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新築時のテレビはアンテナ?光?ケーブルTV?費用で比較

この記事は約10分で読めます。

 

普段何気なく観ているテレビ。一体どのような接続方法があるのかをご存知でしょうか?

接続方法には3つの方法があります。

  • アンテナを設置する
  • 光回線を引く
  • ケーブルテレビを使う

今回はこの3つの接続方法の費用を比較検討していきます。

 

この記事でわかること

  • 一番コストパフォーマンスの高い接続方法がわかる
  • 公式サイトでは分かりづらい接続サービスの料金体系がわかる

 

テレビアンテナの設置費用と毎月のコスト

 

テレビアンテナ自体は1,000円から100,000円を超えるものまであります。

10,000円程度のものを選んでおけば地デジの視聴には問題ありません。

テレビアンテナの設置費用はブースターや分配器の有無、委託した業者や設置場所により大きく異なってしまい、予想が難しいのが現実です。

 

アンテナ設置の見積もりをしてもらう

電話やネット使って見積もり依頼しましょう。

依頼先の候補は

  • 家電量販店
  • ネット上の電気屋
  • 引っ越し時の電気工事屋

になります。

 

引越し時の電気工事屋に頼めば、新居に引っ越すときの電化製品の取り付けと一緒にアンテナも設置してくれるので、手間が省けるメリットがあります。

しかし業者の中には、適当な見積もりでふっかけてくる者もいるので注意しましょう。

複数の業者に見積もり依頼するのが賢明と言えます。

 

アンテナ設置工事の相場

業者や家庭ごとの状況、ブースター・分配器・BS/CSアンテナの有無によっても変わってきますが、だいたい50,000円~100,000円程度を見込んでおくのがいいでしょう。

ブースターは電波の弱い地域で使用し、分配器は複数の部屋でテレビを視聴したい場合に使用します。

 

アンテナ設置工事料金目安

一例としてヤマダ電機さんのウェブサイトを参考にしました。

参照元:アンテナ工事料金目安 | ヤマダウェブコム

UVFアンテナ標準工事の料金

地上波デジタル放送を利用する方はUVFアンテナを利用します。

【UVFアンテナ標準工事】

おおよその料金目安(税抜)
サイドベース使用(14素子) 15,000円程度
サイドベース使用(20素子) 17,000円程度
屋根上(14素子) 20,000円程度
屋根上(20素子) 22,000円程度

※UHFアンテナ本体・サイドベース金具・1.2mマスト・F型接線などの部材・同軸ケーブル(露出15m)を含んだ料金。

 

BS/CSアンテナ取付工事

下記はBS/CSアンテナ本体を含んでいない料金となります。

【BS/CSアンテナ取付工事】

取付箇所 おおよその設置料金目安(税抜)
ベランダ・格子 10,000円程度
コンクリ手すり 15,000円程度
壁面 16,000円程度
屋根上 24,000円程度

※配線は露出で15mまで無料。

 

ブースターなど取付工事

アンテナ設置以外の工事料金です。

おおよその設置料金目安(税抜)
分配工事 4,000円~23,000円程度
ブースター工事 15,000円~40,000円程度
取り外し工事 4,000円~10,000円程度

 

アンテナ利用時の月額料金

アンテナを使用したテレビ視聴は月額料金がかかりません。(NHK受信料は別)

アンテナは台風や地震などの災害時に向きが変わってしまうとテレビの映りが悪くなり、直す時に業者に頼むと料金が発生する程度です。

アンテナの耐久年数は10年~20年が一般的です。

 

光テレビの契約費用と毎月のコスト

ここでは光テレビ=フレッツ・テレビとして説明していきます。

 

フレッツ・テレビとは

NTT東西日本が提供する光回線サービス「フレッツ光」「フレッツ・テレビ伝送サービス」などの契約により地上放送とBS放送が閲覧可能になります。

 

フレッツ・テレビの初期費用(税抜き)

料金
テレビ視聴サービス登録料

(スカパーJSAT施設利用登録料)

2,800円
フレッツ光 契約料(1契約ごと) 800円
フレッツ光初期工事費 戸建て住宅 18,000円

集合住宅  15,000円

フレッツ・テレビ伝送サービス工事費 3,000円
屋内同軸配線工事 テレビ1台まで 6,500円

テレビ4台まで 19,800円

 

フレッツ・テレビの月額料金

フレッツ・テレビ利用には「フレッツ光」の契約が必要です。

「フレッツ光」には利用用途に応じたざまざまなプランがあります。

テレビ視聴のみの場合はプロバイダーの契約は必要ありません。

 

インターネット利用も考えている方はプロバイダー契約は必須で、月額500円~1000円(税抜)のプロバイダー利用料が別途かかります。

 

また、有料チャンネルをご利用の方は「スカパー!」加入必須です。

「スカパー!」には、利用者が選んだ「専門チャンネル毎に支払う月額使用料」、もしくはいくつかのチャンネルがセットになった「いずれかのパックの月額使用料」に、月額基本料が上乗せされる形でかかります。

 

以下の料金は一例となります。

【フレッツ光ライト(戸建て)】の場合

月額料金
フレッツ光ライト月額利用料 2,800円(税抜)

月額料金
フレッツ・テレビ月額基本料

【内訳】

スカパー!基本料(月額450円)

テレビ視聴サービス利用料(月額300円)

750円(税抜)

※無料視聴可能なチャンネルのみの利用となります

 

以下は有料チャンネル利用者のみに加入義務が発生します

月額料金
スカパー!月額利用料 月額390円(税抜)

利用者が選んだ専門チャンネル毎の月額利用料371円(税抜)~

またはいずれかのパックの月額利用料1,833円(税抜)~

無料視聴のみで十分だったら月額3,550円(税抜)で利用できます。

有料チャンネルも観たい方は、選ぶ専門チャンネルの数やパックによって相当な価格差はありますが、月額6,000円以上はかかることを覚悟したほうがいいでしょう。

 

ケーブルテレビの契約費用と毎月のコスト

 

ここではケーブルテレビ業界大手のJ:COMの料金体系を見ていきましょう。

 

J:COMとは

J:COMとは株式会社ジュピターテレコムのブランド名で、ケーブルテレビ放送・固定電話・インターネットサービスなどを手がけています。

株式会社ジュピターテレコムはKDDIの連結子会社ということもあり、KDDIのブランド「au」の携帯電話を契約している人に向けた割引サービス「auスマートバリュー」などを展開しています。

 

ケーブルテレビ(J:COM)の初期費用

基本的には初期費用として

【工事費用+事務契約手数料=9,000円(税抜)】

が必要となります。

 

工事費用について

新規加入の場合は工事費用は6,000円ですが、Web経由で申し込むと1,000円引きの5,000円となります。

また割引プラン利用や、以前住んでいた家でJ-COMのサービスを利用していた場合、工事費用が無料となります。

※スタンダードとスタンダードプラスでは無料にはなりませんので注意しましょう。

 

事務契約手数料について

J:COMに新規加入、またはサービスを追加したときに事務手数料として3,000円が必要となります。

工事費用とは別なので気をつけましょう。

 

J:COM TVの月額利用料金

J:COM TVの月額基本料金は以下の通りです

月額料金
スタンダード 5,342円(税抜)
スタンダードプラス 6,342円(税抜)

 

スタンダードとは

スタンダードでは合わせて89以上の人気BS/CSチャンネルが視聴可能となっています。※1

映画・ドラマ:17ch以上 アニメ・キッズ:6ch スポーツ:8ch
音楽:4ch エンタメ・バラエティ(総合):8ch ニュース:5ch
ドキュメンタリー・教養

:7ch

オリジナル・その他CS:6ch 【4K】スポーツ・映画・その他:5ch

 

スタンダードプラス

スタンダードプラスでは合わせて100ch以上の人気BS/CSチャンネルが視聴可能となっています。※1

映画・ドラマ:18ch アニメ・キッズ:6ch スポーツ:8ch
音楽:6ch エンタメ・バラエティ(総合):13ch ニュース:8ch
ドキュメンタリー・教養

:7ch

オリジナル・その他CS:6ch 【4K】スポーツ・映画・その他:5ch

※1 チャンネル数はJ:COMが提供する専用チューナーを経由して観ることができる、BSデジタル放送と地上デジタル放送を含んだものです。

 

ケーブルテレビ(J:COM TV)の割引について

テレビだけでなくネット回線や固定電話、電力など同時加入で割安になるプランがJ:COMにはたくさんあります。

こういったプランには工事費用が無料になるといった特典もあります。

 

スマートお得セレクトNET320M

たとえば、ケーブルテレビのついでにネット環境が欲しい場合は「スマートお得セレクトNET320M」という割引プランがあります。

「スマートお得セレクトNET320M」の特徴は最初の12ヶ月間は5,000円(税抜き)でスタンダードより安いが、14ヶ月以降は6,900円(税抜き)と割高になる

「下り:320Mbps、上り:10Mbps」のネット環境+wifi環境がついてくる

 

スタンダードはテレビが89ch以上なのに対し、セレクトは37ch以上しかない。

ついでにネット回線を引きたいと思っており、見たいテレビのチャンネルが決まっている人には向いているプランと言えます。

 

auスマートバリュー

J:COMのテレビ・ネット・電話のいずれか2サービス以上を使用、au端末の指定の料金プランに加入している場合、au端末の利用料金が最大で24ヶ月間月額2,000円(税抜)なるサービスです。

J:COMのケーブルテレビサービス「J:COM TV」と契約しているだけでは「auスマートバリュー」が適応されませんので注意しましょう。

 

コスパがいいのはどれ?2年利用した場合の費用を比較

 

これまでアンテナ・光テレビ・ケーブルテレビ設置の費用を観てきましたが、コストパフォーマンスが良いのは3つのうちどれなのでしょうか?

もっともコスパが良いのはアンテナ

結論から言えば、テレビ視聴のみを考えるならアンテナが安上がりです。

理由は月額料金が無料という点ですね。

初期費用を含め、アンテナ・光テレビ・ケーブルテレビを2年間使った場合の費用を比較してみました。

 

【2年間利用】

初期費用(税抜) 月額料金(税抜) 合計金額(税抜)
アンテナ 50,000円~100,000円 0円 50,000円~100,000円
光テレビ

(フレッツ・テレビ)

31,100円

※(戸建て・テレビ1台)

(3,550円+4,361円)×24

※(フレッツ光+スカパー!基本プラン)

220,964円
ケーブルテレビ

(J:COM)

9,000円 5,342円×24

※(スタンダード利用)

137,208円

アンテナと光テレビでは2年間で2倍以上の費用の差が出ました。

ここでは2年で比較しましたがアンテナの寿命は10年~20年なので、使用年数が長くなればなるほどコストパフォーマンスは高くなります。

 

まとめ

アンテナ・光テレビ・ケーブルテレビの契約費用と月額費用を見てきました。

アンテナ利用がもっとも安いという結論が出ましたが、値段以外にも考慮するポイントはたくさんあります。

値段以外の比較記事もありますので、そちらをご覧の上、光テレビとケーブルテレビも視野に入れて接続方法を検討してみてはいかがでしょうか。

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