防犯や防災に役立つシャッター。
住宅の窓に取り付けたり、ガレージに取り付けたりと、最近では一般の家庭でもよく導入されている設備です。
購入した戸建や、既存の住宅にシャッターを取り付けたい…と考えたとき、やはり気になるのが費用の問題ではないでしょうか。
シャッターの本体価格はいくらくらいか、工事にかかる費用はどれくらいか、シャッターを取り付けた際の固定資産税は…?など、検討するにあたり事前にチェックしておきたいですよね。
今回は、そんなシャッター設置に伴いかかる費用についてまとめてお伝えしていきたいと思います。
ご自宅へのシャッター導入をご検討中の方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
まずはシャッター本体の価格を把握しておこう
さっそく、窓シャッターやガレージシャッターの本体価格についてチェックしていきたいと思います。
シャッターの価格は「工事費込み」で表示されていることがほとんどですが、まずは単体の価格にも差があるということを知っておきましょう。
窓シャッター本体価格
- 手動:40,000〜180,000円
- 電動:80,000〜600,000円
ガレージシャッター本体価格
- 手動:120,000〜500,000円
- 電動:120,000〜1,200,000円
上記のように、それぞれのシャッターの本体価格は手動か電動かによって大きく異なります。
手動シャッターは手軽に導入しやすいものの、開閉が面倒・静音性に欠けるといったデメリットがあります。
開け閉め動作の億劫さから、せっかく導入したのにも関わらず使わなくなってしまう…というパターンも少なくありません。
一方、電動シャッターは、開閉が楽チン・開閉音が静か・防犯効果が高まるなど、さまざまなメリットが得られます。
電動シャッターの本体価格はややお高めですが、価格に見合った機能性がしっかりと備わっていると言えるでしょう。
初期費用を抑えるために手動シャッターにするか、コストは高くとも利便性を重視して電動シャッターにするか…。
なるべく費用を抑えたい気持ちもわかりますが、導入後の使い勝手もしっかり考えた上でシャッターを検討しましょう。
シャッターの取り付けはどんな業者に頼むべき?
シャッターの取り付け工事は、シャッターを購入した取り扱いメーカー、もしくはシャッター取付の専門業者に依頼することになります。
メーカーから販売されている製品の場合、工事費用まで含まれた価格で表示されている場合がほとんどです。
購入の際はしっかり確認するようにしましょう。
また、シャッターの購入と工事依頼を別途で行う場合は、自分で専門業者を調べることになります。
ネットで評判をチェックしたり、業者を紹介してくれるwebサービスを駆使するなどしましょう。
業者を選ぶ際には、複数の業者に相見積もりをお願いすることをおすすめします。
一箇所だけの見積もりでは、工事費用や施工内容が妥当なのかどうか判断することができません。
複数の業者からもらった見積もりを比較することで、納得のいく金額で施工してもらうことができるはずです。
また、相見積もりをとった際、なるべく安いところに依頼したくなるかもしれませんが、極端に安い費用を提示してくる業者にはご注意ください。
必要な作業費が含まれておらず、作業費や部品代などオプションで余計に費用がかかってしまう場合もありますので、見積もり時にはどのような内訳になっているのかきちんとチェックしましょう。
シャッター取付工事の費用
窓シャッターやガレージシャッターの取付工事にかかる費用の相場は、以下の通りです。
それぞれ、本体価格も含まれた金額になります。
以下の費用はあくまでも相場であり、正確な金額は製品の仕様によって異なりますのでご参考までに!
窓シャッター工事費用相場(本体価格込み)
- 手動:約100,000円
- 電動:約300,000円
ガレージシャッター工事費用相場(本体価格込み)
- 手動:約500,000円
- 電動:1台分 約1,000,000円/2台分 約1,500,000円
シャッターの設置だけで完了する手動タイプと違い、電動シャッターの場合は配線工事なども必要になります。
手間がかかるぶん、電動シャッターの方が費用は高くなりがちです。
シャッター取付工事の期間
また、シャッターの取付工事にかかる期間についてもチェックしておきましょう。
窓シャッターの取付工事にかかる時間は、手動タイプの場合1台約1時間程度。
電動タイプの場合は1台約2時間程度。
1日に工事可能な台数は業者によって異なるため、取り付ける台数が多い場合は工事完了までに数日かかることもあります。
ガレージシャッターの場合、手動タイプは1台約4時間程度。電動タイプは1台約6時間程度かかります。
ガレージシャッターは窓シャッターよりもサイズが大きめなので、そのぶん時間も長くかかるようです。
取り付ける台数にもよりますが、窓シャッターやガレージシャッターの取付工事は1日以内で終わることがほとんどです。
ただ、施工店が現場から遠い場所にある場合は追加で数日かかることもあるようなので、見積もり時に合わせて確認しておくと良いでしょう。
ガレージにシャッターを付けたら固定資産税は変わる?
ガレージにシャッターを取り付けるにあたり、固定資産税についてもチェックしておく必要があります。
固定資産税とは、土地と建物にかかる税金のことです。
固定資産税のかかる条件は、「屋根があり、3方向以上が壁で覆われている」「基礎などで地面に固定されている」「居住・作業・貯蔵に利用できる状況にある」ですので、前提としてガレージも対象になります。
そんなガレージにシャッターという付属品を取り付けることで、やはり固定資産税も多少は高くなります。
シャッターに限らず、ガレージに窓やドアを取り付けた場合も、固定資産税は変化します。
シャッター付きのガレージの固定資産税は、手動か電動かによって1,000円ほど変わってくることもあるので、導入前に把握しておきたいところです。
また、最近流行しているビルトインガレージも固定資産税の対象です。
ビルトインガレージは通常の部屋と違って簡素なつくりのため、固定資産税は比較的安めですが、電動シャッターを取り付ける場合は「ぜいたくな設備」とみなされ、固定資産税が高めになる場合も。
さらに、ビルトインガレージの場合、面積の広さも固定資産税に関わってきます。
なるべく固定資産税を安くしたいとお考えの方は、ビルトインガレージの床面積を建物全体の延べ床面積の5分の1におさめるようにすると良いでしょう。
ちなみに、通常のガレージも、ビルトインガレージも、家屋調査の前後に関わらず固定資産税の対象になりますので、施工のタイミングは関係ありません。
新築時にシャッターを取り付けた方が固定資産税がお得!ということもありませんので、後付けでもご安心ください。
なお、ガレージへのシャッターの導入をお考えの方には関係ないかと思いますが、最後にカーポートについても触れておきましょう。
ガレージと同様の用途として使われるカーポートですが、こちらは固定資産税の対象外です。
カーポートは柱と屋根で成り立っていますが、壁によって囲まれているわけではないので、固定資産税の対象から外れます。
新築時に車の収納場所を検討する際には、こういった固定資産税についてもしっかり考えておくと、かしこく税金対策ができますよ!
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まとめ
シャッターの価格や工事にかかる費用、固定資産税などについてご紹介してきました。
手動タイプでも電動タイプでもそれなりにコストがかかるのなら、価格に見合った効果を期待したいですよね。
導入費用の高さ・安さだけでなく、導入後のシャッターの機能性にも注目し検討すると良いでしょう。
また、ガレージにシャッターを取り付けることで固定資産税も変化します。
取り付けるタイミングに関わらず固定資産税は必ずかかってくるものであり、手動か電動かによって1,000円ほどの差があるとはいえ、そこまで変わるものではないのでご安心ください。
住宅の窓やガレージにシャッターを取り付けるにあたり、平均的な費用を知っておくことで後悔のないシャッター選びができます。
今回の記事を参考に、ご自宅にぴったりのシャッターをお選びくださいね。