
艶の強さは選択可能な場合が多く、コストパフォーマンスも良いです。
ウレタンフロアコーティング
耐用年数は短いと3年ほどであり、20年以上前からあるコーティングです。
摩擦に対して強く、椅子を引きずったりする傷も防止できます。
暖かみのあるイメージのコーティングになります。
クッションフロアには施工できず、体に害のあるような薬品を使用してコーティングすることもあり、注意が必要です。
再施工は基本は出来ません。
アクリルコーティング
耐久性は数ヶ月から2年ほどと言われており、柔らかいコーティングです。
低価格ですが耐用年数が短いので、その度にフロアの剥離と再コーティングが必要となります。
フロアコーティングの中では、一番人気はシリコンコーティングです。
コストパフォーマンスが良いことが人気の理由です。
滑りにくく撥水効果も高いので、ペットを飼っている家でも人気です。
分譲マンションで、将来売りに出すことを考えてコーティングする人もいます。
ただコーティングするなら、コーティング用の溶剤は何を使用しているか確かめないとなりません。
安全試験などに合格し食品衛生法の基準も満たしている溶剤を使うような場合は、安全性が高くペットなどが舐めても大丈夫です。
しかし最近は使用する業者は少なくなっていますが、ホルムアルデヒドなどが含まれる溶剤を使用する場合は、シックハウス症候群の元ともなります。
フロアコーティングの費用
コーティングにはいくつかの種類があることをご説明しましたが、種類によって、必要な費用も異なります。
一つずつ見ていきましょう。
[surfing_su_list_ex]
- uvコーティング
皮膜の硬度は7Hであり、厚みが40ミクロンあり、かなり硬いコーティングです。
費用は1平方メートルで5,000円前後が目安です。
実際に施工してもらうとなると、20万円から30万円ぐらいと見ておくと良いでしょう。 - ガラスコーティング
厚みは5ミクロンとコーティングの中では一番薄いですが、硬度が9Hであり耐久性があります。
施工費用は1平方メートル当たり3,500円~5,000円ぐらいです。
部屋を施工すると高くて30万円ぐらいとなるでしょう。 - シリコンコーティング
厚みは30ミクロンで硬度は5Hぐらいと、コーティングの中では耐久性は中間ぐらいです。
施工費用は1平方メートルあたり3,000円ぐらいであり、1部屋で20万円前後となります。 - ウレタンフロアコーティング
コーティングの中では柔らかい方であり、将来引っ越す予定で導入する人が多いです。
施工費用は1平方メートルあたり2,000円前後であり、1部屋では10万円ほどとなります。
施工費用はこのようになっていますが、おおよそ耐用年数×1万円から2万円が費用の目安です。
たとえば10年コーティングを使うなら、10万円から20万円ということになります。
[/surfing_su_list_ex]
どのコーティング方法を使用するかは、目的と予算で決めることになるでしょう。
子供がいて激しく床を叩いたりするなら、ガラスコーティングにするというような感じです。
またどこにコーティングするかも考えておくと良いです。
リビングのみならず、トイレやキッチンなどの水回り、玄関、和室などコーティングできる場所はいくつもあります。
複数の業者から見積もりをとろう
フロアーコーティングは、行う業者によって使用する溶剤が違い、費用にも差が出てきます。
お得にフロアーコーティングを業者に依頼するなら、複数の業者に相見積りをするのは基本です。
これはフロアコーティングに限らず、どのような施工を依頼するときでも、行うべきことでしょう。
また、業者に家に来てもらって、実際に床を見てもらうと、どのコーティングが一番適しているかもアドバイスがもらえます。
溶剤の違いや安全性、それぞれのコーティングの特徴などを良く聞いておくと良いです。
見積をお願いするなら、実名でももちろん行えますが、最近は一括で見積ができるようなサイトもあります。
また家の近くのリフォーム業者や工務店などに見積をお願いしても良いでしょう。
新築だと家を建てると住宅会社からフロアーコーティングを勧められることもありますが、実は住宅会社に依頼すると、多くは会社の下請け業者が施工に来ます。
そのために住宅会社のマージンが発生し、工事費用が少し高くなる場合もあります。
場合によっては住宅会社からリフォーム会社に、そしてリフォーム会社からコーティング専門業者にと孫請けの業者が施工に来ることもあり、あまりおすすめできる方法ではありません。
特に下請け会社だと、費用が通常よりも高かったり、コーティングのレベルが低かったりすることもあります。