インターホン取り付けは自力と業者どっちにすべき?具体的な方法と費用

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最近の住宅にはもはや欠かせない設備となったインターホン。

インターホンを取り付ける・もしくは交換するにあたり、迷ってしまうのが

  • 自力でやるか
  • 業者に依頼するか

この2つの選択肢ではないでしょうか。

  • そもそもインターホンはどうやって取り付けるのか
  • 自力でやるのと業者に依頼するのとでは費用にどれくらいの差があるのか

といった点も、気になるところですよね。

今回はインターホンの具体的な取り付け方法&取り付けにかかる費用についてご紹介していきたいと思います。

インターホンの取り付け・交換をご検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは確認!自力で取り付けできるのかどうかをチェック

インターホンを取り付け・交換する前に、まずはそのインターホンが自力で取り付けられるものなのかどうか調べなくてはなりません。

どういったインターホンなら自力での取り付けが可能なのか、逆に業者に依頼しないといけないのはどんなインターホンなのか…早速チェックしていきましょう。

自力で交換できる場合

  • 電源プラグ式インターホン
    コンセントから電源をとるタイプのインターホン。
    自力で設置&交換が可能。
  • 乾電池式インターホン電池で動くタイプのインターホン。
    自力で設置&交換が可能。
    交換の場合、近くにコンセントがあれば電源プラグ式インターホンの利用も可能。

自力で交換できない場合

  • 電源直結式インターホン
    壁の中から電源をとるタイプのインターホン。
    自力での設置&交換はできない。
    取り付けも交換も感電の危険性があるため、電気工事士の資格をもった業者への依頼が必要。
  • 熱感知器やガス警報器などと連動している場合各種機器と連動させるタイプのインターホン。
    自力での設置&交換はできない。
    業者による現地調査や配線工事が必要。
  • その他
    玄関子機からの呼び出しに電話で応対する場合・特殊な形状の玄関子機を使う場合・オートロックと連動させる場合。
    いずれも自力での設置&交換はできない。

インターホンの取り付けをしてくれる業者

インターホンの取り付けや交換をしてくれる業者は、

  • 電気工事の専門業者
  • 家電量販店の提携業者
  • ハウスメーカーの提携業者
  • 町の便利屋さん

…などさまざまです。

費用は約6,000〜2万円程度。

本体代金と工事費用がセットになっている場合は、さらにお得になる場合もあるようです。

工事にかかる時間は業者や状況によっても異なりますが、約1〜2時間ほどとごく短時間ですみます。

業者に依頼をする際には、その業者が「電気工事士」の資格を有しているか確認しましょう。

電気工事士の保有者以外の配線工事は法的に許可されていません。

信頼できる業者がほとんどですが、中には無資格で工事を請け負っている業者もあるようなのでご注意ください。

また、インターホンの工事実績があるか、費用の内訳を明示してくれるか…といったポイントにも注目しましょう。

安さだけで業者を選んでしまうと、思わぬトラブルに見舞われてしまうかもしれません。

依頼の際は、複数の業者から見積もりを取った上で比較してみてくださいね。

自力で交換取り付けをする方法

次に、自力でインターホンを取り付ける方法についてご紹介していきます。

先にご紹介したように、自力での設置が可能なのは

電源プラグ式&乾電池式のインターホン

限定です。

それ以外のタイプのインターホンを設置したい場合は、必ず専門業者へ依頼しましょう。

自力でのインターホン取り付け方法

玄関子機
  • 室内機器のacプラグを抜く
  • ドライバーを使い既存の玄関子機・露出ケースを取り外す
  • 新しい玄関子機を露出ケースから取り外す
  • 新しい玄関子機の露出ケースを取り付ける
  • 配線を玄関子機に接続する
  • 玄関子機を取り付ける
モニター親機
  • 既存の親機を持ち上げて取り外す
  • 既存の壁掛け用金具を取り外す
  • 配線をモニター親機に接続する
  • モニター親機を取り付ける
  • 玄関子機とモニター親機、どちらも取り付けてからコンセントを差して完成

かかる費用は設置に使う工具代くらいなので、2,000円程度ですみます。

とどこおりなく作業が進めば、約10〜15分で取り付けが完了するでしょう。

コンクリートに取り付けたい場合はどうする?

コンクリートに玄関子機を取り付ける場合、まず「ボックス」の有無を確認しなくてはなりません。

既存の玄関子機の取り外し跡の上下に4mmほどのネジ穴が確認できれば、ボックスがある状態になります。

ボックスがある場合は、上記でご紹介した方法で簡単に取り付けることができます。

一方ボックスがない場合、電動ドリルなどの工具を使ってコンクリートの壁に下穴を開けなくてはなりません。

下穴を開けたらプラグアンカーを打ち込み、ビスをプラグアンカーにねじこんで子機を取り付けることになります。

DIYでできないことはないですが、もし面倒と感じるなら業者にお願いした方が無難でしょう。

まとめ

インターホンの取り付け方法と費用についてご紹介してきました。

自力で取り付けられるのは電源プラグ式&乾電池式のインターホンのみで、その他は業者への依頼が必要と覚えておくと良いでしょう。

費用がかからないのは自力で取り付ける方法ですが、業者に依頼したとしてもそれほど高額な費用はかかりません。

業者に取り付けてもらえば故障したり不具合が起きたりした場合も安心なので、自分でメンテナンスするのが面倒だという方は業者にお願いした方が良いかもしれません。

  • 自力での取り付けのメリットは節約と時短
  • 業者による取り付けのメリットは安心感と正確さ

です。

導入するインターホンのタイプも考慮の上、取り付け方法を検討してみてくださいね。