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【立水栓の基礎知識】選び方から排水工事の必要性~工事費用まとめ

この記事は約9分で読めます。
  • 庭の水やり
  • 家周りの掃除
  • 洗車
  • ガーデニング用品の洗い物

など、さまざまな場面で活躍する立水栓

立水栓は設置したあとの満足度も非常に高く、快適な戸建てライフに欠かせない設備のひとつとなっています。

ご自宅に立水栓がなく、これから導入を考えているという方も多いのではないでしょうか。

そんなみなさんに向けて、今回は立水栓の選び方や排水工事の必要性、工事費用などについてまとめてご紹介していきたいと思います。

自宅にぴったりの立水栓を選びたい!」という方はぜひチェックしてみてくださいね。

立水栓とは?~立水栓の選び方~

立水栓(りっすいせん)とは・・屋外に設置する柱状の水栓のこと

この立水栓は、

  • 水栓柱
  • 蛇口タップ
  • 排水パン(水受け)

の3つの商品から構成されています。

立水栓にはさまざまなデザインのものがありますので、統一感を出したいという方はこの3商品を同じメーカーやシリーズで揃えると良いでしょう。

逆にオリジナリティを出したいという方は、別のメーカーの商品や同メーカー内の違うシリーズの商品を組み合わせるのがおすすめです。

そんな立水栓の排水方法は、「自然排水」と「排水工事」の2種類。

  • 自然排水

排水設備がなく、立水栓の蛇口から出た水が地面にそのまま流れ落ちる仕組み。

水はけの悪い環境だと水たまりができてしまうので注意。

    • 排水工事

排水を流すパイプを地中に通し、排水溝口につなげる工事をする。

一部の地域では、立水栓で使う水が下水として扱われることもある。

この場合は希望に関わらず排水工事が必須になる。

立水栓の排水形式が決まったら、次は立水栓の種類選びです。

立水栓を選ぶときには、以下のポイントに注目しましょう。

排水パン(水受け)の高さの種類は?

  • 腰より低い水やりタイプ
  • 腰より高い散水タイプ

蛇口の形状の種類は?

  • シンプルなI字タイプ
  • 握りやすい十字タイプ
  • 作業に便利な2口タイプ
  • その他デザイン

排水パンの材質の種類は?

  • コンクリート
  • ステンレス・アルミ
  • 陶器
  • その他(モザイクタイル、花柄、レンガ調など)

水抜きの種類は?

  • 水抜き機能がない通常タイプ
  • 水抜き機能がある不凍水栓タイプ

立水栓選びで失敗しないためには、上記ポイントに注目した上で「使い勝手の良さ」を追求しましょう。

もちろんデザインも重要なのですが、見た目だけで立水栓を選ぶと導入後に後悔してしまうことになるかもしれません。

自宅ではどのような状況で立水栓を使うのか」よく考えた上で、ご自宅で活用できそうな立水栓を選びましょう。

立水栓と散水栓の違い

立水栓と似た設備に「散水栓」があります。

散水栓とは・・地中に埋め込まれた水道のこと

立水栓と散水栓どちらにしようか迷っているという方や、

自宅に散水栓はあるけど立水栓にすべき?と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

立水栓と散水栓の違いについて、メリットとデメリットを比較しながらチェックしてみましょう。

立水栓

メリット

  • ある程度の高さがあるため使いやすい
  • 庭のアクセントになる
  • 散水栓と違い虫が湧きにくい
  • ガス栓を引けばお湯も使える

【デメリット】

  • スペースが必要になる
  • 水柱栓や排水パンがあるぶん、工事費用は散水栓よりも高め

散水栓

【メリット】

  • 目立たず場所をとらない
  • シンプルな設備なので、工事費用は立水栓よりも安め

デメリット

  • 使うたびに蓋を開けてホースをつなぐ手間がかかる
  • しゃがむ必要があるため負担がかかる
  • 地中にあるため虫が湧きやすい
  • 蓋を開けっぱなしにしていると雨水やゴミがたまる

以上のメリットとデメリットを比較してみると、設置時に多少費用はかかるものの利便性に優れているのは立水栓であるということがわかります。

事実、散水栓から立水栓に交換するお宅は少なくありません。

散水栓の使い道に悩んでいる…という方は、この機会に立水栓への交換を検討してみてはいかがでしょうか。

立水栓を取り扱うメーカーとおすすめの立水栓

立水栓は各メーカーによって取り扱っている種類やデザインが異なります。

  • 立水栓の販売は、装飾を施したおしゃれな商品が多い
    外構資材の製造メーカー
  • シンプルで無機質なデザインの商品が多い
    水道設備資材の製造メーカー

が中心になっています。

国内の人気メーカーを一覧でチェックして、それぞれの特徴をつかみましょう。

ニッコーエクステリア(外構資材メーカー)

人気が高いのはコンクリート素材のレンガ調立水栓。

見た目の統一感にこだわりたいという方にぴったり。

配管内の水を抜く不凍水栓構造のため、寒冷地にお住いの方でも安心。

TOYO トーヨー(外構資材メーカー)

コンクリート製の丈夫な立水栓が取り揃えられている。

個性的なデザインが目を引くDexシリーズや、レンガや天然木の風合いを生かしたwater viewシリーズなどがおすすめ。

色や排水パンの種類など、豊富な選択肢が魅力。

トーシンコーポレーション(外構資材メーカー)

比較的、重量の軽い立水栓が多い。

可愛らしいデザインのunポッシュシリーズは特に女性に人気。

ただし、不凍水栓タイプの商品はあまり多くないため、寒冷地で使う際は確認が必要。

カクダイ(水道設備資材メーカー)

創業明治12年の歴史ある水柱金具メーカー。

老舗ならではの品質の高さが魅力。

蛇口が2口ついている、ステンレス製立水栓セットがおすすめ。

重量の軽い商品が多いため、持ち運びやDIYの際にも便利。

上記のような信頼できるメーカーで商品を選ぶにあたり、「機能は良いけど、デザインがちょっと…」と感じることもあるかもしれません。

そんなときにおすすめなのが、「立水栓カバー」です!

立水栓に専用のカバーを取り付けることで、簡単にデザインを変えることができます。

立水栓カバーを取り付ける際には、蛇口や排水パンの取り換えも必要になりますが、これはDIYでもできる簡単な作業なのでご安心ください。

ご参考までに、おすすめの立水栓カバーを4つご紹介します。

FRP水栓柱カバー 枕木調 JJ

価格:5,979円 (税込)

リアルな質感とリーズナブルな価格で人気を集めている。

和風の庭や住宅におすすめ。

素材は軽量のFRP素材で、雨や風による腐食の心配がない。

立水栓カバー フォギータイプA

価格:19,800円(税込)

シンプルなデザインで、様々なタイプの住宅に馴染みやすい仕様。

色はダークグレイン&ライトグレインの2色。

ナチュラルモダンテイストがお好きな方に。

FRP水栓ユニット

価格:12,980円(税込)

おしゃれなレンガ調デザイン。

本物のレンガではなくFRP素材のため軽量で、腐食の心配もない。

庭にアクセントが欲しいという方におすすめ。

アルミ立水栓カバー

価格:19,580円(税込)

カラーバリエーションが豊富。

既存の立水栓の上からかぶせるだけの簡単施工。

シンプルな立水栓が良いけれど、色にはこだわりたい!という方におすすめ。

ご紹介した以外にも、さまざまな立水栓カバーがあります。

検討中の立水栓のデザインが気に入らない場合は、カバーを取り付けてリメイクすることも検討してみてくださいね。

散水栓から立水栓にするのに必要な工事と費用

立水栓を設置するにあたり、排水工事が必要になる場合があります。

さきの章でもご紹介しましたが、排水設備を整えることで、立水栓の周りに水たまりができるのを防ぐことができます。

この工事は、ご自宅の庭に散水栓があるかないかによって内容が変わります。

すでに散水栓がある場合は既存の散水栓を利用して立水栓を設置することができますが、散水栓がない場合は一から排水の設備を整えることになります。

どちらにしても初心者には難しい工事になるので、不安な方は業者への依頼がおすすめです。

  • 立水栓設置工事の相場は、およそ20,000円~80,000円ほど。
  • 立水栓の本体代金は20,000円〜100,000円ほど。

立水栓の工事費の内訳には、

  • 立水栓本体費用
  • 工事費用
  • 諸経費

が含まれています。

別途で出張費などが請求される場合もあるので、見積もりの時点で確認しておきましょう。

なお、

  • コンクリートの掘り起こしが必要な場合
  • パイプの延長が必要な場合
  • 散水栓がない場合

などは、工事費用が相場よりも高くなる場合もあります。

そんな立水栓の設置工事は、「給水装置工事主任技術者」という資格を持った技術者がいる指定業者によって行われます。

本体と工事がセットなのか、本体は別売りで工事のみなのかは業者によって異なりますので、見積もり時にしっかりチェックしましょう。

おすすめの立水栓工事業者

エクスショップ

本体代・工事費込みで52,000〜291,000円(税込)ほど。立水栓本体の種類は他の業者に比べて豊富で、シンプルなものからおしゃれなものまで取り揃えられている。

施工例も確認できるため安心。

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エバタというメーカーの立水栓限定の施工。散水線の上に設置する場合は45,000円(税別)。

散水線の上以外に設置する場合は65,000円(税別)。

希望によっては現地調査の依頼も可能。

クラシアン

工事費は40,000円(税別)。立水栓本体の価格にもよるが、初期費用はかなり抑えられる。

ただし、
・既存の立水栓の移設
・散水栓からの交換
・散水栓以外の場所に設置する場合
などは、工事費用が高くなる可能性があるので注意。

まとめ

立水栓の選び方や排水工事の必要性、工事費用などについてご紹介してきました。

ご自宅の庭にはどのようなタイプの立水栓が合いそうか、イメージは湧いたでしょうか。

立水栓を導入することで、戸建てライフはさらに快適になります。

ガーデニングやバーベキュー、お子さんの水遊びなど、庭での楽しみの幅も広がるでしょう。

立水栓に興味があるという方は、この機会にぜひ導入を検討してみてくださいね。

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